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Oracle Solaris の管理: デバイスとファイルシステム Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
次のタスクマップでは、リモートシステム上のリムーバブルメディアにアクセスするためのタスクについて説明します。
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システムのメディアドライブを共有するようにシステムを構成すると、そのドライブに読み込まれているメディアがほかのシステムでも使用できるようになります。ただし、音楽用 CD は例外です。メディアドライブを共有すると、そのドライブをマウントするだけで、ドライブにロードされているメディアをほかのシステムでも使用できます。手順については、「リモートシステム上のリムーバブルメディアにアクセスする方法」を参照してください。
例:
# share -F nfs -o ro /media/sol_10_811_sparc
# svcs *nfs*
NFS サーバーサービスが実行中であれば、svcs コマンドの出力は次のようになります。
online 14:28:43 svc:/network/nfs/server:default
NFS サーバーサービスが実行されている場合は、手順 7 に進みます。
NFS サーバーサービスが実行されていない場合は、次の手順に進みます。
# svcadm enable network/nfs/server
NFS デーモンが実行されていることを確認します。
例:
# svcs -p svc:/network/nfs/server:default STATE STIME FMRI online Aug_30 svc:/network/nfs/server:default Aug_30 319 mountd Aug_30 323 nfsd
メディアが使用可能な場合は、その共有構成が表示されます。
# share - /media/sol_10_811_sparc sec=sys,ro ""
例 3-3 ローカルの DVD をほかのシステムで使用可能にする
次の例は、ローカル DVD をネットワーク上のほかのシステムでも使用できるようにする方法を示しています。
# share -F nfs -o ro /media # svcs *nfs* # svcadm enable network/nfs/server # svcs -p svc:/network/nfs/server:default # share - /media/sol_10_811_sparc ro ""
リモートシステム上のメディアを手動でファイルシステムにマウントすることにより、そのメディアにアクセスできるようになります。ただし、リモートシステムが「ローカルのメディアをほかのシステムで使用可能にする方法」の手順に従って、そのメディアを共有していることが必要です。
$ mkdir /directory
ここで /directory は、リモートシステムの DVD のマウントポイントとして作成するディレクトリの名前です。
$ showmount -e system-name
# mount -F nfs -o ro system-name:/media/media-name local-mount-point
マウントするメディアを持つシステムの名前です。
マウントするメディアの名前です。
リモートメディアのマウント先となるローカルディレクトリです。
$ ls /media
例 3-4 リモートシステム上の DVD または CD にアクセスする
次の例は、リモートシステム starbug の sol_10_811_sparc という名前のリモート DVD に、autofs を使って自動的にアクセスする方法を示しています。
$ showmount -e starbug export list for starbug: /media/sol_10_811_sparc (everyone) $ ls /net/starbug/media/ sol_10_811_sparc