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Oracle® Virtual Assembly Builderユーザーズ・ガイド
11g リリース1 (11.1.1.6)
B66713-01
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A コマンドライン・リファレンス

この付録には、Oracle Virtual Assembly Builderに組み込まれているabctlコマンドに関する情報が記載されています。

A.1 コマンド

この項では、使用可能なコマンドについて説明します。コマンドは、次の2つのカテゴリに分けられます。

Oracle Virtual Assembly Builder Studioがインストールされている場合、すべてのコマンドを使用できます。Oracle Virtual Assembly Builder Deployerのみがインストールされている場合、一部のコマンドが使用できます。表A-1に、インストールされているOracle Virtual Assembly Builderコンポーネントに応じて使用可能なコマンドを示します。

表A-1 インストール・タイプ別の使用可能なコマンド

コマンド名と項 インストール・タイプに対するコマンドの可用性
デプロイヤのみのインストール Studioのみのインストール Studioおよびデプロイヤのインストール

A.1.1項「addAssemblyUsers」


A.1.2項「addTargetUser」


A.1.3項「addToAssembly」


不可

A.1.4項「captureFileSets」


不可

A.1.5項「connectEndpoints」


不可

A.1.6項「createAssembly」


不可

A.1.7項「createAssemblyArchive」


A.1.8項「createAssemblyInstance」


A.1.9項「createDeployerConnection」


A.1.10項「createEMConnection」


不可

A.1.11項「createExternalResources」


不可

A.1.12項「createTags」


A.1.13項「createTarget」


A.1.14項「createTemplate」


不可

A.1.15「delete」


不可

A.1.16項「deleteAssemblyArchive」


A.1.17項「deleteAssemblyInstance」


A.1.18項「deleteDeployerConnection」


A.1.19項「deleteEMConnection」


不可

A.1.20項「deleteEMAssemblyArchive」


不可

A.1.21項「deleteFailedAssemblyInstances」


A.1.22項「deleteRequests」


A.1.23項「deleteTags」


A.1.24項「deleteTarget」


A.1.25項「deployAssemblyInstance」


A.1.26項「describeApplianceInstances」


A.1.27項「describeAssemblyArchives」


A.1.28項「describeAssemblyInstances」


A.1.29項「describeAssemblyUsers」


A.1.30項「describeCatalog」


不可

A.1.31項「describeDeployer」


A.1.32項「describeDeployerConnections」


不可

A.1.33項「describeDeploymentPlans」


不可

A.1.34項「describeEMAssemblyArchives」


不可

A.1.35項「describeEMConnection」


不可

A.1.36項「describeEndpoints」


不可

A.1.37項「describeRegistrations」


A.1.38項「describeRequests」


A.1.39項「describeScalingGroups」


A.1.40項「describeTags」


A.1.41項「describeTargetConfigurations」


A.1.42項「describeTargetNames」


A.1.43項「describeTargetUsers」


A.1.44項「describeTargets」


A.1.45項「describeUserTargets」


A.1.46項「describeVnets」


A.1.47項「downloadAssemblyArchive」


A.1.48項「downloadAssemblyMetadata」


A.1.49項「downloadDeploymentPlan」


A.1.50項「downloadEMAssemblyArchive」


不可

A.1.51項「export」


不可

A.1.52項「getDefaultTarget」


A.1.53項「getTargetType」


A.1.54項「help」


A.1.55項「import」


不可

A.1.56項「importExternalTemplate」


不可

A.1.57項「introspectCoherenceWeb」


不可

A.1.58項「introspectGenericProd」


不可

A.1.59項「introspectOHS」


不可

A.1.60項「introspectOTD」


不可

A.1.61項「introspectRACDB」


不可

A.1.62項「introspectSIDB」


不可

A.1.63項「introspectSOA」


不可

A.1.64項「introspectTuxedo」


不可

A.1.65項「introspectWebCache」


不可

A.1.66項「introspectWLS」


不可

A.1.67項「redeployAssemblyInstance」


不可

A.1.68項「registerAssemblyArchive」


A.1.69項「removeAssemblyUsers」


不可

A.1.70項「removeTargetUsers」


A.1.71項「restartAssemblyInstance」


A.1.72項「scale」


A.1.73項「setDefaultTarget」


A.1.74項「startAssemblyInstance」


A.1.75項「stopAssemblyInstance」


A.1.76項「undeployAssemblyInstance」


A.1.77項「unregisterAssemblyArchive」


A.1.78項「updateAssemblyArchive」


A.1.79項「updateTarget」


A.1.80項「uploadAssemblyArchive」


A.1.81項「uploadEMAssemblyArchive」


不可

A.1.82項「version」



A.1.1 addAssemblyUsers

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.1.1 シノプシス

$ abctl addAssemblyUsers -assembly String -user String... -connectionName String

A.1.1.2 説明

1人以上のユーザーをアセンブリに追加します。

A.1.1.3 オプション

表A-2に、addAssemblyUsersのコマンド・オプションを示します。

表A-2 addAssemblyUsersのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-assembly

a

必須

なし

アセンブリの名前を表す文字列。

ユーザーを追加するアセンブリを指定します。

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。

-user

u

必須

なし

追加するユーザー名を表す文字列。

アセンブリに追加する1人以上のユーザーを指定します。


A.1.1.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.1.4.1 アセンブリへのユーザーの追加
$ abctl addAssemblyUsers -assembly MyAssembly -user User1 User2

A.1.2 addTargetUser

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.2.1 シノプシス

$ abctl addTargetUser -user String -target String [-properties String...] 
-connectionName String

A.1.2.2 説明

ユーザーをターゲットに追加します。

A.1.2.3 オプション

表A-3に、addTargetUserのコマンド・オプションを示します。

表A-3 addTargetUserのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-user

u

必須

なし

ユーザーのユーザー名を表す文字列。

ユーザーのユーザー名。

-target

t

必須

なし

ユーザーを追加するターゲットを表す文字列。

ユーザーを追加するターゲット。

-properties

p

省略可

なし

ユーザーに適用するプロパティ=値のペアを表す文字列。

ユーザーに適用するプロパティ。

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。


A.1.2.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.2.4.1 1つのアセンブリへの複数のユーザーの追加
$ abctl addTargetUser -user Username -target Targetname -connectionName MyDeployerConnection

A.1.3 addToAssembly

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.3.1 シノプシス

$ abctl addToAssembly -name String -into String

A.1.3.2 説明

既存のアプライアンスまたはアセンブリを別の既存のアセンブリに追加します。

A.1.3.3 オプション

表A-4に、addToAssemblyのコマンド・オプションを示します。

表A-4 addToAssemblyのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-name

n

必須

なし

既存のアプライアンスまたは原子性アセンブリの名前。

追加する既存のアプライアンスまたは原子性アセンブリの名前。

-into

i

必須

なし

非原子性アセンブリの名前。

移入する既存のアセンブリの名前。


A.1.3.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.3.4.1 既存のアセンブリへのアプライアンスの追加
$ abctl addToAssembly -name myAppliance -into myAssembly

A.1.4 captureFileSets

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.4.1 シノプシス

$ abctl captureFileSets -name String [-remoteHost String] [-remoteUser String] [-sudoUser String] [-remoteWorkingDir Path] [-remoteCleanup] [-privateKeyFile Path] [-quiet] [-force]

A.1.4.2 説明

指定されたアプライアンスまたはアセンブリのファイル・セットを作成します。

A.1.4.3 オプション

表A-5に、captureFileSetsのコマンド・オプションを示します。

表A-5 captureFileSetsのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-remoteHost

rh

省略可

なし

該当なし

ホスト名またはIPアドレスと、リモート・マシンのSSHポート(オプション)。設定する場合は、remoteUserも指定する必要があります。

-remoteUser

ru

省略可

なし

該当なし

リモート・マシンへのアクセスに使用するSSHユーザーの名前。設定する場合は、remoteHostも指定する必要があります。

-sudoUser

su

省略可

なし

sudoユーザーのユーザー名。

操作の実行前と同様の、sudoを実行するリモート・マシンのユーザーの名前。sudoユーザーは、Oracle Virtual Assembly Builder Studioの実行ユーザーと同じであることに注意してください。

-remoteWorkingDir

rwd

省略可

/tmp/abRemote_<remote user name>

該当なし

作業するリモート・マシンのパス。設定する場合は、remoteUserおよびremoteHostも指定する必要があります。

-remoteCleanup

rc

省略可

なし

該当なし

フラグをリモート・クリーンアップします。設定すると、リモート作業ディレクトリは操作後に削除されます。それ以外の場合、ディレクトリは変更されません。設定する場合は、remoteUserおよびremoteHostも指定する必要があります。

-privateKeyFile

pkf

省略可

~/.ssh/id_rsa

秘密鍵ファイルの場所。

ローカル・マシンのSSH秘密鍵ファイル。

-quiet

q

省略可

なし

該当なし

デフォルトでは、詳細な進捗/成功メッセージが表示されます。-quietを設定すると、詳細モードはオフになり、1つまたは2つの進捗/成功メッセージのみが表示されます。

-name

n

省略可

コンポーネント・タイプ名が接頭辞として付いた導出ディレクトリ名。

アプライアンスまたはアセンブリの名前。ネストしたアプライアンスまたはアセンブリは、スラッシュ(/)を使用して参照されます。例: mySite/myOhs

取得するアプライアンスまたはアセンブリの名前を指定します。アセンブリの場合、原子性アセンブリ名のみを指定できます。非原子性アセンブリを取得するには、サブアプライアンスおよびサブアセンブリを個別に取得する必要があります。

-force

f

省略可

なし

該当なし

指定すると、既存のファイル・セットと、そのファイル・セットから作成されるアプライアンス・テンプレートが上書きされます。既存のファイル・セットから作成された登録済アプライアンス・テンプレートがすでに存在する場合、この操作が失敗する可能性があります。ファイル・セットまたはテンプレートが存在しない場合、このフラグは機能しません。


A.1.4.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.4.4.1 ファイル・セットの取得
% abctl captureFileSets -name myOhs -force

A.1.5 connectEndpoints

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.5.1 シノプシス

$ abctl connectEndpoints -from String -fromOutput String -to String -toInput String

A.1.5.2 説明

出力と入力の間に、新しい接続を作成します。出力および入力のプロトコルは一致する必要があります。また、出力および入力の所有者は同じアセンブリに属する必要があります。

A.1.5.3 オプション

表A-6に、connectEndpointsのコマンド・オプションを示します。

表A-6 connectEndpointsのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-from

f

必須

なし

アプライアンスまたはアセンブリの名前。

接続元となるアプライアンスまたはアセンブリの名前。

-fromOutput

fout

必須

なし

アプライアンス出力またはアセンブリ出力。

接続元となるアプライアンス出力またはアセンブリ出力。

-to

t

必須

なし

アプライアンスまたはアセンブリの名前。

接続先となるアプライアンスまたはアセンブリの名前。

-toInput

tin

必須

なし

アプライアンス入力またはアセンブリ入力。

接続先となるアプライアンス入力またはアセンブリ入力。


A.1.5.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.5.4.1 connectEndpoints
% abctl connectEndpoints -from mySite/myOhs -fromOutput output1 -to mySite/myWls -toInput default

A.1.6 createAssembly

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.6.1 シノプシス

$ abctl createAssembly -name String [-defaultNetwork String] [-force]

A.1.6.2 説明

指定された名前のアセンブリがまだ存在しない場合、新しいアセンブリをカタログに作成します。

A.1.6.3 オプション

表A-7に、createAssemblyのコマンド・オプションを示します。

表A-7 createAssemblyのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-name

n

必須

なし

新しいアセンブリの名前。

作成する新しいアセンブリの名前。

-defaultNetwork

dn

省略可

なし

デフォルトvNetの名前。

指定する場合は、アセンブリのデフォルトvNetに使用する名前を指定します。

-force

f

省略可

なし

該当なし

-forceを設定すると、新しく作成されるアセンブリと同じ名前を使用して、カタログ内の既存のアプライアンスまたはアセンブリが上書きされます。


A.1.6.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.6.4.1 アセンブリの作成
$ abctl createAssembly -name myAssembly -defaultNetwork intranet

A.1.7 createAssemblyArchive

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.7.1 シノプシス

$ abctl createAssemblyArchive -name String -platform String [-noCompress] [-force] [-quiet]

A.1.7.2 説明

指定された最上位アセンブリのアセンブリ・アーカイブを作成します。このコマンドは、最上位アセンブリに対してのみ呼び出すことができます。また、アセンブリ内のすべてのサブアプライアンスは、createTemplateコマンドを使用してすでにテンプレート化されている必要があります。

A.1.7.3 オプション

表A-8に、createAssemblyArchiveのコマンド・オプションを示します。

表A-8 createAssemblyArchiveのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-name

n

必須

なし

アプライアンスまたは原子性アセンブリの名前。ネストしたアプライアンスまたはアセンブリは、スラッシュ(/)を使用して参照されます。例: mySite/myOhs。

カタログ内のアプライアンスまたはアセンブリの名前。最上位のアプライアンスまたはアセンブリのみ指定できます。

-platform

p

必須

なし

指定されたアセンブリ用にテンプレートが作成されている有効なプラットフォームを表す文字列。

アセンブリ・アーカイブの作成対象となるターゲット・プラットフォーム。

-force

f

省略可

false

該当なし

指定すると、既存のアセンブリ・アーカイブがオーバーライドされます。アーカイブが存在しない場合、このフラグは機能しません。

-quiet

q

省略可

なし

該当なし

デフォルトでは、詳細な進捗/成功メッセージが表示されます。-quietを設定すると、詳細モードはオフになり、1つまたは2つの進捗/成功メッセージのみが表示されます。


A.1.7.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.7.4.1 アセンブリ・インスタンスの作成
$ abctl createAssemblyArchive -name myWlsAssembly -platform OVM -nocompress

A.1.8 createAssemblyInstance

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.8.1 シノプシス

$ abctl createAssemblyInstance -deploymentPlan Path -name String -version String [-target String] -connectionName String

A.1.8.2 説明

アセンブリのアセンブリ・インスタンスを作成します。

A.1.8.3 オプション

表A-9に、createAssemblyInstanceのコマンド・オプションを示します。

表A-9 createAssemblyInstanceのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-deploymentPath

dp

必須

なし

ディスク上のアセンブリ・デプロイメント・プランへのファイル・パス。

アセンブリ・インスタンスに使用するデプロイメント・プラン・ファイルへのパスを指定します。

-name

n

必須

なし

アセンブリの名前を表す文字列。

アセンブリの名前。

-version

v

必須

なし

アセンブリのバージョンを表す文字列。

アセンブリのバージョン。

-target

t

省略可

なし

ターゲットの名前を表す文字列。

ターゲットの名前。

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤWebサービスへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤWebサービスへの接続の名前。


A.1.8.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.8.4.1 アセンブリ・インスタンスの作成
$ abctl createAssemblyInstance -deploymentPlan c:/MyDeploymentPlan.xml -name MyAssembly -version 1

A.1.9 createDeployerConnection

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.9.1 シノプシス

$ abctl createDeployerConnection -name String -url String [-username String] [-noReviewCert]

