Unicode と UTF-8 ロケールのサポート

コンピュータ内のテキスト文字列は、文字コードの連続として表現されます。文字セットは文字と文字コードの間のマッピングです。文字列のエンコーディングに使用される文字セットは、ロケールのもっとも重要な特性の 1 つです。この章では、Oracle Solaris のロケールで使用される文字セットと、その作成に使用されるデータソースについて説明します。この章の内容は次のとおりです。

• 「Unicode の概要」

• 「共通ロケールデータリポジトリ」

• 「UTF-8 以外の文字セットを使用するロケール」

• 「UTF-8 以外のロケールから UTF-8 ロケールへの移行」

誤った文字セットを使用して文字列を表示すると、多くの場合、出力が壊れる結果になります。したがって、別の文字セットを使用するために文字列を変換することが必要な場合があります。そのような変換については「UTF-8 以外のロケールから UTF-8 ロケールへの移行」で説明します。