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Oracle® Fusion Middleware Oracle Java CAPS Migration Toolユーザーズ・ガイド
11g リリース1 (11.1.1.6.0)
B66433-01
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2 Oracle Java CAPS Migration Toolのインストール

この章では、Oracle Java CAPS Migration Toolおよび関連するJARファイルのインストール方法と、移行のためのOracle Java CAPS環境の構成方法について説明します。

この章には次のトピックが含まれます:

2.1 インストールについて

移行ツールはZIPファイルで提供され、ツールをインストールするには、このファイルをダウンロードして解凍するだけです。インストールに含まれるファイルは次のとおりです。

移行ツールを使用する前に、追加のJARファイルをインストールして、Oracle Java CAPS IDEを構成する必要があります。両方のプロセスについて、この章で説明します。

2.1.1 前提条件

移行ツールを実行するには、次のものがインストール済で、移行ツールの場所からそれらにアクセス可能である必要があります。

  • Oracle Fusion Middleware (特に、oracle_commonディレクトリ)

  • Oracle SOA Suite

また、プロジェクトによっては移行の前に再ビルドして再デプロイする必要があるため、Oracle Java CAPS 6.xまたは5.xにアクセス可能である必要があります。

2.2 移行ツールのインストール

移行ツールのインストールでは、使用しているコンピュータ上の場所へのツールの解凍、追加のJARファイルのインストール、およびOracle Java CAPS環境の構成を行います。

移行ツールをインストールする手順は、次のとおりです。

  1. ツールを保存するコンピュータ上のフォルダにMigrationTool.zipをダウンロードします。

  2. ZIPファイルを解凍します。

サードパーティのJARファイルをインストールする手順は、次のとおりです。

Oracle Java CAPS環境を設定する手順は、次のとおりです。

Oracle Java CAPS IDEに新しいフラグを追加すると、生成されるEARファイルですべてのJCDのJavaコードが保持されるようになり、これは移行を正常に完了するために必要です。

  1. Javaコラボレーション定義(JCD)が含まれるOracle Java CAPS 6.xリポジトリ・プロジェクトを移行する場合は、次の手順を実行します。

    1. Oracle Java CAPSホーム・ディレクトリ内の/netbeans/etcにナビゲートします。

    2. テキスト・エディタでnetbeans.confを開きます。

    3. netbeans_default_optionsプロパティの最後(終了の二重引用符の前)に、次のフラグを追加します。

      -J-Drun.mode=debug
      
    4. このファイルを保存して閉じます。

  2. Oracle Java CAPS 5.xプロジェクトを移行する場合は、次の手順を実行します。

    1. Oracle Java CAPSホーム・ディレクトリ内の/edesigner/binにナビゲートします。

    2. テキスト・エディタでruned.batを開きます。

      ファイルをダブルクリックして開かないでください。ファイルをダブルクリックすると、Enterprise Designerが起動します。

    3. netbeans_default_optionsプロパティの最後(終了の二重引用符の前)に、次のフラグを追加します。

      "-J-Drun.mode=debug"
      
    4. このファイルを保存して閉じます。