A.1.9.2 説明

abctlとデプロイヤの間に、新しい接続を作成します。HTTPSプロトコルを使用して接続を指定する場合、証明書の承認が要求されることがあります。

A.1.9.3 オプション

表A-10に、createDeployerConnectionのコマンド・オプションを示します。

表A-10 createDeployerConnectionのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-name

n

必須

なし

デプロイヤ接続の名前を表す文字列。

デプロイヤ接続の名前。

-url

u

必須

なし

デプロイヤWebサービスのURLを表す文字列。

デプロイヤのURL。

-username

un

省略可

なし

ユーザー名を表す文字列。

デプロイヤWebサービスで認証に使用するユーザー名。

-noReviewCert

nr

省略可

なし

該当なし

設定する場合は、承認用のHTTPS接続証明書を提示しないでください。


A.1.9.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.9.4.1 デプロイヤ接続の作成
$ abctl createDeployerConnection -name WLS1 -url http://localhost:7001

A.1.10 createEMConnection

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.10.1 シノプシス

$ abctl createEmConnection -connectionURL emMachine:port -connectionUser admin -namedHostCredential hostCredential -remoteUser mySshUser -remoteWorkingDir myRemoteWorkingDir [-sshPort port] [-privateKeyFile ~/.ssh/id_rsa]

A.1.10.2 説明

Enterprise Managerソフトウェア・ライブラリへの接続を作成し、接続ファイルで維持します。

リモートEnterprise Managerマシンの完全修飾ホスト名を指定する必要があります。例: myhostのかわりにmyhost.example.com

このコマンドを実行すると、接続パスワードを要求されます。

A.1.10.3 オプション

表A-11に、createEMConnectionのコマンド・オプションを示します。

表A-11 createEMConnectionのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-connectionURL

c

必須

なし

Hostname:port。

EMソフトウェア・ライブラリに接続するためのURL。

-connectionUser

cu

必須

なし

有効なEMソフトウェア・ライブラリ・ユーザー。

EMソフトウェア・ライブラリのユーザー。

-namedHostCredential

n

必須

なし

有効な名前付きホスト資格証明。

名前付きホスト資格証明。

-remoteUser

ru

必須

なし

有効なSSHユーザー。

EMソフトウェア・ライブラリがあるマシンに接続するためのSSHユーザー。

-sshPort

s

省略可

なし

有効なSSHポート番号。

EMソフトウェア・ライブラリ・マシンのSSHポート。

-privateKeyFile

pkf

省略可

なし

~/.ssh/id_rsa, id_rsa

リモートEMソフトウェア・ライブラリ・マシンへのSSHに使用されるローカルSSH秘密鍵ファイル。

-remoteWorkingDir

rwd

必須

なし

/scratch,/home/mydir

アセンブリ・アーカイブがアップロードおよび消費される、EMソフトウェア・ライブラリ・マシン上の有効なディレクトリ。/tmpディレクトリを使用しないことをお薦めします。


A.1.10.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.10.4.1 createEMConnection
$ abctl createEmConnection -connectionURL emMachine:7791 -connectionUser admin -namedHostCredential hostCredential -remoteUser mySshUser -remoteWorkingDir /scratch/myovas [-sshPort 23] [-privateKeyFile ~/.ssh/id_rsa]

A.1.11 createExternalResources

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.11.1 シノプシス

$ abctl createExternalResources -from String [-fromOutput String] [-name String] [-recurse]

A.1.11.2 説明

アプライアンスまたはアセンブリの未接続出力ごとに外部リソースを作成します。

A.1.11.3 オプション

表A-12に、createExternalResourcesのコマンド・オプションを示します。

表A-12 createExternalResourcesのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-from

f

必須

なし

アプライアンスまたはアセンブリの名前。

外部リソースを作成するアプライアンスまたはアセンブリの名前。

-fromOutput

fout

省略可

なし

アプライアンス出力またはアセンブリ出力の名前。

外部リソースを作成するアプライアンス出力またはアセンブリ出力の名前。

-name

n

省略可

なし

新しい外部リソース名。

新しい外部リソース・アプライアンスの名前。このパラメータは、-fromOutputパラメータを使用して個々の出力に対して外部リソースを作成する場合にのみ適用できます。

-recurse

r

省略可

なし

該当なし

指定すると、アセンブリのサブ要素ごとに外部リソースが作成されます。


A.1.11.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.11.4.1 アセンブリの外部リソースの作成
% abctl createExternalResources -from mySite/myWls
A.1.11.4.2 アセンブリの各サブ要素の外部リソースの作成
% abctl createExternalResources -from mySite -r
A.1.11.4.3 jdbc0出力の外部リソースの作成
% abctl createExternalresources -from mySite/myWls -fromOutput jdbc0 -name my_Ext_JDBC

A.1.12 createTags

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.12.1 シノプシス

$ abctl createTags -tag String... -resource String... -connectionName String

A.1.12.2 説明

リソースのタグを1つ以上作成します。

A.1.12.3 オプション

表A-13に、createTagsのコマンド・オプションを示します。

表A-13 createTagsのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-tag

t

必須

なし

タグを指定する一連の名前=値のペア。

リソースにタグ付けする1つ以上のタグを指定します。

-resource

r

必須

なし

タグ付けするオブジェクトのリソースIDを指定する文字列。

タグを適用する1つ以上のリソースを指定します。

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤWebサービスへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤWebサービスへの接続の名前。


A.1.12.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.12.4.1 タグの作成
$ abctl createTags -tag key=value -resource MyResource 

A.1.13 createTarget

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.13.1 シノプシス

$ abctl createTarget -name String -type String -connectionName String [-properties String...] [-default]

A.1.13.2 説明

デプロイメント・ターゲットを作成します。このコマンドは、Oracle VMのターゲットに対して有効になっており、Oracle Exalogicに対しては無効になっています。Oracle Exalogicインストールでは1つのターゲットが事前構成され、変更できません。

次に、createTargetコマンドの必須およびオプションのプロパティを示します。(アスタリスク(*)は必須プロパティを示します)

  • ovm [ovm.url*、ovm.poolName*、ovm.user*、ovm.pwd*、ovm.vmmversion*、ovm.

    vmOperationTimeout]

A.1.13.3 Oracle VM構成

HTTPプロトコルのかわりにTCPを使用してOracle VM 3のターゲット接続を構成することをお薦めします。

TCPを使用して構成するには、"tcp://their-ovm-host:54321"形式のURLを指定します。

A.1.13.4 オプション

表A-14に、createTargetのコマンド・オプションを示します。

表A-14 createTargetのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-name

n

必須

なし

ターゲットの名前を表す文字列。

ターゲットの名前。

-type

t

必須

なし

ターゲットのタイプを表す文字列。使用可能な値はovmです。

アセンブリ・インスタンス・ターゲットのタイプ。

-properties

p

省略可

なし

ターゲットに設定するプロパティ=値のペアを表す文字列。

ターゲットに設定するプロパティ。

-default

d

省略可

false

該当なし

設定すると、このターゲットがデフォルト・ターゲットであることを示します。

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。


A.1.13.5

次に、コマンド例を示します。

A.1.13.5.1 ターゲットの作成
$ abctl createTarget -name MyTarget -type OVM

A.1.14 createTemplate

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.14.1 シノプシス

$ abctl createTemplate -name String -platform String [-quiet] [-baseImage Path] [-force]

A.1.14.2 説明

指定されたアプライアンスまたはアセンブリのアプライアンス・テンプレートを作成します。

A.1.14.3 オプション

表A-15に、createTemplateのコマンド・オプションを示します。

表A-15 createTemplateのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-baseImage

bi

省略可

指定しないと、コマンドは、$<AB_INSTANCE>/templates/baseImage/OVM/OELからベース・イメージを探そうとします。そこで見つからない場合は、$<ORACLE_HOME>/templates/baseImage/OVM/OELから探そうとします。

有効なベース・イメージへのパス。

アプライアンス・テンプレートの作成に使用する有効なベース・イメージへのパス。

-force

f

省略可

false

該当なし

-forceを設定すると、アセンブリまたはアプライアンスの既存のテンプレートがオーバーライドされます。テンプレートが存在しない場合、このフラグは機能しません。

-name

n

必須

なし

カタログ内のアプライアンスまたはアセンブリの名前。ネストしたアプライアンスまたはアセンブリは、スラッシュ(/)を使用して参照されます。例: mySite/myOhs。

カタログ内のアプライアンスまたはアセンブリの名前。

-platform

p

必須

なし

OVM、Exalogic

アプライアンス・テンプレートの作成対象となるターゲット・プラットフォーム。

-quiet

q

省略可

false

該当なし

デフォルトでは、詳細な進捗/成功メッセージが表示されます。-quietを設定すると、詳細モードはオフになり、1つまたは2つの進捗/成功メッセージのみが表示されます。


A.1.14.4

次に、このコマンドの例を示します。

A.1.14.4.1 有効なベース・イメージが見つからない場合
$ abctl createTemplate -name myOhs -platform OVM
Executing createTemplate command.
Error: OAB-7389: Failed to create VM template for myOhs.
Caused by: OAB-20343: Unable to locate a valid default base image.
  Action: Specify a base image location, or place a base image in default location. Refer to user guide for detail.
A.1.14.4.2 指定されたOSタイプのテンプレートがすでに存在する場合
$ abctl createTemplate -name myOhs -platform OVM
Executing createTemplate command.
Error: OAB-7389: Failed to create VM template for myOhs.
Caused by: OAB-20120: Appliance myOhs already has template for OEL.
  Action: Use -force flag to override existing template.
A.1.14.4.3 テンプレート作成が成功した場合
$ abctl createTemplate -name myOhs -platform OVM -baseImage /private/baseImage/OVM/OEL/System.img
Executing createTemplate command.
Set the root and vnc passwords that will be configured in the template.
Enter root password:
Retype root password:
Enter vnc password:
Retype vnc password:
  Step 1 of 2: Creating template for appliance myOhs started.
    Step 1 of 6: Copying base image to catalog started.
    Step 2 of 6: Copying base image to catalog completed.
    Step 3 of 6: Creating AB image started.
    Step 4 of 6: Creating AB image completed.
    Step 5 of 6: Creating product disk for myOhs_root started.
    Step 6 of 6: Creating product disk for myOhs_root completed.
  Step 2 of 2: Creating template for appliance myOhs completed.
Successfully created template for myOhs.

A.1.15 delete

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.15.1 シノプシス

$ abctl delete [-name] String [-archiveOnly]

A.1.15.2 説明

指定された名前のアプライアンスまたはアセンブリを削除します。最上位のアプライアンスまたはアセンブリのみを削除できます。ネストしたアプライアンスまたはアセンブリは、このコマンドを使用して削除できません。また、登録済のアプライアンスまたはアセンブリも削除できません。

A.1.15.3 オプション

表A-16に、deleteのコマンド・オプションを示します。

表A-16 deleteのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-name

n

必須

なし

最上位のアプライアンスまたはアセンブリの名前。

削除する最上位のアプライアンスまたはアセンブリの名前。

-archiveOnly

o

省略可

なし

該当なし

指定すると、アセンブリ・アーカイブのみが削除されます。アセンブリの他の部分はそのまま残ります。


A.1.15.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.15.4.1 ネストしたアプライアンス/アセンブリの削除の試行
$ abctl delete -name mySite/myOhs
Executing delete command.
Error: OAB-7672: Unable to delete mySite/myOhs from catalog.
  Cause: Nested appliance or assembly cannot be deleted. 
  Action: Use AbStudio (GUI) to delete nested appliances or assemblies.
A.1.15.4.2 成功した削除
$ abctl delete -name myOhs
Executing delete command.
Successfully deleted myOhs.
A.1.15.4.3 アーカイブのみの削除
$ abctl delete -name myOhs -archiveOnly
A.1.15.4.4 失敗した削除
$ abctl delete -name myOhs
Deleted metadata
Deleted File Sets
Error: Failed to delete templates. 

A.1.16 deleteAssemblyArchive

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.16.1 シノプシス

$ abctl deleteAssemblyArchive -name String [-version String] -connectionName String

A.1.16.2 説明

デプロイヤからアセンブリを削除します。この操作は、アセンブリ・アーカイブの登録がない場合にのみ実行できます。

A.1.16.3 オプション

表A-17に、deleteAssemblyArchiveのコマンド・オプションを示します。

表A-17 deleteAssemblyArchiveのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-name

n

必須

なし

アセンブリの名前を表す文字列。

デプロイヤのアセンブリの名前。

-version

v

省略可

デプロイヤによって割り当てられた最新のバージョン番号。

アセンブリのバージョンを表す文字列。

デプロイヤから削除するアセンブリのバージョンを指定します。

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。


A.1.16.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.16.4.1 アセンブリの削除
$ abctl deleteAssemblyArchive -name TheAssemblyArchive -version 1

A.1.17 deleteAssemblyInstance

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.17.1 シノプシス

$ abctl deleteAssemblyInstance -assemblyInstanceId String -connectionName String

A.1.17.2 説明

アセンブリ・インスタンスを削除します。

この操作は、アセンブリ・インスタンスがアンデプロイ状態の場合のみ実行できます。

A.1.17.3 オプション

表A-18に、deleteAssemblyInstanceのコマンド・オプションを示します。

表A-18 deleteAssemblyInstanceのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-assemblyInstanceId

d

必須

なし

assemblyInstanceIdを表す文字列。

削除するアセンブリ・インスタンスの識別子。

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。


A.1.17.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.17.4.1 アセンブリ・インスタンスの削除
$ abctl deleteAssemblyInstance -assemblyInstanceId MyId

A.1.18 deleteDeployerConnection

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.18.1 シノプシス

$ abctl deleteDeployerConnection [-name] String

A.1.18.2 説明

デプロイヤへの接続を削除し、接続ファイルから接続を削除します。

A.1.18.3 オプション

表A-19に、deleteDeployerConnectionのコマンド・オプションを示します。

表A-19 deleteDeployerConnectionのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-name

n

必須

なし

デプロイヤ接続の名前を表す文字列。

デプロイヤ接続の名前。


A.1.18.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.18.4.1 デプロイヤへの接続の削除
$ abctl deleteDeployerConnection -name WLS1

A.1.19 deleteEMConnection

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.19.1 シノプシス

$ abctl deleteEMConnection

A.1.19.2 説明

EMソフトウェア・ライブラリへの接続を削除します。

A.1.19.3 オプション

ありません。

A.1.19.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.19.4.1 EM接続の削除
$ abctl deleteEMConnection 

A.1.20 deleteEMAssemblyArchive

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.20.1 シノプシス

$ abctl deleteEMAssemblyArchive -name String -version String

A.1.20.2 説明

Enterprise Managerソフトウェア・ライブラリから指定されたバージョンのアセンブリ・アーカイブを削除します。

A.1.20.3 オプション

表A-20に、deleteEMAssemblyArchiveのコマンド・オプションを示します。

表A-20 deleteEMAssemblyArchiveのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-name

n

必須

なし

アセンブリ・アーカイブの名前

EMソフトウェア・ライブラリから削除するアセンブリ・アーカイブの名前。

-version

v

必須

なし

1.0、1.2、2.0など。

EMソフトウェア・ライブラリから削除するアセンブリ・アーカイブのバージョン。


A.1.20.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.20.4.1 EMアセンブリ・アーカイブの削除
% abctl deleteEMAssemblyArchive -name archiveName -version 1.2

A.1.21 deleteFailedAssemblyInstances

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.21.1 シノプシス

$ abctl deleteFailedApplianceInstances -applianceId String -applianceInstanceIds String... -connectionName String

