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Oracle Solaris Cluster Data Service for Oracle Real Application Clusters ガイド Oracle Solaris Cluster 4.0 (日本語) |
6. Oracle RAC のサポート のトラブルシューティング
B. DBMS のエラーおよび記録される警告についての事前設定アクション
SUNW.scalable_asm_diskgroup_proxy 拡張プロパティー
SUNW.scalable_asm_instance_proxy 拡張プロパティー
このプロパティーは、このタイプのリソースからのデバッグメッセージをどのレベルまで記録するかを指定します。デバッグレベルを上げると、より多くのデバッグメッセージがログファイルに書き込まれます。
データ型: 整数
デフォルト: 0
範囲: 0–10
調整可能: いつでも
このプロパティーは、リソースが表すデバイスグループの名前を指定します。このプロパティーには次の項目を設定してください。
既存の Solaris Volume Manager for Sun Cluster 複数所有者ディスクセットの名前。この名前は、ディスクセットの作成に使用した metaset(1M) コマンドで指定したものです。
指定するデバイスグループの要件は次のとおりです。
デバイスグループが既存の有効な複数所有者ディスクセットまたは共有ディスクグループであること。
デバイスグループがリソースをマスターできるすべてのノードでホストされていること。
デバイスグループがスケーラブルデバイスグループリソースをマスターできるすべてのノードからアクセス可能であること。
デバイスグループには、1 つ以上のボリュームを含めます。
データ型: 文字列
デフォルト: デフォルトは定義されていません
範囲: 該当なし
調整可能: 無効の場合
このプロパティーは、リソースの障害モニターが監視する論理ボリュームのリストをコンマ区切り形式で指定します。このプロパティーは省略可能です。このプロパティーの値を指定しないと、デバイスグループ内のすべての論理ボリュームが監視されます。
デバイスグループのステータスは、監視される個々の論理ボリュームのステータスから導出されます。監視対象のすべての論理ボリュームが健全であれば、そのデバイスグループは健全です。いずれかの監視対象の論理ボリュームに障害がある場合、そのデバイスグループには障害があります。
個々の論理ボリュームのステータスを取得するには、そのボリュームのボリュームマネージャーにクエリーします。クエリーを行っても Solaris Volume Manager for Sun Cluster ボリュームのステータスを判別できない場合、障害モニターは、ファイルへの入出力 (I/O) 操作を実行してステータスを確認します。
デバイスグループに障害があることが見つかると、そのグループを表すリソースの監視が停止され、そのリソースは無効状態に変更されます。
注 - ミラー化ディスクの場合、1つのサブミラーだけに障害があっても、デバイスグループは健全であると見なされます。
指定する各論理ボリュームの要件は次のとおりです。
論理ボリュームが存在すること。
論理ボリュームが、diskgroupname プロパティーが指定するデバイスグループに含まれていること。
論理ボリュームが、スケーラブルデバイスグループリソースをマスターできるすべてのノードからアクセス可能であること。
データ型: 文字列配列
デフォルト: ""
範囲: 該当なし
調整可能: いつでも
このプロパティーは、プロセス監視機能 (PMF) による障害モニターの再起動の最大試行回数を指定します。
データ型: 整数
デフォルト: 4
範囲: 範囲は定義されていません
調整可能: いつでも
このプロパティーは、PMF が障害モニターの再起動回数をカウントする期間を分単位で指定します。
データ型: 整数
デフォルト: 2
範囲: 範囲は定義されていません
調整可能: いつでも