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Oracle Solaris の管理: デバイスとファイルシステム Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
次のタスクマップおよびセクションの記述を使って、iSNS サーバーを構成できます。
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これらのタスクの実行後に、iSNS サーバーが最低限の動作を行います。すべてのクライアントは、デフォルト発見ドメイン内に存在し、未割り当ての状態です。それぞれは、相互に識別してアクセスできます。
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次のセクションでは、iSNS 環境の設定手順について説明します。次の内容について説明します。
このセクションでは、iSNS サービスのデフォルト管理設定を変更して、iSNS デーモンを開始する手順について説明します。iSNS サーバーの起動後に設定を変更した場合は、iSNS サーバーを更新する必要があります。データの格納位置を変更した場合は、iSNS サーバーを再起動する必要があります。
これらの操作の詳細は、isns(1M) コマンドのマニュアルページを参照してください。
iSNS サーバーパッケージをインストールして、iSNS サービスを開始します。
# pkg install service/storage/isns
# svcadm enable isns_server
# svcs svc:/network/isns_server:default STATE STIME FMRI online 16:10:49 svc:/network/isns_server:default
デフォルトでは、iSNS サーバーが使用できないときに、すべてのクライアントに通知されます。これらの通知を無効にするには、Management_SCNs_Enabled プロパティーを変更します。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Oracle Solaris の管理: セキュリティーサービス』の「RBAC の初期構成 (タスクマップ)」を参照してください。
# svccfg -s svc:/network/isns_server setprop config/Management_SCN_Enabled=false
# svcadm refresh svc:/network/isns_server
デフォルトの再試行回数は 3 です。3 回照会してもサーバーから応答がない場合、そのクライアントは無効として登録されます。再試行回数を変更するには、ESI Retry Threshold プロパティーの値を変更します。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Oracle Solaris の管理: セキュリティーサービス』の「RBAC の初期構成 (タスクマップ)」を参照してください。
# svccfg -s svc:/network/isns_server setprop config/ESI_retry_threshold_count=6
# svcadm refresh svc:/network/isns_server
クライアントデータを含むファイルのデフォルト位置および名前は、/etc/isns/isnsdata.xml です。バックアップ iSNS サーバーを 1 つ以上含む複雑なネットワーク環境の場合は、データストアはすべてのサーバーが使用可能な共通位置に存在する必要があります。新しい位置を指定するには、data_store_location プロパティーを使用します。ファイルの名前も変更できます。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Oracle Solaris の管理: セキュリティーサービス』の「RBAC の初期構成 (タスクマップ)」を参照してください。
# svccfg -s svc:/network/isns_server setprop config/data_store_location="/etc/isns2/isns_data.xml"
# svcadm restart svc:/network/isns_server
このセクションでは、コマンド行インタフェースを使用して iSNS サーバーを構成する手順を示します。次の内容について説明します。
これらの手順では、isnsadm(1M) コマンドを使用します。すべてのコマンドオプションの完全な説明については、マニュアルページを参照してください。
# isnsadm show-config Data Store Location: /etc/isns/isnsdata.xml Entity Status Inquiry Non-Response Threshold: 3 Management SCN Enabled: yes Authorized Control Node Names: -
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Oracle Solaris の管理: セキュリティーサービス』の「RBAC の初期構成 (タスクマップ)」を参照してください。
# isnsadm enable-dd-set Default
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Oracle Solaris の管理: セキュリティーサービス』の「RBAC の初期構成 (タスクマップ)」を参照してください。
# isnsadm create-dd-set set_name
# isnsadm enable-dd-set set_name
# isnsadm list-dd-set -v DD Set name: Default State: Enabled DD Set name:set_name State: Enabled
発見ドメインセットのリストには、デフォルト発見ドメインセットおよび新規のドメインセットが含まれます。
新規の発見ドメインは、デフォルト発見ドメインセットのメンバーです。これらを作成したあとに、新しい発見ドメインセットに追加できます。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Oracle Solaris の管理: セキュリティーサービス』の「RBAC の初期構成 (タスクマップ)」を参照してください。
# isnsadm create-dd domain_name
# isnsadm list-dd-set DD name: name DD set(s): Default
このタスクでは、発見ドメインをデフォルト発見ドメインセットから削除して、指定した発見ドメインセットに追加します。新しい発見ドメインセットが有効になっているため、iSNS サーバーはその発見ドメイン内のすべてのクライアントを発見できます。
この発見ドメインおよび発見ドメインセット内のメンバーを一覧表示するために、権限は不要です。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Oracle Solaris の管理: セキュリティーサービス』の「RBAC の初期構成 (タスクマップ)」を参照してください。
# isnsadm list-dd -v
# isnsadm list-dd-set
# isnsadm add-dd domain_name -s set_name
# isnsadm list-dd-set -v domain_name
始める前に
クライアントの管理インタフェースを使用して、クライアントを登録します。iSCSI 構成機能を使用し、iSNS サーバーの IP アドレスを指定して、iSNS サーバーがクライアントを発見できるようにします。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Oracle Solaris の管理: セキュリティーサービス』の「RBAC の初期構成 (タスクマップ)」を参照してください。
# isnsadm list-node iSCSI Name: iqn.1986-03.com.sun:01:000e0c9f10da.45173FEA.engr Alias: STK5320_NAS Type: Target . iSCSI Name: iqn.1986-03.com.sun:01:000e0c9f10da.454F00A2.acct Alias: Type: Initiator
出力には、クライアントの iSCSI 名が表示されます。
# isnsadm list-dd
# isnsadm add-node -d domain_name iSCSI_Name
たとえば、「STK5320_NAS」という名前のターゲットを Eng-dd 発見ドメインに追加するには:
# isnsadm add-node -d Eng-dd iqn.1986-03.com.sun:01:000e0c9f10da.454F00A2.engr
# isnsadm list-dd -v domain_name
たとえば、Eng-dd 発見ドメインを確認するには:
# isnsadm list-dd -v Eng-dd DD name: Eng-dd DD set: Development-dds iSCSI Name: iqn.1986-03.com.sun:01:000e0c9f10da.45173FEA.engr iSCSI Name: iqn.1986-03.com.sun:01:000e0c9f10da.454F00A2.acct iSCSI name: iqn.1986-03.com.sun:01:e00000000000.46fd8e2b