A.1.21.2 説明

1つ以上の失敗状態にあるアプライアンス・インスタンスを削除します。

A.1.21.3 オプション

表A-21に、deleteFailedAssemblyInstancesのコマンド・オプションを示します。

表A-21 deleteFailedAssemblyInstancesのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-applianceId

a

必須

なし

アプライアンスのIDを表す文字列。

アプライアンスのID。

-applianceInstanceIds

ai

必須

なし

アプライアンスのIDを表す文字列。

削除する失敗状態にあるアプライアンス・インスタンスのID。

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。


A.1.21.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.21.4.1 失敗したアセンブリ・インスタンスの削除
% abctl deleteFailedApplianceInstances -applianceId MyId -applianceInstanceIds MyInstanceId1

A.1.22 deleteRequests

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.22.1 シノプシス

$ abctl deleteRequests [-requestId String...] -connectionName String

A.1.22.2 説明

1つ以上の以前に完了したリクエストを削除します。

A.1.22.3 オプション

表A-22に、deleteRequestsのコマンド・オプションを示します。

表A-22 deleteRequestsのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。

-requestId

d

省略可

なし

requestIdを表す文字列。

以前に完了したリクエストのrequestId


A.1.22.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.22.4.1 リクエストの削除
$ abctl deleteRequests

A.1.23 deleteTags

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.23.1 シノプシス

$ abctl deleteTags -tag String... -resource String... -connectionName String

A.1.23.2 説明

リソースの1つ以上のタグを削除します。

A.1.23.3 オプション

表A-23に、deleteTagsのコマンド・オプションを示します。

表A-23 deleteTagsのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。

-resource

r

必須

なし

タグを削除するオブジェクトのリソースIDを指定する文字列。

タグを削除する1つ以上のリソースを指定します。

-tag

t

必須

なし

タグを指定する一連の名前=値のペア。

リソースから削除する1つ以上のタグを指定します。


A.1.23.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.23.4.1 タグの削除
$ abctl deleteTags -tag foo -resource MyResource

A.1.24 deleteTarget

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.24.1 シノプシス

$ abctl deleteTarget -name String -connectionName String

A.1.24.2 説明

ターゲットおよびすべての構成情報を削除します。このターゲットが1人のユーザーまたはすべてのユーザーのデフォルトだった場合、そのデフォルトは設定解除されます。

A.1.24.3 オプション

表A-24に、deleteTargetのコマンド・オプションを示します。

表A-24 deleteTargetのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-name

n

必須

なし

ターゲットの名前を表す文字列。

ターゲットの名前。

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。


A.1.24.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.24.4.1 ターゲットの削除
$ abctl deleteTarget -name MyTarget

A.1.25 deployAssemblyInstance

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.25.1 シノプシス

$ abctl deployAssemblyInstance -assemblyInstanceId String -connectionName String
[-waitForComplete] [-pollTime String]

A.1.25.2 説明

アセンブリ・アーカイブをデプロイします。

A.1.25.3 オプション

表A-25に、deployAssemblyInstanceのコマンド・オプションを示します。

表A-25 deployAssemblyInstanceのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-assemblyInstanceId

a

必須

なし

assemblyInstanceIdを表す文字列。

デプロイするアセンブリ・インスタンスの識別子。

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。

-waitForComplete

w

省略可

no

該当なし

非同期操作が正常に完了するまで待機するかどうかを指定します。

-pollTime

pt

省略可

5

秒数を表す文字列。

非同期操作が正常に完了するまで待機する時間を指定します。


A.1.25.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.25.4.1 アセンブリ・インスタンスのデプロイ
$ abctl deployAssemblyInstance -assemblyInstanceId MyId

A.1.26 describeApplianceInstances

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.26.1 シノプシス

$ abctl describeApplianceInstances [-assemblyInstanceId String...] [-applianceInstanceId String...] [-applianceIndex String...] -connectionName String

A.1.26.2 説明

デプロイされた1つ以上のアセンブリ・インスタンスを記述します。

A.1.26.3 オプション

表A-26に、describeApplianceInstancesのコマンド・オプションを示します。

表A-26 describeApplianceInstancesのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-assemblyInstanceId

as

省略可

なし

assemblyInstanceIdを表す文字列。

1つ以上のassemblyInstanceIds

-applianceInstanceId

ap

省略可

なし

applianceIdを表す文字列。

1つ以上のapplianceIds

-applianceIndex

ai

省略可

なし

instanceIdを表す文字列。

1つ以上のinstanceIds

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。


A.1.26.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.26.4.1 アプライアンス・インスタンスの記述
$ abctl describeApplianceInstances

A.1.27 describeAssemblyArchives

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.27.1 シノプシス

$ abctl describeAssemblyArchives [-assembly String...] -connectionName String

A.1.27.2 説明

デプロイヤの1つ以上のアセンブリを記述します。

A.1.27.3 オプション

表A-27に、describeAssemblyArchivesのコマンド・オプションを示します。

表A-27 describeAssemblyArchivesのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-assembly

a

省略可

なし

記述するアセンブリのリスト。

記述するアセンブリを指定します。

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。


A.1.27.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.27.4.1 アセンブリ・アーカイブの記述
$ abctl describeAssemblyArchives -assembly TheAssembly

A.1.28 describeAssemblyInstances

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.28.1 シノプシス

$ abctl describeAssemblyInstances [-assemblyInstanceId String...] -connectionName String

A.1.28.2 説明

1つ以上のアセンブリ・インスタンスを記述します。

A.1.28.3 オプション

表A-28に、describeAssemblyInstancesのコマンド・オプションを示します。

表A-28 describeAssemblyInstancesのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-assemblyInstanceId

a

省略可

なし

アセンブリ・インスタンスIDのカンマ区切りのリスト。

記述する1つ以上のアセンブリ・インスタンスの識別子。

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。


A.1.28.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.28.4.1 アセンブリ・インスタンスの記述
$ abctl describeAssemblyInstances

A.1.29 describeAssemblyUsers

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.29.1 シノプシス

$ abctl describeAssemblyUsers -assembly String -connectionName String

A.1.29.2 説明

アセンブリの1人以上のユーザーを記述します。

A.1.29.3 オプション

表A-29に、describeAssemblyUsersのコマンド・オプションを示します。

表A-29 describeAssemblyUsersのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-assembly

a

省略可

なし

アセンブリの名前を表す文字列。

ユーザーが記述されるアセンブリを指定します。

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。


A.1.29.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.29.4.1 アセンブリ・ユーザーの記述
$ abctl describeAssemblyUsers -assembly MyAssembly

A.1.30 describeCatalog

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.30.1 シノプシス

$ abctl describeCatalog [[-name] String] [-long]

A.1.30.2 説明

カタログのアプライアンスおよびアセンブリをリストします。

A.1.30.3 オプション

表A-30に、describeCatalogのコマンド・オプションを示します。

表A-30 describeCatalogのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-long

l

省略可

該当なし

該当なし

最大、詳細で情報をリストします。互換性のためにのみ組み込まれています。

-name

n

省略可

なし。

アプライアンスまたはアセンブリの名前。ネストしたアプライアンスまたはアセンブリは、スラッシュ(/)を使用して参照されます。例: mySite/myOhs

指定しない場合、カタログ内のすべてのアプライアンスおよびアセンブリが表示されます。アセンブリの名前を指定すると、アセンブリ自体に加えて、サブアプライアンスおよびサブアセンブリもリストされます。アプライアンスの名前を指定すると、そのアプライアンスのみがリストされます。


A.1.30.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.30.4.1 長い形式でのカタログの記述
$ abctl describeCatalog -name myAssembly -long

A.1.31 describeDeployer

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.31.1 シノプシス

$ abctl describeDeployer -connectionName String

A.1.31.2 説明

デプロイヤ・インスタンスを記述します。

A.1.31.3 オプション

表A-31に、describeDeployerのコマンド・オプションを示します。

表A-31 describeDeployerのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。


A.1.31.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.31.4.1 デプロイヤの記述
$ abctl describeDeployer

A.1.32 describeDeployerConnections

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.32.1 シノプシス

$ abctl describeDeployerConnections

A.1.32.2 説明

構成されたデプロイヤ接続を記述します。

A.1.32.3 オプション

ありません。

A.1.32.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.32.4.1 デプロイヤ接続の記述
$ abctl describeDeployerConnections

A.1.33 describeDeploymentPlans

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.33.1 シノプシス

$ abctl describeDeploymentPlans [-name String] [-plan String] [-long]

A.1.33.2 説明

使用可能なデプロイメント・プランを記述します。

A.1.33.3 オプション

表A-32に、describeDeploymentPlansのコマンド・オプションを示します。

表A-32 describeDeploymentPlanのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-name

n

省略可

.*

任意の正規表現。

1つまたは複数のアセンブリの名前。正規表現として指定します。

-plan

p

省略可

.*

任意の正規表現。

1つまたは複数のプランの名前。正規表現として指定します。

-long

l

省略可

なし

該当なし

長いバージョンの情報が必要かどうかを示すフラグです。


A.1.33.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.33.4.1 デプロイメント・プランの記述
$ abctl describeDeploymentPlans -name myAssembly -plan myPlan -long

A.1.34 describeEMAssemblyArchives

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.34.1 シノプシス

$ abctl describeEMAssemblyArchives [-name nameOfAssemblyArchive]

A.1.34.2 説明

EMソフトウェア・ライブラリ内のアセンブリ・アーカイブを記述します。

A.1.34.3 オプション

表A-33に、describeEMAssemblyArchivesのコマンド・オプションを示します。

表A-33 describeEMAssemblyArchivesのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-name

n

省略可

.*

既存のアセンブリ・アーカイブ名。

1つまたは複数のアセンブリの名前。正規表現として指定します。


A.1.34.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.34.4.1 EMアセンブリ・アーカイブの記述
$ abctl describeEMAssemblyArchives [-name nameOfAssemblyArchive]

A.1.35 describeEMConnection

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.35.1 シノプシス

$ abctl describeEMConnection

A.1.35.2 説明

構成されたEMソフトウェア・ライブラリ接続を記述します。

A.1.35.3 オプション

ありません。

A.1.35.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.35.4.1 EM接続の記述
$ abctl describeEMConnection

A.1.36 describeEndpoints

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.36.1 シノプシス

$ abctl describeEndpoints -name String [-recurse]

A.1.36.2 説明

アプライアンスまたはアセンブリのエンドポイントをリストします。アセンブリのサブアプライアンスおよびサブアセンブリのエンドポイントをリストするには、-recurseを指定します。

A.1.36.3 オプション

表A-34に、describeEndpointsのコマンド・オプションを示します。

表A-34 describeEndpointsのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-name

n

必須

なし。

アプライアンスまたはアセンブリの名前。

エンドポイントをリストするアプライアンスまたはアセンブリの名前。

-recurse

r

省略可

該当なし

該当なし

指定すると、アセンブリ自体のエンドポイントのかわりに、アセンブリのサブ要素のエンドポイントがリストされます。


A.1.36.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.36.4.1 エンドポイントの記述
$ abctl describeEndpoints -name mySite/myWls -r

A.1.37 describeRegistrations

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.37.1 シノプシス

$ abctl describeRegistrations [-assembly String] [-version String] -connectionName String

A.1.37.2 説明

1つ以上のアセンブリ登録を記述します。

A.1.37.3 オプション

表A-35に、describeRegistrationsのコマンド・オプションを示します。

表A-35 describeRegistrationsのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-assembly

a

省略可

なし

アセンブリの名前を表す文字列。

アセンブリの名前。

-version

v

必須

なし

アセンブリのバージョンを表す文字列。

アセンブリのバージョン。

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。


A.1.37.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.37.4.1 登録の記述
$ abctl describeRegistrations -assembly MyAssembly -version 1

A.1.38 describeRequests

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.38.1 シノプシス

$ abctl describeRequests [-requestId String...] -connectionName String

A.1.38.2 説明

1つ以上の以前に発行された同期リクエストを記述します。

A.1.38.3 オプション

表A-36に、describeRequestsのコマンド・オプションを示します。

表A-36 describeRequestsのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-requestId

r

省略可

なし

requestIdを表す文字列。

以前に発行された同期リクエストのrequestId

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。


A.1.38.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.38.4.1 リクエストの記述
$ abctl describeRequests

A.1.39 describeScalingGroups

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.39.1 シノプシス

$ abctl describeScalingGroups [-assemblyInstanceId String...] [-scalingGroupId String...] -connectionName String

A.1.39.2 説明

1つ以上のスケーリング・グループを記述します。

A.1.39.3 オプション

表A-37に、describeScalingGroupsのコマンド・オプションを示します。

表A-37 describeScalingGroupsのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-assemblyInstanceId

a

省略可

なし

assemblyInstanceIdを表す文字列。

以前に作成されたアセンブリ・インスタンスの識別子。

-scalingGroupId

s

必須

なし

scalingGroupIdを表す文字列。

以前に作成されたスケーリング・グループの識別子。

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。


A.1.39.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.39.4.1 スケーリング・グループの記述
$ abctl describeScalingGroups

A.1.40 describeTags

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.40.1 シノプシス

$ abctl describeTags -resource String [-tag String...] -connectionName String

A.1.40.2 説明

デプロイヤが保持するアーティファクトに関連付けられた1つ以上のタグを記述します。

A.1.40.3 オプション

表A-38に、describeTagsのコマンド・オプションを示します。

表A-38 describeTagsのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-resource

-r

必須

なし

リソースのリソースIDを指定する文字列。

タグ情報を取得するリソースを指定します。

-tag

-t

省略可

なし

タグの名前を表す文字列。

値を取得する1つ以上のタグを指定します。

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。


A.1.40.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.40.4.1 タグの記述
$ abctl describeTags -tag foo -resource MyResource

A.1.41 describeTargetConfigurations

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.41.1 シノプシス

$ abctl describeTargetConfigurations [-target String...] -connectionName String

A.1.41.2 説明

1つ以上のターゲット構成を記述します。

A.1.41.3 オプション

表A-39に、describeTargetConfigurationsのコマンド・オプションを示します。

表A-39 describeTargetConfigurationsのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-target

t

省略可

なし

ターゲットの名前を表す文字列。

1つ以上のターゲットの名前。

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。


A.1.41.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.41.4.1 ターゲット構成の記述
$ abctl describeTargetConfigurations -target MyTarget

A.1.42 describeTargetNames

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.42.1 シノプシス

$ abctl describeTargetNames -type String -connectionName String

A.1.42.2 説明

アセンブリ・インスタンス・ターゲットの1つ以上のタイプを記述します。

A.1.42.3 オプション

表A-40に、describeTargetNamesのコマンド・オプションを示します。

表A-40 describeTargetNamesのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-type

t

必須

なし

ターゲットのタイプを表す文字列。使用可能な値はexalogicまたはovmです。

ターゲットのタイプ。

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。


A.1.42.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.42.4.1 ターゲット名の記述
$ abctl describeTargetNames

A.1.43 describeTargetUsers

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.43.1 シノプシス

$ abctl describeTargetUsers -target String -connectionName String

A.1.43.2 説明

アセンブリ・インスタンス・ターゲットの1人以上のユーザーを記述します。

A.1.43.3 オプション

表A-41に、describeTargetUsersのコマンド・オプションを示します。

表A-41 describeTargetUsersのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-target

t

必須

なし

ターゲットの名前を表す文字列。

ターゲットの名前。

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。


A.1.43.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.43.4.1 ターゲット・ユーザーの記述
$ abctl describeTargetUsers -target MyTarget

A.1.44 describeTargets

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.44.1 シノプシス

$ abctl describeTargets [-target String...] -connectionName String

A.1.44.2 説明

1つ以上のデプロイメント・ターゲットに関するランタイム情報を記述します。

A.1.44.3 オプション

表A-42に、describeTargetsのコマンド・オプションを示します。

表A-42 describeTargetsのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-target

t

省略可

なし

ターゲットの名前を表す文字列。

1つ以上のターゲットの名前。

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。


A.1.44.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.44.4.1 ターゲットの記述
$ abctl describeTargets

