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Oracle® Fusion Middleware Oracle Identity Manager管理者ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B62264-03
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17 オフライン・プロビジョニングの有効化

オンライン・プロビジョニングでは、複数のプロビジョニング操作が順々に実行されます。たとえば、5つのリソースを5人のOIMユーザーに割り当てる(プロビジョニングする)リクエストを作成すると、システムでは次のように処理が行われます。

この章の内容は次のとおりです。


注意:

ワークフローによっては、Oracle Identity Manager 11gアーキテクチャでのオフラインの有効化が必要ではない場合があります。この機能は、今後、廃止される可能性があります。


17.1 オフライン処理の特徴

オフライン・プロビジョニングの特徴は、次のとおりです。

17.2 オフライン・プロビジョニングの有効化と無効化

前述のように、オフライン・プロビジョニングは、リソース・オブジェクト・レベルで有効化します。オフライン・プロビジョニングは、「プロセス定義」フォームで「自動保存フォーム」オプションがすでに選択されている場合のみ適用できます。

オフライン・プロビジョニングを有効化するには:

  1. Oracle Identity Manager Design Consoleにログインします。

  2. 「リソース管理」を展開し、「リソース・オブジェクト」をダブルクリックします。

  3. オフライン・プロビジョニングを有効化するリソース・オブジェクトを検索して開きます。

  4. 「リソース・オブジェクト」フォームで、オフライン・プロビジョニングを選択します。これにより、リソースの有効化、無効化および失効化の操作に対してオフライン・プロビジョニングが有効になります。

    オフライン・プロビジョニングオプションを選択していない場合は、特定のリソースのプロビジョニング、有効化、無効化および失効化の操作はオンラインで行われます。

  5. 「保存」アイコンをクリックします。

オフライン・プロビジョニングを無効化するには:

  1. Oracle Identity Manager Design Consoleにログインします。

  2. 「リソース管理」を展開し、「リソース・オブジェクト」をダブルクリックします。

  3. オフライン・プロビジョニングを有効化するリソース・オブジェクトを検索して開きます。

  4. 「リソース・オブジェクト」フォームで、オフライン・プロビジョニングチェック・ボックスの選択を解除します。

  5. 「保存」アイコンをクリックします。

17.3 オフライン・プロビジョニング関連のレポート

オンライン・プロビジョニング、有効化、無効化または失効化の操作が失敗した場合は、エラー・メッセージとその操作に関するその他の情報がUIに表示されます。Oracle BI Publisherの「オフライン・リソース・プロビジョニング・メッセージ」レポートに、すべてのエラー・メッセージが格納されます。

17.4 失敗したオフライン・メッセージの削除スケジュール済タスクの構成

失敗したプロビジョニング操作のOPS表からの削除をスケジュールするために、失敗したオフライン・メッセージの削除スケジュール済タスクを構成します。このスケジュール済タスクの構成中に、より古い失敗したメッセージの削除(日付)属性の値を設定します。

スケジュール済タスクの処理については、第2章「スケジュール済タスクの管理」を参照してください。