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Oracle® Forms Oracle Forms 6iからOracle Forms 11g
へのアップグレード11gリリース1(11.1.1)

B61379-01
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12 メニュー・パラメータ

使用可能なツールを合理化し、FormsアプリケーションをWeb用に構築するための開発プロセスを簡素化するために、Webデプロイに適用できないメニュー・パラメータが削除されています。

Oracle Formsにアップグレードする際に、すべてのメニュー・パラメータがアプリケーションから削除されます。

12.1 事前定義済のメニュー・パラメータ

事前定義されているメニュー・パラメータには、UNやPWなどの名前が付いています。これらのメニュー・パラメータを使用すると、:UNや:PWなど、メニュー項目に添付されているPL/SQLコードのバインド変数を参照できました。

以前のバージョンのFormsからアップグレードする際は、次の表の廃止された事前定義済メニュー・パラメータのかわりに、推奨されるビルトインを使用してください。

表12-1 廃止された事前定義済メニュー・パラメータ

廃止されたパラメータ 推奨されるビルトイン

:UN

GET_APPLICATION_PROPERTY(USERNAME)

:PW

GET_APPLICATION_PROPERTY(PASSWORD)

:LN

GET_APPLICATION_PROPERTY(USER_NLS_LANG)

:AD

GET_FORM_PROPERTY(NAME_IN('SYSTEM.CURRENT_FORM'),FILE_NAME)

:SO

:SYSTEM.TRIGGER_MENUOPTION

:TT

キャラクタ・モード環境にのみ関連します。このパラメータの代替はありません。


12.2 ユーザー定義のメニュー・パラメータ

ユーザー定義のメニュー・パラメータは、Oracle Formsで廃止されています。MENU_PARAMETERビルトインまたはAPPLICATION_PARAMETERビルトインをコールするメニュー項目では、メニュー・パラメータの値を定義できました。

実行時に、カスタマイズ不可能な「問合せパラメータ」ダイアログ・ボックスを使用すれば、メニュー項目の検査または変更が可能でした。「問合せパラメータ」ダイアログ・ボックスに関連付けられているビルトイン(TERMINATEなど)も廃止されています。詳細は、第4章「ビルトイン、パッケージ、定数、構文」を参照してください。

したがって、廃止されたユーザー定義のパラメータを置き換えるために、これらを手動でグローバル変数(:GLOBAL)として再定義します。パラメータの初期値プロパティをエミュレートするには、メニュー起動コードで代替のグローバル変数を初期化します。

MENU_PARAMETERビルトインを使用してポップアップ表示するダイアログ・ボックスなどの機能については、代替機能はありません。ただし、Formsを使用してダイアログを作成すれば、この機能をエミュレートできます。