A.1.45 describeUserTargets

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.45.1 シノプシス

$ abctl describeUserTargets -user String -connectionName String

A.1.45.2 説明

デプロイメント・ターゲットの1つ以上のタイプを記述します。

A.1.45.3 オプション

表A-43に、describeUserTargetsのコマンド・オプションを示します。

表A-43 describeUserTargetsのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-user

u

必須

なし

ユーザーのユーザー名を表す文字列。使用可能な値はexalogicまたはovmです。

ユーザーのユーザー名。

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。


A.1.45.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.45.4.1 ユーザー・ターゲットの記述
$ abctl describeUserTargets -user MyUser

A.1.46 describeVnets

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.46.1 シノプシス

$ abctl describeVnets -target String [-id String...] -connectionName String

A.1.46.2 説明

1つ以上のネットワークを記述します。

A.1.46.3 オプション

表A-44に、describeVnetsのコマンド・オプションを示します。

表A-44 describeVnetsのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。

-id

i

省略可

なし

ネットワークIDを表す文字列。

記述するネットワークID。

-target

t

必須

なし

ターゲット名を表す文字列。

ネットワークを記述するターゲットの名前。


A.1.46.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.46.4.1 Vnetの記述
$ abctl describeVnets

A.1.47 downloadAssemblyArchive

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.47.1 シノプシス

$ abctl downloadAssemblyArchive -name String -version String [-fileName Path] -connectionName String

A.1.47.2 説明

デプロイヤ・リポジトリからアセンブリ・アーカイブをダウンロードします。

A.1.47.3 オプション

表A-45に、downloadAssemblyArchiveのコマンド・オプションを示します。

表A-45 downloadAssemblyArchiveのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-name

n

必須

なし

アセンブリの名前を表す文字列。

アセンブリ・アーカイブの名前。

-version

v

必須

なし

アセンブリのバージョンを表す文字列。

アセンブリ・アーカイブのバージョン。

-fileName

r

必須

なし

アセンブリの新しい名前または場所(あるいはその両方)を表す文字列。

アセンブリ・アーカイブの新しい名前。

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。


A.1.47.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.47.4.1 アセンブリ・アーカイブのダウンロード
$ abctl downloadAssemblyArchive -name MyAssembly -version 1 RenamedAssembly.ova

A.1.48 downloadAssemblyMetadata

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.48.1 シノプシス

$ abctl downloadAssemblyMetadata -name String -version String [-fileName Path] [-generatePlan] -connectionName String

A.1.48.2 説明

デプロイヤからアセンブリ・メタデータ記述子をダウンロードします。これにより、アーカイブ全体をダウンロードせずに、アセンブリの内容を判別できます。

A.1.48.3 オプション

表A-46に、downloadAssemblyMetadataのコマンド・オプションを示します。

表A-46 downloadOVFのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。

-fileName

fn

省略可

なし

アセンブリ・メタデータが書き込まれるファイルへの絶対パスまたは相対パス。

OVFの新しい名前。

アセンブリ・メタデータが書き込まれるファイル名。省略すると、メタデータは<assembly name>.ovfとして現行作業ディレクトリに保存されます。ファイルへの絶対パスまたは相対パスを指定できます。

-generatePlan

g

省略可

なし

該当なし

設定すると、デフォルトのデプロイメント・プランが生成されます。プランは、ダウンロードされたメタデータの保存場所と同じ場所に生成されます。

-name

n

必須

なし

アセンブリの名前を表す文字列。

メタデータ記述子をダウンロードするアセンブリの名前。

-version

v

必須

なし

アセンブリのバージョンを表す文字列。

アセンブリのバージョン。


A.1.48.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.48.4.1 アセンブリ・メタデータのダウンロード
$ abctl downloadAssemblyMetadata -name MyAssembly -version 1

A.1.49 downloadDeploymentPlan

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.49.1 シノプシス

$ abctl downloadDeploymentPlan -assemblyInstanceId String [-fileName Path] [-display] -connectionName String

A.1.49.2 説明

既存のデプロイメントからデプロイメント・プランをダウンロードします。

A.1.49.3 オプション

表A-47に、downloadDeploymentPlanのコマンド・オプションを示します。

表A-47 downloadDeploymentPlanのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-assemblyInstanceId

a

必須

なし

assemblyInstanceIdを表す文字列。

アセンブリ・インスタンスの識別子。

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。

-display

ds

省略可

なし

該当なし

設定すると、ダウンロード後にデプロイメント・プランのコンテンツが表示されます。

-fileName

f

省略可

なし

デプロイメント・プランが書き込まれるファイルへの絶対パスまたは相対パス。

デプロイメント・プランが書き込まれるファイル名。省略すると、プランは"Plan<assembly_instance_id>.xml"として現行作業ディレクトリに保存されます。ファイルへの絶対パスまたは相対パスを指定できます。


A.1.49.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.49.4.1 デプロイメント・プランのダウンロード
$ abctl downloadDeploymentPlan -assemblyInstanceId FOO

A.1.50 downloadEMAssemblyArchive

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.50.1 シノプシス

$ abctl downloadEMAssemblyArchive -name String -version String [-downloadAs String] [-force]

A.1.50.2 説明

Enterprise Managerソフトウェア・ライブラリからアセンブリ・アーカイブをダウンロードし、Oracle Virtual Assembly Builder Studioカタログにインポートします。アセンブリ・アーカイブは、Oracle Virtual Assembly Builderメタデータ、ファイル・セットおよびテンプレートを作成してカタログで維持するために、リバース・エンジニアリングされます。

デフォルトでは、同じ名前のアセンブリがカタログ内にすでに存在する場合、ダウンロードは失敗します。-downloadAsオプションを使用すると、異なる名前でアセンブリをダウンロードできます。

A.1.50.3 オプション

表A-48に、downloadEMAssemblyArchiveのコマンド・オプションを示します。

表A-48 downloadEMAssemblyArchiveのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-name

n

必須

なし

アセンブリ・アーカイブ名。

ダウンロードするアセンブリ・アーカイブの名前。

-version

v

必須

なし

アセンブリ・アーカイブのバージョンを表す文字列。

Enterprise Managerソフトウェア・ライブラリからダウンロードするアセンブリ・アーカイブのバージョンを指定します。

-force

f

省略可

false

該当なし

設定すると、インポートされるアセンブリと同じ名前の、カタログ内の既存のアセンブリが上書きされます。

-downloadAs


省略可

なし

アセンブリ・アーカイブ名。

カタログ内のダウンロードされたアセンブリに割り当てる名前。


A.1.50.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.50.4.1 downloadEMAssemblyArchive
% abctl downloadEMAssemblyArchive -name archiveName -version 1.0 -force -downloadAs newName

A.1.51 export

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.51.1 シノプシス

$ abctl export -name String -toDir Path [-quiet] [-metadataOnly]

A.1.51.2 説明

後で別のカタログにインポートできるように、アプライアンスまたはアセンブリをディスクにエクスポートします。

A.1.51.3 オプション

表A-49に、exportのコマンド・オプションを示します。

表A-49 exportのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-metadataOnly

m

省略可

なし

該当なし

アプライアンスまたはアセンブリのメタデータ部分のみをエクスポートすることを示します。

-name

n

必須

なし

カタログ内の最上位のアプライアンスまたはアセンブリ。ネストしたアプライアンスは、エクスポートできません。

カタログ内の最上位のアプライアンスまたはアセンブリの名前。

-quiet

q

省略可

なし

該当なし

デフォルトでは、詳細な進捗/成功メッセージが表示されます。-quietを設定すると、詳細モードはオフになり、1つまたは2つの進捗/成功メッセージのみが表示されます。

-toDir

td

必須

なし

ディレクトリへのパス。ディレクトリは空である必要があります。存在しないディレクトリは作成されます。

指定されたアプライアンスまたはアセンブリのエクスポート先となるディレクトリへのパス。相対パスを指定した場合、このパスはAB_INSTANCEを基準とします。


A.1.51.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.51.4.1 標準のエクスポート
$ abctl export -name mySite -toDir /tmp/mySite.export
Executing export to /tmp/mySite.export.
  Step 1 of 4: Copying from source to dest.
    Copying: 100% of   52MB completed.
    Copying: 100% of  690MB completed.
    Copying: 100% of   86MB completed.
    Copying: 100% of   405B completed.
    Copying: 100% of  188MB completed.
    Copying: 100% of  1024B completed.
  Step 2 of 4: Copying from source to dest completed.
  Step 3 of 4: Archiving temporary catalog.
    Zipping: 100% of  138MB completed.
    Copying: 100% of  690MB completed.
    Copying: 100% of  188MB completed.
  Step 4 of 4: Archiving temporary catalog completed.
Successfully exported to /tmp/mySite.export.
A.1.51.4.2 -metadataOnlyフラグを指定したエクスポート
$ abctl export -name mySite -toDir /tmp/mySite.export -metadataOnly
Executing export to /tmp/mySite.export.
  Step 1 of 2: Archiving temporary catalog.
    Zipping: 100% of  6163B completed.
  Step 2 of 2: Archiving temporary catalog completed.
Successfully exported to /tmp/mySite.export.
A.1.51.4.3 空でないディレクトリへのエクスポート
$ abctl export -name myOhs -toDir /tmp/non-empty-dir
Executing export to /tmp/non-empty-dir.
Error: OAB-7443: Failed to export myWls to /tmp/non-empty-dir.
Caused by: OAB-09509: Directory is not empty at /tmp/non-empty-dir.
  Action: Clean up the directory, or choose an empty directory.

A.1.52 getDefaultTarget

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.52.1 シノプシス

$ abctl getDefaultTarget -connectionName String

A.1.52.2 説明

デフォルト・ターゲットを返します。

A.1.52.3 オプション

表A-50に、getDefaultTargetのコマンド・オプションを示します。

表A-50 getDefaultTargetのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。


A.1.52.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.52.4.1 デフォルト・ターゲットの取得
$ abctl getDefaultTarget

A.1.53 getTargetType

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.53.1 シノプシス

$ abctl getTargetType -name String -connectionName String

A.1.53.2 説明

ターゲットのタイプを返します。

A.1.53.3 オプション

表A-51に、getTargetTypeのコマンド・オプションを示します。

表A-51 getTargetTypeのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-name

n

必須

なし

ターゲットの名前を表す文字列

ターゲットの名前。

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。


A.1.53.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.53.4.1 ターゲット・タイプの取得
$ abctl getTargetType -name MyTarget

A.1.54 help

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.54.1 シノプシス

help [[-command] string] [-usage]

A.1.54.2 説明

指定されたコマンドについて、簡単なヘルプ・メッセージまたはより詳細なヘルプを出力します。

A.1.54.3 オプション

表A-52に、helpのコマンド・オプションを示します。

表A-52 helpのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-command

c

省略可

なし

このユーティリティの任意のコマンド。

ヘルプを出力するコマンドを指定します。

-usage

u

省略可

なし

該当なし

指定されたコマンドのオプションのサマリーのみを出力します。


A.1.54.4

次に例を示します。

A.1.54.4.1 ヘルプの出力(introspectWLSコマンドのヘルプとimportコマンドのオプションのサマリー)
abctl help, abctl help -command introspectWLS,
abctl help -usage -command import

A.1.55 import

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.55.1 シノプシス

$ abctl import -from Path [-quiet] [-importAs String] [-force]

A.1.55.2 説明

指定されたディレクトリからアプライアンスを、または指定されたディレクトリまたはアセンブリ・アーカイブのいずれかからアセンブリをインポートします。

A.1.55.3 オプション

表A-53に、importのコマンド・オプションを示します。

表A-53 importのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-from

fr

必須

なし

アセンブリ・アーカイブ・ファイル。あるいはエクスポートされたアプライアンスまたはアセンブリを格納するディレクトリ。

有効なエクスポート場所またはアセンブリ・アーカイブ・ファイルへのパス。

-quiet

q

省略可

なし

該当なし

デフォルトでは、詳細な進捗/成功メッセージが表示されます。-quietを設定すると、詳細モードはオフになり、1つまたは2つの進捗/成功メッセージのみが表示されます。

-importAs

ia

省略可

なし

カタログ内の最上位のアプライアンスまたはアセンブリ間で一意の名前。

指定すると、インポートされたアプライアンスまたはアセンブリはカタログに指定の名前で保存されます。

-force

f

省略可

false

該当なし

指定すると、インポートされたアプライアンスまたはアセンブリと同じ名前を使用して、カタログ内の既存の最上位のアプライアンスまたはアセンブリが上書きされます。


A.1.55.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.55.4.1 アセンブリ・アーカイブのインポート
$ abctl import -from /tmp/mySite.ova -importAs myNewSite
A.1.55.4.2 エクスポート場所からのインポート
$ abctl import -fromDir /tmp/myWls.export -importAs wls_1

A.1.56 importExternalTemplate

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.56.1 シノプシス

$ abctl importExternalTemplate -fromDir Path -name String -platform String [-quiet] [-skipValidation] [-force]

A.1.56.2 説明

指定されたディレクトリにある既存の仮想マシン・テンプレートを外部アプライアンスとしてカタログにインポートします。

A.1.56.3 オプション

表A-54に、importExternalTemplateのコマンド・オプションを示します。

表A-54 importExternalTemplateのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-quiet

q

省略可

なし

該当なし

デフォルトでは、詳細な進捗/成功メッセージが表示されます。-quietを設定すると、詳細モードはオフになり、1つまたは2つの進捗/成功メッセージのみが表示されます。

-fromDir

fd

必須

なし

VMテンプレートを格納するディレクトリ。

VMテンプレートを格納するディレクトリへのパス。

-name

n

必須

なし

カタログ内の最上位のアプライアンスまたはアセンブリ間で一意の名前。

設定すると、インポートされたテンプレートはターゲット・カタログに指定の名前で保存されます。

-platform

p

必須

false

製品でサポートされる有効なプラットフォームを表す文字列。

インポートされた外部アプライアンスのターゲット・プラットフォーム。

-skipValidation

s

省略可

false

該当なし

指定すると、テンプレートをインポートする前にプラットフォーム固有の検証が実行されません。

-force

f

省略可

false

該当なし

指定すると、インポートされた外部アプライアンスと同じ名前を使用して、カタログ内の既存の最上位のアプライアンスまたはアセンブリが上書きされます。


A.1.56.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.56.4.1 外部テンプレートのインポート
$ abctl importExternalTemplate -fromDir /my/template -name myAppliance

A.1.57 introspectCoherenceWeb

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.57.1 シノプシス

$ abctl introspectCoherenceWeb -wlsHome Path -domainRoot Path -adminUser String [-name String] [-force] [-skipFileSetCapture] [-remoteHost String] [-remoteUser String] [-sudoUser String] [-remoteWorkingDir Path] [-remoteCleanup] [-privateKeyFile Path]

A.1.57.2 説明

introspectWLSの別名です。インストールされたWebLogic Serverドメインの構成を調査し、どのファイル・セットを取得する必要があるか、およびどの構成をデプロイ時に変更する必要があるかを決定します。収集されたデータはすべて、正常完了時にカタログに格納されます。

A.1.57.3 オプション

表A-55に、introspectCoherenceWebのコマンド・オプションを示します。

表A-55 introspectCoherenceWebのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-adminUser

au

必須

なし

該当なし

WebLogic Serverドメインの管理名。

-domainRoot

dr

必須

なし

該当なし

WebLogic Serverドメイン・ルートへのフルパス。

-force

f

省略可

なし

該当なし

同じ名前で存在する、カタログ内のイントロスペクションを上書きします。

-name

n

省略可

コンポーネント・タイプ名が接頭辞として付いた導出ディレクトリ名。

カタログ内でまだ使用されていない名前。

イントロスペクション出力を格納するための名前を指定します。

-privateKeyFile

pkf

省略可

なし

該当なし

ローカル・マシンのSSH秘密鍵ファイル。

-remoteCleanup

rc

省略可

なし

該当なし

フラグをリモート・クリーンアップします。設定すると、リモート作業ディレクトリは操作後に削除されます。それ以外の場合、ディレクトリは変更されません。設定する場合は、remoteUserおよびremoteHostも指定する必要があります。

-remoteHost

rh

省略可

なし

該当なし

ホスト名またはIPアドレスと、リモート・マシンのSSHポート(オプション)。設定する場合は、remoteUserも指定する必要があります。

-remoteUser

ru

省略可

なし

該当なし

リモート・マシンへのアクセスに使用するSSHユーザーの名前。設定する場合は、remoteHostも指定する必要があります。

-remoteWorkingDir

rwd

省略可

/tmp/abRemote_<remote user name>

該当なし

作業するリモート・マシンのパス。設定する場合は、remoteUserおよびremoteHostも指定する必要があります。

-skipFileSetCapture

sf

省略可

なし

該当なし

指定すると、イントロスペクション時にコンポーネントのファイル・セットは取得されません。

-sudoUser

su

省略可

なし

sudoユーザーのユーザー名。

sudoユーザーを指定します。指定すると、リモートAssembly Builderを実行する前に、ファイル・セットのリモート取得またはイントロスペクションでユーザー(sudo)をsudoユーザーとして代用します。

-wlsHome

wh

必須

なし

該当なし

WebLogic Serverホームへのフルパス。通常は<middleware home>/wlserver_10.3です。


A.1.57.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.57.4.1 コヒーレンス・アプライアンスの基本イントロスペクション

これは、取得名のmyIntrospectionを使用した、特定のカタログに対するコヒーレンス・アプライアンスの基本イントロスペクションです。

$ abctl introspectCoherenceWeb -name myIntrospection <Coherence options>

A.1.58 introspectGenericProd

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.58.1 シノプシス

$ abctl introspectGenericProd -productRoots String [-propertyFile Path] [-scriptRootDir Path] [-name String] [-force] [-skipFileSetCapture] [-remoteHost String] [-remoteUser String] [-sudoUser String] [-remoteWorkingDir Path] [-remoteCleanup] [-privateKeyFile Path]

A.1.58.2 説明

一般に、取得する製品ディレクトリのセット、ユーザーが変更できるプロパティのセット、デプロイメント操作時にアプライアンス・インスタンスに対して実行するスクリプトのセットを入力として取ることで、製品を取得します。

A.1.58.3 オプション

表A-56に、introspectGenericProdのコマンド・オプションを示します。

表A-56 introspectGenericProdのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-force

f

省略可

なし

該当なし

同じ名前で存在する、カタログ内のイントロスペクションを上書きします。

-name

n

省略可

コンポーネント・タイプ名が接頭辞として付いた導出ディレクトリ名。

カタログ内でまだ使用されていない名前。

イントロスペクション出力を格納するための名前を指定します。

-privateKeyFile

pkf

省略可

なし

該当なし

ローカル・マシンのSSH秘密鍵ファイル。

-productRoots

pr

必須

なし

取得する製品ディレクトリのコロン区切りのリスト。

1つ以上のコロン区切りのパスのリスト。各パスは、存在するディレクトリである必要があります。指定された各ディレクトリ内のすべてのファイルおよびディレクトリがファイル・セットとして取得されます。指定されたすべてのパスは、デプロイ時にアプライアンス・インスタンスの同じ場所で使用できます。

-propertyFile

pf

必須

なし

アプライアンスに追加するプロパティが含まれているプロパティ・ファイル。

propertyFileパラメータを指定する場合、読取り可能な既存のファイルを指し示す必要があります。

プロパティ・ファイルは、名前/値のペアのリストが含まれているテキスト・ファイルである必要があります。プロパティ・ファイル内の各プロパティは、ユーザー・プロパティとしてアプライアンスに追加されます。他のユーザー・プロパティと同様に、これらのプロパティは生成されたアプライアンスで編集でき、デプロイメント・プランでオーバーライドできます。

プロパティは、アプライアンス内で編集された値またはデプロイメント・プランでオーバーライドされた値を含め、デプロイ時にファイルに書き戻されます。再生成されたプロパティ・ファイルは、$AB_USERPROPS_FILEという名前の環境変数を使用して、すべてのスクリプトで実行時に使用可能になります。

これらのプロパティは、scriptRootDirパラメータを使用して取得されるスクリプトによって最終的に使用されることを目的としています。このため、プロパティ名とプロパティ値は、シェル・スクリプトによるソーシングが可能な形式である必要があります。

プロパティ・ファイルの各行はゼロ以上の行で構成され、各行はプロパティ宣言、コメントまたは空白行である必要があります。各プロパティ宣言は、変数宣言(名前=値)と同等で、指定する名前は環境変数に変換でき名前である必要があります。プロパティ宣言は、1行で記述する必要があります。行を"\"で終わると、行は継続されません。

コメントおよび空白行は、デハイドレーション時に破棄され、再構成時にファイルが再生成されたときに再作成されません。

すべてのプロパティは、アプライアンス・メタデータで"required"のマークが付けられます。値が割り当てられていない("="の後に何もない)プロパティ宣言は、アプライアンス・メタデータでnullに設定されるため、デプロイ前にそのプロパティに値を割り当てる必要があります。

プロパティ宣言では、"="の左側のどこにも空白を指定することができません。"="の右側の空白は、目的の値の一部であると見なされ、維持されます(そのため、値がソーシングされると失敗します)。

プロパティ値を囲む引用符は維持され、値の一部としてスクリプトに表示されます。プロパティ値を編集するときは、シェルの解釈ルールに従って、ユーザーが必要に応じて引用符を追加、削除、維持します。

-remoteCleanup

rc

省略可

なし

該当なし

フラグをリモート・クリーンアップします。設定すると、リモート作業ディレクトリは操作後に削除されます。それ以外の場合、ディレクトリは変更されません。設定する場合は、remoteUserおよびremoteHostも指定する必要があります。

-remoteHost

rh

省略可

なし

該当なし

ホスト名またはIPアドレスと、リモート・マシンのSSHポート(オプション)。設定する場合は、remoteUserも指定する必要があります。

-remoteUser

ru

省略可

なし

該当なし

リモート・マシンへのアクセスに使用するSSHユーザーの名前。設定する場合は、remoteHostも指定する必要があります。

-remoteWorkingDir

rwd

省略可

/tmp/abRemote_<remote user name>

該当なし

作業するリモート・マシンのパス。設定する場合は、remoteUserおよびremoteHostも指定する必要があります。

-scriptRootDir

srd

省略可

なし

スクリプト・サブディレクトリを格納する最上位のディレクトリ。

スクリプト・ルート・ディレクトリは、スクリプト・サブディレクトリを格納する最上位のディレクトリです。指定されたディレクトリが存在しない場合または読み取ることができない場合は、エラーが返され、アプライアンスは作成されません。

スクリプトは、スクリプト・ルート・ディレクトリ内の一般的なサブディレクトリ(config.d/start.d/ping.d/stop.d/)下に入れる必要があります。各サブディレクトリ下のスクリプトは、イントロスペクション時に取得され、アプライアンスに格納されます。デプロイ時に、リクエストされた操作に応じて適切なスクリプト・セットが順次実行されます。

スクリプト・ルート・ディレクトリには、一般的なサブディレクトリをすべて含める必要はなく、これらのサブディレクトリは空でもかまいません。

すべてのスクリプトはrootユーザーとして実行されるため、root権限が必要な操作の実行や、必要に応じた別のユーザーへの切替えに柔軟に対応できます。

イントロスペクション時に指定された変数が含まれるプロパティ・ファイルへのパスは、$AB_USERPROPS_FILE環境変数を使用してスクリプト実行時に使用可能になります。このファイルは、スクリプトによるソーシングが可能です。

すべてのスクリプトは、成功時にゼロの終了ステータスで終了する必要があります。ゼロ以外の終了ステータスでスクリプトが終了すると、操作は失敗します。

-skipFileSetCapture

sf

省略可

なし

該当なし

指定すると、イントロスペクション時にコンポーネントのファイル・セットは取得されません。

-sudoUser

su

省略可

なし

sudoユーザーのユーザー名。

sudoユーザーを指定します。指定すると、リモートAssembly Builderを実行する前に、ファイル・セットのリモート取得またはイントロスペクションでユーザー(sudo)をsudoユーザーとして代用します。


A.1.58.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.58.4.1 アプライアンス"GenericProd"の基本イントロスペクション

これは、取得名のmyIntrospectionを使用した、特定のカタログに対するコヒーレンス・アプライアンスの基本イントロスペクションです。

$ abctl introspectGenericProd <GenericProd options>
A.1.58.4.2 アプライアンス"GenericProd"の基本イントロスペクション

これは、"myIntrospection"というアプライアンス名またはアセンブリ名で保存された汎用アプライアンスのイントロスペクションです。

$ abctl introspectGenericProd -name myIntrospection <GenericProd options>

A.1.59 introspectOHS

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.59.1 シノプシス

introspectOHS -oracleInstance Path -componentName String [-name string] [-force] 
[-skipFileSetCapture] [-remoteHost String] [-remoteUser String] [-sudoUser String] 
[-remoteWorkingDir Path] [-remoteCleanup] [-privateKeyFile Path]

A.1.59.2 説明

インストールされたOHSコンポーネントの構成を調査し、どのファイル・セットを取得する必要があるか、およびどの構成をデプロイ時に変更する必要があるかを決定します。収集されたデータはすべて、正常完了時にカタログに格納されます。

A.1.59.3 オプション

表A-57に、introspectOHSのコマンド・オプションを示します。

表A-57 introspectOHSのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-componentName

cn

必須

なし

該当なし

イントロスペクトするOracle HTTP Serverアプライアンスの名前(例: ohs1)。

-force

f

省略可

なし

該当なし

同じ名前で存在する、カタログ内のイントロスペクションを上書きします。

-name

n

省略可

コンポーネント・タイプ名が接頭辞として付いた導出ディレクトリ名

カタログ内で以前に使用されていない名前

イントロスペクション出力を格納するための名前を指定します。

-oracleInstance

oi

必須

なし

該当なし

イントロスペクトするORACLE_INSTANCEの絶対パス。

-privateKeyFile

pkf

省略可

なし

秘密鍵ファイルの場所。

ローカル・マシンのSSH秘密鍵ファイル。

-remoteCleanup

rc

省略可

false

該当なし

フラグをリモート・クリーンアップします。設定すると、リモート作業ディレクトリは操作後に削除されます。それ以外の場合、ディレクトリは変更されません。設定する場合は、remoteUserおよびremoteHostも指定する必要があります。

-remoteHost

rh

省略可

なし

該当なし

ホスト名またはIPアドレスと、リモート・マシンのSSHポート(オプション)。設定する場合は、remoteUserも指定する必要があります。

-remoteUser

ru

省略可

なし

該当なし

リモート・マシンへのアクセスに使用するSSHユーザーの名前。設定する場合は、remoteHostも指定する必要があります。

-remoteWorkingDir

rwd

省略可

/tmp/abRemote

該当なし

作業するリモート・マシンのパス。設定する場合は、remoteUserおよびremoteHostも指定する必要があります。

-skipFileSetCapture

sf

省略可

なし

該当なし

指定すると、イントロスペクション時にコンポーネントのファイル・セットは取得されません。

-sudoUser

su

省略可

なし

sudoユーザーのユーザー名。

操作の実行前と同様の、sudoを実行するリモート・マシンのユーザーの名前。


A.1.59.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.59.4.1 成功したイントロスペクション
% abctl introspectOHS -name myOHS -oracleInstance /ora/inst1 -componentName ohs1
Launching introspection of appliance 'OHS' ...
  Step 1 of 5: OHS introspection starting
    Step 1 of 4: OHS Httpd Configuration parsed
    Step 2 of 4: OHS Httpd configuration transformed
    Step 3 of 4: OHS Httpd configuration processed
    Step 4 of 4: OHS Httpd configuration written
  Step 2 of 5: HTTPD processing completed
    Step 1 of 3: OHS OPMN configuration parsed
    Step 2 of 3: OHS OPMN configuration processed
    Step 3 of 3: OHS OPMN configuration writtend
  Step 3 of 5: OPMN XML processing completed
    Step 1 of 2: OHS opmnctl script parsed
    Step 2 of 2: Appliance updated with ORACLE_HOME
  Step 4 of 5: OPMNCTL processing completed
  Step 5 of 5: OHS introspection complete
Task is done: DehydrateJob completed
Introspection complete
Storing result in catalog: '/Oracle/IntrospectionCatalog' ...
Introspection stored as 'myohs' in the catalog
%
A.1.59.4.2 失敗したイントロスペクション

無効な-oracleInstance値

% abctl introspectOHS -oracleInstance /ora/dontexist -componentName foobar
Launching introspection of appliance 'OHS' ...
  Step 1 of 5: OHS task starting
Task is done: DehydrateJob failed with error: The specified Oracle Instance does not exist.
Error: Introspection failed
Caused by: The specified Oracle Instance does not exist.
%

A.1.60 introspectOTD

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.60.1 シノプシス

introspectOTD -oracleHome Path -oracleInstance Path -configName String [-name String] [-force] [-skipFileSetCapture] [-remoteHost String] [-remoteUser String] [-sudoUser String] [-remoteWorkingDir Path] [-remoteCleanup] [-privateKeyFile Path]

A.1.60.2 説明

インストールされたOracle Traffic Director構成の構成を調査し、どのファイル・セットを取得する必要があるか、およびどの構成をデプロイ時に変更する必要があるかを決定します。収集されたデータはすべて、正常完了時にカタログに格納されます。Oracle Traffic Director管理サーバーはイントロスペクトされず、再構成時に最初から再作成されることに注意してください。

A.1.60.3 オプション

表A-58に、introspectOTDのコマンド・オプションを示します。

表A-58 introspectOTDのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-configName

cn

必須

なし

Oracle Traffic Director構成の名前。

イントロスペクトする必要があるOracle Traffic Director構成の名前を指定します。

-force

f

省略可

なし

該当なし

同じ名前で存在する、カタログ内のイントロスペクションを上書きします。

-name

n

省略可

コンポーネント・タイプ名が接頭辞として付いた導出ディレクトリ名

カタログ内で以前に使用されていない名前

イントロスペクション出力を格納するための名前を指定します。

-oracleHome

oh

必須

なし

Oracle Traffic Directorがインストールされているディレクトリ。

Oracle Traffic Directorがインストールされているディレクトリへの絶対パスを指定します。

-oracleInstance

oi

必須

なし

該当なし

イントロスペクトするORACLE_INSTANCEの絶対パス。

-privateKeyFile

pkf

省略可

なし

秘密鍵ファイルの場所。

ローカル・マシンのSSH秘密鍵ファイル。

-remoteCleanup

rc

省略可

false

該当なし

フラグをリモート・クリーンアップします。設定すると、リモート作業ディレクトリは操作後に削除されます。それ以外の場合、ディレクトリは変更されません。設定する場合は、remoteUserおよびremoteHostも指定する必要があります。

-remoteHost

rh

省略可

なし

該当なし

ホスト名またはIPアドレスと、リモート・マシンのSSHポート(オプション)。設定する場合は、remoteUserも指定する必要があります。

-remoteUser

ru

省略可

なし

該当なし

リモート・マシンへのアクセスに使用するSSHユーザーの名前。設定する場合は、remoteHostも指定する必要があります。

-remoteWorkingDir

rwd

省略可

/tmp/abRemote

該当なし

作業するリモート・マシンのパス。設定する場合は、remoteUserおよびremoteHostも指定する必要があります。

-skipFileSetCapture

sf

省略可

なし

該当なし

指定すると、イントロスペクション時にコンポーネントのファイル・セットは取得されません。

-sudoUser

su

省略可

なし

sudoユーザーのユーザー名。

操作の実行前と同様の、sudoを実行するリモート・マシンのユーザーの名前。


A.1.60.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.60.4.1 基本イントロスペクション
% abctl introspectOTD <OTD options>
A.1.60.4.2 "myIntrospection"という名前で保存されたアプライアンス"OTD"のイントロスペクション
% abctl introspectOTD -name myIntrospection <OTD options>

A.1.61 introspectRACDB

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.61.1 シノプシス

introspectRACDB -crsHome Path -dbHome Path [-globalDbName String] [-sysDBAUserName String] -shutdownDBOK String [-asmHome Path] [-name String] [-force] [-skipFileSetCapture] [-remoteHost String] [-remoteUser String] [-sudoUser String] [-remoteWorkingDir Path] [-remoteCleanup] [-privateKeyFile Path]

A.1.61.2 説明

CRSおよびRACデータベースの構成を調査し、メタデータを取得します。

A.1.61.3 オプション

表A-59に、introspectRACDBのコマンド・オプションを示します。

表A-59 introspectRACDBのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-asmHome

ch

省略可

なし

該当なし

ASMが記憶域タイプとして使用され、別のOracleホームにインストールされている場合、このパラメータは必須です。

-crsHome

ch

必須

なし

該当なし

イントロスペクトするOracle CRSのORACLE_HOMEです。

-dbHome

dh

必須

なし

該当なし

イントロスペクトするOracle RDBMSのORACLE_HOMEです。

-globalDbName

dun

省略可

-oracleSidに指定された値

該当なし

イントロスペクトするOracle RDBMSのグローバル・データベース名。

-force

f

省略可

なし

該当なし

同じ名前で存在する、カタログ内のイントロスペクションを上書きします。

-name

n

省略可

コンポーネント・タイプ名が接頭辞として付いた導出ディレクトリ名。

カタログ内でまだ使用されていない名前。

イントロスペクション出力を格納するための名前を指定します。

-privateKeyFile

pkf

省略可

なし

該当なし

ローカル・マシンのSSH秘密鍵ファイル。

-remoteCleanup

rc

省略可

なし

該当なし

フラグをリモート・クリーンアップします。設定すると、リモート作業ディレクトリは操作後に削除されます。それ以外の場合、ディレクトリは変更されません。設定する場合は、remoteUserおよびremoteHostも指定する必要があります。

-remoteHost

rh

省略可

なし

該当なし

ホスト名またはIPアドレスと、リモート・マシンのSSHポート(オプション)。設定する場合は、remoteUserも指定する必要があります。

-remoteUser

ru

省略可

なし

該当なし

リモート・マシンへのアクセスに使用するSSHユーザーの名前。設定する場合は、remoteHostも指定する必要があります。

-remoteWorkingDir

rwd

省略可

/tmp/abRemote_<remote user name>

該当なし

作業するリモート・マシンのパス。設定する場合は、remoteUserおよびremoteHostも指定する必要があります。

-shutdownDBOK

sdbok

必須

なし

該当なし

このフラグは、データベース・リブートを承認するために渡す必要があります。

-skipFileSetCapture

sf

省略可

なし

該当なし

指定すると、イントロスペクション時にコンポーネントのファイル・セットは取得されません。

-sysDBAUserName

sdbaun

省略可

なし

該当なし

SYSDBA権限を持つデータベース・アカウント。OS認証が現在のデータベースに対して無効である場合のみ、このパラメータは必須です。

-sudoUser

su

省略可

なし

sudoユーザーのユーザー名。

sudoユーザーを指定します。指定すると、リモートAssembly Builderを実行する前に、ファイル・セットのリモート取得またはイントロスペクションでユーザー(sudo)をsudoユーザーとして代用します。


A.1.61.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.61.4.1 基本イントロスペクション

これは、単一インスタンスDBアプライアンスの基本イントロスペクションです。

abctl introspectRACDB <DB options>
A.1.61.4.2 特定の取得名を指定した、特定のカタログへのイントロスペクション
% abctl introspectRACDB -name myIntrospection <DB options>

A.1.62 introspectSIDB

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.62.1 シノプシス

introspectSIDB -dbHome Path -oracleSid String [-name String] [-force] [-noing] [-remoteHost String] [-remoteUser String] [-remoteWorkingDir Path] -shutdownDBOK String [-remoteCleanup] [-dataFileDir Path] [-flashRecoveryDir Path] [-sudoUser]

A.1.62.2 説明

単一インスタンスOracleデータベース(リリース10.2、11.1、11.2)の構成を調査し、メタデータを取得します。

A.1.62.3 オプション

表A-60に、introspectSIDBのコマンド・オプションを示します。

表A-60 introspectSIDBのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-dataFileDir

dfd

省略可

DBリリース10.2: <Parent directory of $ORACLE_HOME>/oradata

DBリリース11.1および11.2: $ORACLE_BASE/oradata

該当なし

データベース・ファイルのフルパス。データベース・ファイル・ディレクトリがデフォルトと異なる場合、このパラメータは必須です。

-dbHome

dh

必須

なし

該当なし

イントロスペクトするOracle RDBMSのORACLE_HOMEです。

-flashRecoveryDir

frd

省略可

DBリリース10.2: <Parent directory of $ORACLE_HOME>/flash_recovery_area

DBリリース11.1: $ORACLE_BASE/flash_recovery_area

DBリリース11.2: $ORACLE_BASE/recovery_area

該当なし

データベース・フラッシュ・リカバリ・ファイルのフルパス。リカバリ領域がデフォルトと異なる場合、このパラメータは必須です。リカバリ領域がない場合、このパラメータを無視できます。

-force

f

省略可

なし

該当なし

同じ名前で存在する、カタログ内のイントロスペクションを上書きします。

-name

n

省略可

コンポーネント・タイプ名が接頭辞として付いた導出ディレクトリ名。

カタログ内でまだ使用されていない名前。

イントロスペクション出力を格納するための名前を指定します。

-oracleSid

os

必須

なし

該当なし

イントロスペクトするOracle RDBMSのSID。

-privateKeyFile

pkf

省略可

なし

該当なし

ローカル・マシンのSSH秘密鍵ファイル。

-remoteCleanup

rc

省略可

なし

該当なし

フラグをリモート・クリーンアップします。設定すると、リモート作業ディレクトリは操作後に削除されます。それ以外の場合、ディレクトリは変更されません。設定する場合は、remoteUserおよびremoteHostも指定する必要があります。

-remoteHost

rh

省略可

なし

該当なし

ホスト名またはIPアドレスと、リモート・マシンのSSHポート(オプション)。設定する場合は、remoteUserも指定する必要があります。

-remoteUser

ru

省略可

なし

該当なし

リモート・マシンへのアクセスに使用するSSHユーザーの名前。設定する場合は、remoteHostも指定する必要があります。

-remoteWorkingDir

rwd

省略可

/tmp/abRemote_<remote user name>

該当なし

作業するリモート・マシンのパス。設定する場合は、remoteUserおよびremoteHostも指定する必要があります。

-shutdownDBOK

sdbok

必須

なし

該当なし

このフラグは、データベース・リブートを承認するために渡す必要があります。

-skipFileSetCapture

sf

省略可

なし

該当なし

指定すると、イントロスペクション時にコンポーネントのファイル・セットは取得されません。

-sudoUser

su

省略可

なし

sudoユーザーのユーザー名。

sudoユーザーを指定します。指定すると、リモートAssembly Builderを実行する前に、ファイル・セットのリモート取得またはイントロスペクションでユーザー(sudo)をsudoユーザーとして代用します。


A.1.62.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.62.4.1 基本イントロスペクション

これは、単一インスタンスDBアプライアンスの基本イントロスペクションです。

abctl introspectSIDB <DB options>
A.1.62.4.2 特定の取得名を指定した、特定のカタログへのイントロスペクション
% abctl introspectSIDB -name myIntrospection <DB options>

A.1.63 introspectSOA

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.63.1 シノプシス

introspectSOA -wlsHome Path -domainRoot Path -adminUser String [-soaGlobalCP Path] [-name String] [-force] [-skipFileSetCapture] [-remoteHost String] [-remoteUser String] [-sudoUser String] [-remoteWorkingDir Path] [-remoteCleanup] [-privateKeyFile Path]

A.1.63.2 説明

introspectWLSの別名です。インストールされたOracle WebLogic Serverドメインの構成を調査し、どのファイル・セットを取得する必要があるか、およびどの構成をデプロイ時に変更する必要があるかを決定します。収集されたデータはすべて、正常完了時にカタログに格納されます。

A.1.63.3 オプション

表A-61に、introspectSOAのコマンド・オプションを示します。

表A-61 introspectSOAのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-adminUser

au

必須

なし

該当なし

Oracle WebLogic Serverドメインの管理名。

-domainRoot

dr

必須

なし

該当なし

Oracle WebLogic Serverドメイン・ルートへのフルパス。

-force

f

省略可

なし

該当なし

同じ名前で存在する、カタログ内のイントロスペクションを上書きします。

-name

n

省略可

コンポーネント・タイプ名が接頭辞として付いた導出ディレクトリ名。

カタログ内でまだ使用されていない名前。

イントロスペクション出力を格納するための名前を指定します。

-privateKeyFile

pkf

省略可

なし

該当なし

ローカル・マシンのSSH秘密鍵ファイル。

-remoteCleanup

rc

省略可

false

該当なし

フラグをリモート・クリーンアップします。設定すると、リモート作業ディレクトリは操作後に削除されます。それ以外の場合、ディレクトリは変更されません。設定する場合は、remoteUserおよびremoteHostも指定する必要があります。

-remoteHost

rh

省略可

なし

該当なし

ホスト名またはIPアドレスと、リモート・マシンのSSHポート(オプション)。設定する場合は、remoteUserも指定する必要があります。

-remoteUser

ru

省略可

なし

該当なし

リモート・マシンへのアクセスに使用するSSHユーザーの名前。設定する場合は、remoteHostも指定する必要があります。

-remoteWorkingDir

rwd

省略可

/tmp/abRemote_<remote user name>

該当なし

作業するリモート・マシンのパス。設定する場合は、remoteUserおよびremoteHostも指定する必要があります。

-soaGlobalCP

sgcp

省略可

なし

オプションのグローバル構成プランの場所。

オプションのグローバル構成プランへの絶対パス。

-skipFileSetCapture

sf

省略可

なし

該当なし

指定すると、イントロスペクション時にコンポーネントのファイル・セットは取得されません。

-sudoUser

su

省略可

なし

sudoユーザーのユーザー名。

sudoユーザーを指定します。指定すると、リモートAssembly Builderを実行する前に、ファイル・セットのリモート取得またはイントロスペクションでユーザー(sudo)をsudoユーザーとして代用します。

-wlsHome

wh

必須

なし

WLSホーム

Oracle WebLogic Serverホームへのフルパス(通常は<middleware home>/wlserver_10.3)。


A.1.63.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.63.4.1 基本イントロスペクション

これは、単一インスタンスDBアプライアンスの基本イントロスペクションです。

abctl introspectSOA <SOA options>
A.1.63.4.2 特定の取得名を指定したイントロスペクション
% abctl introspectSOA -name myIntrospection <SOA options>

A.1.64 introspectTuxedo

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.64.1 シノプシス

introspectTuxedo -TUXDIR Path -TUXCONFIG Path [-environmentScript Path] [-oracleClientDir Path] [-tnsNamesLocation Path] [-artCICSAppHome Path]  [-artBatchSecurityProfile Path] [-name String] [-force] [-skipFileSetCapture] [-remoteHost String] [-remoteUser String] [-sudoUser String] [-remoteWorkingDir Path] [-remoteCleanup] [-privateKeyFile Path]

A.1.64.2 説明

単一または複数マシンのOracle Tuxedoドメインと、そのドメインが(アドオンも含め)存在するOracleホーム・ディレクトリを調べます。

A.1.64.3 オプション

表A-62に、introspectTuxedoのコマンド・オプションを示します。

表A-62 introspectTuxedoのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-artCICSBatchHome

acicsah

省略可

なし

該当なし

ART CICSアプリケーション・ホームへの絶対パス。

-artBatchSecurityProfile

absp

省略可

なし

該当なし

ARTバッチのsecurity_profileへの絶対パス。

-environmentScript

es

省略可

なし

イントロスペクトするアプリケーションの環境スクリプトへの絶対パス。

イントロスペクトするTuxedoアプリケーションの環境を設定するスクリプトへの絶対パス。

-force

f

省略可

なし

該当なし

同じ名前で存在する、カタログ内のイントロスペクションを上書きします。

-name

n

省略可

コンポーネント・タイプ名が接頭辞として付いた導出ディレクトリ名。

カタログ内でまだ使用されていない名前。

イントロスペクション出力を格納するための名前を指定します。

-oracleClientDir

ocd

省略可

なし

Oracle Database Clientソフトウェアへの絶対パス。

Oracle Database Clientソフトウェアがインストールされている場所への絶対パス。

-privateKeyFile

pkf

省略可

なし

該当なし

ローカル・マシンのSSH秘密鍵ファイル。

-remoteCleanup

rc

省略可

false

該当なし

フラグをリモート・クリーンアップします。設定すると、リモート作業ディレクトリは操作後に削除されます。それ以外の場合、ディレクトリは変更されません。設定する場合は、remoteUserおよびremoteHostも指定する必要があります。

-remoteHost

rh

省略可

なし

該当なし

ホスト名またはIPアドレスと、リモート・マシンのSSHポート(オプション)。設定する場合は、remoteUserも指定する必要があります。

-remoteUser

ru

省略可

なし

該当なし

リモート・マシンへのアクセスに使用するSSHユーザーの名前。設定する場合は、remoteHostも指定する必要があります。

-remoteWorkingDir

rwd

省略可

/tmp/abRemote_<remote user name>

該当なし

作業するリモート・マシンのパス。設定する場合は、remoteUserおよびremoteHostも指定する必要があります。

-soaGlobalCP

sgcp

省略可

なし

オプションのグローバル構成プランの場所。

オプションのグローバル構成プランへの絶対パス。

-skipFileSetCapture

sf

省略可

なし

該当なし

指定すると、イントロスペクション時にコンポーネントのファイル・セットは取得されません。

-sudoUser

su

省略可

なし

sudoユーザーのユーザー名。

sudoユーザーを指定します。指定すると、リモートAssembly Builderを実行する前に、ファイル・セットのリモート取得またはイントロスペクションでユーザー(sudo)をsudoユーザーとして代用します。

-tnsNamesLocation

tnl

省略可

なし

TNSNAMES.oraファイルへの絶対パス。

TNSNAMES.oraファイルの場所への絶対パス。

-TUXDIR

tuxdir

必須

なし

該当なし

イントロスペクトするTUXDIRへの絶対パス。

-TUXCONFIG

tuxconfig

必須

なし

該当なし

イントロスペクトするアプリケーションのTUXCONFIGファイルへの絶対パス。


A.1.64.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.64.4.1 基本イントロスペクション

これは、単一インスタンスDBアプライアンスの基本イントロスペクションです。

abctl introspectTuxedo <Tuxedo options>
A.1.64.4.2 特定の取得名を指定したイントロスペクション
% abctl introspectTuxedo -name myIntrospection <Tuxedo options>

A.1.65 introspectWebCache

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.65.1 シノプシス

$ abctl introspectWebCache -oracleInstance Path -componentName String [-name String] [-force] [-skipFileSetCapture] [-remoteHost String] [-remoteUser String] [-sudoUser String] [-remoteWorkingDir Path] [-remoteCleanup] [-privateKeyFile Path]

A.1.65.2 説明

インストールされたWeb Cacheコンポーネントの構成を調査し、ファイル・セットとして取得する必要があるもの、およびデプロイ時に構成する必要があるものを記録します。収集されたデータはすべて、正常完了時にカタログに格納されます。

A.1.65.3 オプション

表A-63に、introspectWebCacheのコマンド・オプションを示します。

表A-63 introspectWebCacheのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-componentName

cn

必須

なし

該当なし

イントロスペクトするWeb Cacheコンポーネントの名前。

-force

f

省略可

なし

該当なし

同じ名前で存在する、カタログ内のイントロスペクションを上書きします。

-name

n

省略可

コンポーネント・タイプ名が接頭辞として付いた導出ディレクトリ名。

カタログ内でまだ使用されていない名前。

イントロスペクション出力を格納するための名前を指定します。

-oracleInstance

oi

必須

なし

該当なし

イントロスペクトするORACLE_INSTANCEの絶対パス。

-privateKeyFile

pkf

省略可

なし

該当なし

ローカル・マシンのSSH秘密鍵ファイル。

-remoteCleanup

rc

省略可

false

該当なし

フラグをリモート・クリーンアップします。設定すると、リモート作業ディレクトリは操作後に削除されます。それ以外の場合、ディレクトリは変更されません。設定する場合は、remoteUserおよびremoteHostも指定する必要があります。

-remoteHost

rh

省略可

なし

該当なし

ホスト名またはIPアドレスと、リモート・マシンのSSHポート(オプション)。設定する場合は、remoteUserも指定する必要があります。

-remoteUser

ru

省略可

なし

該当なし

リモート・マシンへのアクセスに使用するSSHユーザーの名前。設定する場合は、remoteHostも指定する必要があります。

-remoteWorkingDir

rwd

省略可

/tmp/abRemote_<remote user name>

該当なし

作業するリモート・マシンのパス。設定する場合は、remoteUserおよびremoteHostも指定する必要があります。

-skipFileSetCapture

sf

省略可

なし

該当なし

指定すると、イントロスペクション時にコンポーネントのファイル・セットは取得されません。

-sudoUser

su

省略可

なし

sudoユーザーのユーザー名。

sudoユーザーを指定します。指定すると、リモートAssembly Builderを実行する前に、ファイル・セットのリモート取得またはイントロスペクションでユーザー(sudo)をsudoユーザーとして代用します。


A.1.65.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.65.4.1 イントロスペクションでカタログ内のデフォルト取得名を選択できるようにする、デフォルト・カタログに対するWeb Cacheアプライアンスの基本イントロスペクション
$  introspectWebCache <WebCache options>
A.1.65.4.2 取得名"web cache"で特定のカタログに入れられるWeb Cacheアプライアンスのイントロスペクション
abctl introspectWebCache -name webcache -oracleInstance
/oracle/instances/instance1 -componentName webcache1
 
Launching introspection of appliance 'WebCache' ...
Step 1 of 9: Webcache task starting
Step 9 of 9: Webcache task complete
Task is done: DehydrateJob completed
Introspection complete
Storing result in catalog ...
backup needed
Introspection stored as 'webcache' in the catalog
A.1.65.4.3 正しくないコンポーネント名を指定したイントロスペクション
abctl introspectWebCache -name webcache -oracleInstance
 /bea/Oracle_WT1/instances/instance1/ -componentName webcache2
Launching introspection of appliance 'WebCache' ...
Task is done: DehydrateJob failed with error: Unable to find file: /bea/Oracle_WT1/instances/instance1/config/WebCache/webcache2/webcache.xml
Error: Introspection failed
Caused by: Unable to find file: /bea/Oracle_WT1/instances/instance1/config/WebCache/webcache2/webcache.xml

A.1.66 introspectWLS

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.66.1 シノプシス

introspectWLS -wlsHome Path -domainRoot Path -adminUser String [-soaGlobalCP Path] [-name String] [-force] [-skipFileSetCapture] [-remoteHost String] [-remoteUser String] [-sudoUser String] [-remoteWorkingDir Path] [-remoteCleanup] [-privateKeyFile Path]

A.1.66.2 説明

インストールされたWebLogic Serverコンポーネントの構成を調査し、どのファイル・セットを取得する必要があるか、およびどの構成をデプロイ時に変更する必要があるかを決定します。収集されたデータはすべて、正常完了時にカタログに格納されます。

A.1.66.3 拡張機能

CoherenceWebSOACoherenceおよびSOA拡張機能は、別名コマンドとして使用できます。

A.1.66.4 CoherenceWeb拡張機能の記述

コヒーレンス・クラスタおよびWebLogicドメイン構成に定義されているキャッシュ・サーバーの構成を調査および取得します。この拡張機能では、キャッシュ・サーバーが独自のプロセスで実行するプロセス外デプロイメント・トポロジがサポートされます。

A.1.66.5 SOACoherence拡張機能の記述

SOAクラスタ高可用性を有効にするための、SOA管理対象サーバー起動引数に指定されたコヒーレンス構成を調査および取得します。

A.1.66.6 SOA拡張機能の記述

Oracle SOAプラットフォームのプラグイン。インストールされたOracle WebLogic Serverドメインの構成を調査し、どのファイル・セットを取得する必要があるか、およびどの構成をデプロイ時に変更する必要があるかを決定します。

A.1.66.7 オプション

表A-64に、introspectWLSのコマンド・オプションを示します。

表A-64 introspectWLSのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-adminUser

au

必須

なし

該当なし

WebLogic Serverドメインの管理名。

-domainRoot

dr

必須

なし

該当なし

WebLogic Serverドメイン・ルートへのフルパス。

-force

f

省略可

なし

該当なし

同じ名前で存在する、カタログ内のイントロスペクションを上書きします。

-name

n

省略可

コンポーネント・タイプ名が接頭辞として付いた導出ディレクトリ名。

カタログ内でまだ使用されていない名前。

イントロスペクション出力を格納するための名前を指定します。

-privateKeyFile

pkf

省略可

なし

該当なし

ローカル・マシンのSSH秘密鍵ファイル。

-remoteCleanup

rc

省略可

false

該当なし

フラグをリモート・クリーンアップします。設定すると、リモート作業ディレクトリは操作後に削除されます。それ以外の場合、ディレクトリは変更されません。設定する場合は、remoteUserおよびremoteHostも指定する必要があります。

-remoteHost

rh

省略可

なし

該当なし

ホスト名またはIPアドレスと、リモート・マシンのSSHポート(オプション)。設定する場合は、remoteUserも指定する必要があります。

-remoteUser

ru

省略可

なし

該当なし

リモート・マシンへのアクセスに使用するSSHユーザーの名前。設定する場合は、remoteHostも指定する必要があります。

-remoteWorkingDir

rwd

省略可

/tmp/abRemote_<remote user name>

該当なし

作業するリモート・マシンのパス。設定する場合は、remoteUserおよびremoteHostも指定する必要があります。

-skipFileSetCapture

sf

省略可

なし

該当なし

指定すると、イントロスペクション時にコンポーネントのファイル・セットは取得されません。

-soaGlobalCP

sgcp

省略可

なし

オプションのグローバル構成プランの場所。

オプションのグローバル構成プランへの絶対パス。

-sudoUser

su

省略可

なし

sudoユーザーのユーザー名。

sudoユーザーを指定します。指定すると、リモートAssembly Builderを実行する前に、ファイル・セットのリモート取得またはイントロスペクションでユーザー(sudo)をsudoユーザーとして代用します。

-wlsHome

wh

必須

なし

WLSホーム

Oracle WebLogic Serverホームへのフルパス(通常は<middleware home>/wlserver_10.3)。


A.1.66.8

次に、コマンド例を示します。

A.1.66.8.1 成功したイントロスペクション

すべてのオプションを使用したローカル実行

% abctl introspectWLS -name myWlsCapture
-wlsHome /ora/mw/wlserver_10.3 -domainRoot /ora/mw/user_projects/domains/MyDomain -adminUser weblogic
Launching introspection of appliance 'WLS' ...
  Step 1 of 3: WLS dehydration starting. Due to domain template creation this may take some time
    Step 1 of 15: WlsAssemblyBuilder has started creating the AssemblyBuilder
      Step 1 of 2: Capturing Node Manager configuration.
      Step 2 of 2: Node Manager capture complete.
    Step 12 of 15: Processor: 10 completed
    Step 15 of 15: WlsAssemblyBuilder has completed the AssemblyBuilder
  Step 2 of 3: WLS Assembly is completed
  Step 3 of 3: WLS dehydration completed
Task is done: DehydrateJob completed
Introspection complete
Storing result in catalog: ...
Introspection stored as 'myWlsCapture' in the catalog
%
A.1.66.8.2 成功したイントロスペクション

すべてのデフォルトおよび短縮名を使用したローカル実行

% abctl introspectWLS -adminUser weblogic -wh /ora/mw/wlserver_10.3 
-dr /ora/mw/user_projects/domains/MyDomain
Launching introspection of appliance 'WLS' ...
  Step 1 of 3: WLS dehydration starting. Due to domain template creation this may take some time
    Step 1 of 15: WlsAssemblyBuilder has started creating the AssemblyBuilder
      Step 1 of 2: Capturing Node Manager configuration.
      Step 2 of 2: Node Manager capture complete.
    Step 12 of 15: Processor: 10 completed
    Step 15 of 15: WlsAssemblyBuilder has completed the AssemblyBuilder
  Step 2 of 3: WLS Assembly is completed
  Step 3 of 3: WLS dehydration completed
Task is done: DehydrateJob completed
Introspection complete
Storing result in catalog: '/ora/ab/catalog' ...
Introspection stored as 'WLS-1256089687424' in the catalog
%
A.1.66.8.3 -wlsHomeパラメータなし
% abctl introspectWLS -domainRoot
/ora/mw/user_projects/domains/MyDomain
Error: missing required parameter 'wlsHome'
 
Command usage:
 
introspectWLS [-name string]
   [-remoteHost string] [-remotePort numeric] [-remoteUser string]
   [-remoteWorkingDir path] -wlsHome path -domainRoot path
 
Try 'abctl help -command introspectWLS' for detailed help of the command.
 
%
A.1.66.8.4 無効な-domainRootパス
$ abctl introspectWLS -adminUser weblogic -wlsHome /scratch/aime1/Oracle/Middleware/wlserver_10.3/ -domainRoot /tmp/foobar -name test
Enter 'Admin Password':
Launching introspection of appliance 'WLS' ...
 Step 1 of 3: Started WLS dehydration (expect delays during domain template creation)..
Task is done: Dehydration failed with error: The domainRoot specified does not exist..
Error: OAB-7105: Introspection failed.
Caused by: OAB-50005: The domainRoot specified does not exist.

A.1.67 redeployAssemblyInstance

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.67.1 シノプシス

$ abctl redeployAssemblyInstance -assemblyInstanceId String -connectionName String [-waitForComplete] [-pollTime String]

A.1.67.2 説明

アセンブリ・インスタンスを再デプロイします。undeployAssemblyInstanceの後にdeployAssemblyInstanceを実行することと同じです。

A.1.67.3 オプション

表A-65に、redeployAssemblyInstanceのコマンド・オプションを示します。

表A-65 redeployAssemblyInstanceのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-assemblyInstanceId

a

必須

なし

assemblyInstanceIdを表す文字列。

再デプロイするアセンブリ・インスタンスの識別子。

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。

-pollTime

pt

省略可

5

秒数を表す文字列。

非同期操作が正常に完了するまで待機する時間を指定します。

-waitForComplete

w

省略可

no

該当なし

非同期操作が正常に完了するまで待機するかどうかを指定します。


A.1.67.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.67.4.1 デプロイメントの再デプロイ
$ abctl redeployAssemblyInstance -assemblyInstanceId MyId

A.1.68 registerAssemblyArchive

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.68.1 シノプシス

$ abctl registerAssemblyArchive -name String [-version String] [-target String] -connectionName String [-waitForComplete] [-pollTime String]

A.1.68.2 説明

デプロイヤにアセンブリ・アーカイブを登録します。

A.1.68.3 オプション

表A-66に、registerAssemblyArchiveのコマンド・オプションを示します。

表A-66 registerAssemblyArchiveのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。

-name

n

必須

なし

アセンブリ・アーカイブの名前を表す文字列。

アセンブリ・アーカイブの名前。

-pollTime

pt

省略可

5

秒数を表す文字列。

非同期操作が正常に完了するまで待機する時間を指定します。

-target

t

省略可

なし

ターゲットの名前を表す文字列。

ターゲットの名前。

-version

v

省略可

なし

アセンブリ・アーカイブのバージョンを表す文字列。

アセンブリ・アーカイブのバージョン。

-waitForComplete

w

省略可

no

該当なし

非同期操作が正常に完了するまで待機するかどうかを指定します。


A.1.68.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.68.4.1 アセンブリ・アーカイブの登録
$ abctl registerAssemblyArchive -connectionName MyDeployerConnection -name TheAssembly -version 1

A.1.69 removeAssemblyUsers

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.69.1 シノプシス

$ abctl removeAssemblyUsers -assembly String -user String... -connectionName String

A.1.69.2 説明

アセンブリから1人以上のユーザーを削除します。

A.1.69.3 オプション

表A-67に、removeAssemblyUsersのコマンド・オプションを示します。

表A-67 removeAssemblyUsersのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-assembly

a

省略可

なし

アセンブリ・アーカイブの名前を表す文字列。

ユーザーを削除するアセンブリを指定します。

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。

-user

u

必須

なし

アセンブリ・アーカイブから削除するユーザーのユーザー名を表す文字列。

アセンブリ・アーカイブから削除するユーザーのユーザー名。


A.1.69.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.69.4.1 アセンブリ・ユーザーの削除
$ abctl removeAssemblyUsers -assembly MyAssembly -user User1 User2

A.1.70 removeTargetUsers

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.70.1 シノプシス

$ abctl removeTargetUsers -user String... -target String -connectionName String

A.1.70.2 説明

ターゲットからユーザーを削除します。

A.1.70.3 オプション

表A-68に、removeTargetUsersのコマンド・オプションを示します。

表A-68 removeTargetUsersのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。

-target

t

必須

なし

ユーザーの追加先となるターゲットを表す文字列。

ユーザーの追加先となるターゲット。

-user

u

必須

なし

ターゲットから削除するユーザーのユーザー名を表す文字列

ターゲットから削除するユーザーのユーザー名。


A.1.70.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.70.4.1 ターゲット・ユーザーの削除
$ abctl removeTargetUsers -user Username -target Targetname

A.1.71 restartAssemblyInstance

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.71.1 シノプシス

$ abctl restartAssemblyInstance -assemblyInstanceId String -connectionName String [-waitForComplete] [-pollTime String]

A.1.71.2 説明

アセンブリ・インスタンスを再開します。stopAssemblyInstanceの後にstartAssemblyInstanceを実行することと同じです。

A.1.71.3 オプション

表A-69に、restartAssemblyInstanceのコマンド・オプションを示します。

表A-69 restartAssemblyInstanceのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-assemblyInstanceId

a

必須

なし

assemblyInstanceIdを表す文字列。

再開するアセンブリ・インスタンスの識別子。

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。

-pollTime

t

省略可

5

秒数を表す文字列。

非同期操作が正常に完了するまで待機する時間を指定します。

-waitForComplete

w

省略可

no

該当なし

非同期操作が正常に完了するまで待機するかどうかを指定します。


A.1.71.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.71.4.1 デプロイメントの再開
$ abctl restartAssemblyInstance -assemblyInstanceId MyId

A.1.72 scale

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.72.1 シノプシス

$ abctl scale -scalingGroupId String -target String -connectionName String [-waitForComplete] [-pollTime String]

A.1.72.2 説明

スケーリング・グループを新しいサイズにスケーリングします。

A.1.72.3 オプション

表A-70に、scaleのコマンド・オプションを示します。

表A-70 scaleのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。

-pollTime

pt

省略可

5

秒数を表す文字列。

非同期操作が正常に完了するまで待機する時間を指定します。

-scalingGroupId

s

必須

なし

scalingGroupIdを表す文字列。

スケーリング・グループのscalingGroupId

-target

t

必須

なし

新しいターゲットを表す文字列。

スケーリング後の新しい値。

-waitForComplete

w

省略可

no

該当なし

非同期操作が正常に完了するまで待機するかどうかを指定します。


A.1.72.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.72.4.1 スケーリング・グループのスケーリング
$ abctl scale -scalingGroupId FOO -target 4

A.1.73 setDefaultTarget

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.73.1 シノプシス

$ abctl setDefaultTarget -name String -connectionName String

A.1.73.2 説明

ターゲットをデフォルトとして設定します。

A.1.73.3 オプション

表A-71に、setDefaultTargetのコマンド・オプションを示します。

表A-71 setDefaultTargetのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。

-name

n

必須

なし

ターゲットの名前を表す文字列。

ターゲットの名前。


A.1.73.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.73.4.1 デフォルト・ターゲットの設定
$ abctl setDefaultTarget -name MyTarget

A.1.74 startAssemblyInstance

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.74.1 シノプシス

$ abctl startAssemblyInstance -assemblyInstanceId String -connectionName String [-waitForComplete] [-pollTime String]

A.1.74.2 説明

アセンブリ・インスタンスを開始します。

A.1.74.3 オプション

表A-72に、startAssemblyInstanceのコマンド・オプションを示します。

表A-72 startAssemblyInstanceのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-assemblyInstanceId

a

必須

なし

assemblyInstanceIdを表す文字列。

開始するアセンブリ・インスタンスの識別子。

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。

-pollTime

pt

省略可

5

秒数を表す文字列。

非同期操作が正常に完了するまで待機する時間を指定します。

-waitForComplete

w

省略可

no

該当なし

非同期操作が正常に完了するまで待機するかどうかを指定します。


A.1.74.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.74.4.1 アセンブリ・インスタンスの開始
$ abctl startAssemblyInstance

A.1.75 stopAssemblyInstance

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.75.1 シノプシス

$ abctl stopAssemblyInstance -assemblyInstanceId String [-force] -connectionName String [-waitForComplete] [-pollTime String]

A.1.75.2 説明

アセンブリ・インスタンスのデプロイメントを停止します。

A.1.75.3 オプション

表A-73に、stopAssemblyInstanceのコマンド・オプションを示します。

表A-73 stopAssemblyInstanceのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-assemblyInstanceId

a

必須

なし

assemblyInstanceIdを表す文字列。

停止するアセンブリ・インスタンスの識別子。

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。

-force

f

省略可

なし

true、false。

リソース・マネージャを使用できない場合でも、ローカル・クリーンアップを実行する必要があるかどうかを示すフラグ。

-pollTime

pt

省略可

5

秒数を表す文字列。

非同期操作が正常に完了するまで待機する時間を指定します。

-waitForComplete

w

省略可

no

該当なし

非同期操作が正常に完了するまで待機するかどうかを指定します。


A.1.75.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.75.4.1 アセンブリ・インスタンスの停止
$ abctl stopAssemblyInstance

A.1.76 undeployAssemblyInstance

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.76.1 シノプシス

$ abctl undeployAssemblyInstance -assemblyInstanceId String -connectionName String [-waitForComplete] [-pollTime String]

A.1.76.2 説明

アセンブリ・インスタンスをアンデプロイします。

A.1.76.3 オプション

表A-74に、undeployAssemblyInstanceのコマンド・オプションを示します。

表A-74 undeployAssemblyInstanceのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-assemblyInstanceId

d

必須

なし

assemblyInstanceIdを表す文字列。

アンデプロイするアセンブリ・インスタンスの識別子。

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。

-pollTime

pt

省略可

5

秒数を表す文字列。

非同期操作が正常に完了するまで待機する時間を指定します。

-waitForComplete

w

省略可

no

該当なし

非同期操作が正常に完了するまで待機するかどうかを指定します。


A.1.76.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.76.4.1 アセンブリ・インスタンスのアンデプロイ
$ abctl undeployAssemblyInstance -assemblyInstanceId MyId

A.1.77 unregisterAssemblyArchive

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.77.1 シノプシス

$ abctl unregisterAssemblyArchive -name String [-version String] [-target String] -connectionName String [-waitForComplete] [-pollTime String]

A.1.77.2 説明

デプロイヤからアセンブリを登録解除します。

A.1.77.3 オプション

表A-75に、unregisterAssemblyArchiveのコマンド・オプションを示します。

表A-75 unregisterAssemblyArchiveのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。

-name

n

必須

なし

アセンブリ・アーカイブの名前を表す文字列。

アセンブリ・アーカイブの名前。

-pollTime

pt

省略可

5

秒数を表す文字列。

非同期操作が正常に完了するまで待機する時間を指定します。

-target

t

省略可

なし

ターゲットの名前を表す文字列。

ターゲットの名前。

-version

v

省略可

なし

アセンブリ・アーカイブのバージョンを表す文字列。

アセンブリ・アーカイブのバージョン。

-waitForComplete

w

省略可

no

該当なし

非同期操作が正常に完了するまで待機するかどうかを指定します。


A.1.77.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.77.4.1 アセンブリ・アーカイブの登録解除
$ abctl unregisterAssemblyArchive -name TheAssembly -version 1

A.1.78 updateAssemblyArchive

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.78.1 シノプシス

$ abctl updateAssemblyArchive -name String -version String -description String -connectionName String

A.1.78.2 説明

デプロイヤでアセンブリ・アーカイブの記述(属性)を更新します。

A.1.78.3 オプション

表A-76に、updateAssemblyArchiveのコマンド・オプションを示します。

表A-76 updateAssemblyArchiveのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。

-description

d

必須

なし

アセンブリ・アーカイブの記述を表す文字列。

アセンブリ・アーカイブの記述。

-name

n

必須

なし

アセンブリ・アーカイブの名前を表す文字列。

アセンブリ・アーカイブの名前。

-version

v

必須

なし

アセンブリ・アーカイブのバージョンを表す文字列。

アセンブリ・アーカイブのバージョン。


A.1.78.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.78.4.1 アセンブリ・アーカイブの更新
$ abctl updateAssemblyArchive -name MyAssembly -version 1 -description NewDescription

A.1.79 updateTarget

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.79.1 シノプシス

$ abctl updateTarget -name String [-properties String...] -connectionName String

A.1.79.2 説明

1つ以上のプロパティ値を更新します。このコマンドは、Oracle VMのターゲットに対して有効になっており、Oracle Exalogicに対しては無効になっています。Oracle Exalogicインストールでは1つのターゲットが事前構成され、変更できません。

A.1.79.3 オプション

表A-77に、updateTargetのコマンド・オプションを示します。

表A-77 updateTargetのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。

-name

n

必須

なし

ターゲットの名前を表す文字列。

ターゲットの名前。

-properties

p

省略可

なし

更新するプロパティおよび値を表す文字列。

プロパティとその新しい値を表す一連のキー=値のペア。


A.1.79.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.79.4.1 ターゲットの更新
$ abctl updateTarget -name MyTarget -properties prop=newvalue

A.1.80 uploadAssemblyArchive

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.80.1 シノプシス

$ abctl uploadAssemblyArchive -fileName Path -name String [-description String] -connectionName String

A.1.80.2 説明

Oracle Virtual Assembly Builder Deployerにアセンブリ・アーカイブをアップロードします。

A.1.80.3 オプション

表A-78に、uploadAssemblyArchiveのコマンド・オプションを示します。

表A-78 uploadAssemblyArchiveのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-connectionName

c

必須

なし

デプロイヤへの接続の名前を表す文字列。

デプロイヤへの接続の名前。

-fileName

fn

必須

なし

ディスク上のアセンブリ・アーカイブへのファイル・パスを表す文字列。

デプロイヤにアセンブリ・アーカイブをアップロードします。

-name

n

必須

なし

アセンブリ・アーカイブの名前を表す文字列。

アセンブリ・アーカイブの名前。

-description

d

省略可

なし

アセンブリ・アーカイブの記述を表す文字列。

アセンブリ・アーカイブの記述。


A.1.80.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.80.4.1 アセンブリ・アーカイブのアップロード
$ abctl uploadAssemblyArchive -fileName=c:/mySite.ova -name TheAssembly -version 1

A.1.81 uploadEMAssemblyArchive

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.81.1 シノプシス

$ abctl uploadEMAssemblyArchive -name String -[description String]

A.1.81.2 説明

Enterprise Managerソフトウェア・ライブラリにアセンブリ・アーカイブをアップロードします。アセンブリは最上位アセンブリのみで、アセンブリ・アーカイブはアセンブリに対して作成する必要があります。

A.1.81.3 オプション

表A-79に、uploadEMAssemblyArchiveのコマンド・オプションを示します。

表A-79 uploadEMAssemblyArchiveのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-name

n

必須

なし

カタログ内の最上位のアプライアンスまたはアセンブリ。

カタログ内の最上位のアプライアンスまたはアセンブリの名前。

-description

d

省略可

なし

テキストの記述。

アセンブリおよびアセンブリ・アーカイブの記述。


A.1.81.4

次に、コマンド例を示します。

A.1.81.4.1 uploadEMAssemblyArchive
% abctl uploadEMAssemblyArchive -name archiveName -description "my assembly archive" 

A.1.82 version

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.1.82.1 シノプシス

$ abctl version

A.1.82.2 説明

Oracle Virtual Assembly Builder仕様のバージョンを表示します。

A.1.82.3

$ abctl version

A.2 help

このコマンドの詳細は、次のとおりです。

A.2.1 シノプシス

$ abctl help [-command String] [-category] [-usage] 

A.2.2 説明

パラメータを指定しないと、helpコマンドは、使用可能なコマンドのリストとともに各コマンドの簡単な説明を取得するために問い合せることができるヘルプ・カテゴリのリストを表示します。

-allオプションを指定すると、helpコマンドは、すべての使用可能なコマンドを各コマンドの簡単な説明とともにリストします。コマンド名を指定すると、指定したコマンドに関する詳細なヘルプ情報が出力されます。コマンド名および-usageパラメータを指定すると、シノプシス(引数の使用方法)のみが出力されます。

-categoryオプションを指定すると、helpコマンドは、そのカテゴリ内で使用可能なコマンドをリストします。コマンドは、複数のカテゴリ内に表示されることがあります。

A.2.3 オプション

表A-80に、helpのコマンド・オプションを示します。

表A-80 helpのオプション

名前 別名 必須 デフォルト値 使用可能な値 説明

-command

c

省略可

なし

コマンドの名前。

引数なしでヘルプを呼び出したときにリストされるコマンドのうちの1つの名前。指定すると、指定コマンドに関する詳細なヘルプ情報が出力されます。

-usage

u

省略可

なし


-commandパラメータが指定されていない場合は無効です。このフラグを指定すると、対応する指定コマンドについてシノプシスの詳細のみが出力されます。

-category

c

省略可

なし


このフラグを指定すると、helpコマンドは指定されたカテゴリで使用可能なコマンドをリストします。

-quiet

q

省略可

なし

該当なし

デフォルトでは、詳細な進捗/成功メッセージが表示されます。-quietを設定すると、詳細モードはオフになり、1つまたは2つの進捗/成功メッセージのみが表示されます。


A.2.4

次に、コマンド例を示します。

A.2.4.1 引数なし

$ abctl help
 
Usage: abctl command [options]
 
Command                 Description
------------------------------------------------------------------------------
abctl help all             List all commands.abctl help catalog         Manage appliances and assemblies.abctl help deployer        Setup and manage OVAB Deployer.abctl help deployments     Deploy and manage assembly deployments.abctl help EM              Manage assemblies in EM Software Library.abctl help general         General help commands.abctl help introspection   Capture product installations.abctl help targets         Configure and manage deployment targets.
 
Try "abctl help -command cmd_name" for detailed help of a specific command.
 

A.2.4.2 コマンドのカテゴリに関するhelpの指定

$ abctl help catalog
 
Usage: abctl command [options]
 
Command                 Description
------------------------------------------------------------------------------
addToAssembly            Adds an appliance or assembly to an assembly.connectEndpoints         Create a new connection between two endpoints.createAssembly           Creates a new empty assembly.createAssemblyArchive    Creates an assembly archive.createExternalResources  Creates and connects external resources for                          unconnected outputs.createTemplate           Creates an appliance template.delete                   Deletes an appliance or assembly.describeCatalog          Lists appliances and assemblies in the catalog.describeEndpoints        Lists endpoints of an appliance or assembly.export                   Exports an appliance or assembly to disk.import                   Imports an appliance or assembly from disk.importExternalTemplate   Imports a VM template as an external appliance.
 
Try "abctl help <command>" for detailed help of a specific command.
 

A.2.4.3 -commandパラメータを指定したhelp

$ abctl help -command captureFileSets
 
NAME
 
captureFileSets
 
SYNOPSIS
 
captureFileSets -name String [-remoteHost String] [-remoteUser String] \ [-sudoUser String] [-remoteWorkingDir Path] [-remoteCleanup] \ [-privateKeyFile Path] [-quiet] [-force]
 
DESCRIPTION
 
Creates file sets for specified appliance or assembly.
 
OPTIONS
 
Name: remoteHost
Aliases: rh
Type: String
Required: false
Value description: String
Default value: 
Possible values: 
Description: Host name or IP address and optional SSH port of the remote
    machine.  If specified, the remoteUser must be specified as well.
 
Name: remoteUser
Aliases: ru
Type: String
Required: false
Value description: String
Default value: 
Possible values: 
Description: Name of the SSH user to use for accessing the remote machine.  If
    specified, the remoteHost must be specified as well.

...

EXAMPLES
 
abctl captureFileSets -name myOhs -force

A.2.4.4 -commandパラメータおよび-usageフラグを指定したhelp

$ abctl help -command captureFileSets -usage
 
Command usage:
 
captureFileSets -name String [-remoteHost String] [-remoteUser String] \ [-sudoUser String] [-remoteWorkingDir Path] [-remoteCleanup] \ [-privateKeyFile Path] [-quiet] [-force]
 
Try 'abctl help -command captureFileSets' for detailed help of the command.