ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalクイック・インストレーション・ガイド
11gリリース1 (11.1.1.6.0)
B55908-03
  ドキュメント・ライブラリへ移動
ライブラリ
製品リストへ移動
製品
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

Oracle® Fusion Middleware

Oracle WebCenter Portalクイック・インストレーション・ガイド

11gリリース1 (11.1.1.6.0)

B55908-03(原本部品番号:E10146-06)

2011年11月

このマニュアルには、単体ホスト上でのOracle WebCenter Portalのインストールおよび構成に関する手順が記載されています。Oracle WebCenter Portalインストーラの実行後、コンポーネントを使用するには、構成ウィザードを実行します。表1に、WebCenter Portalの構成時に作成される可能性のあるWebLogicサーバー・インスタンスを示します。

表1 作成されるWebLogic Serverインスタンス

サーバー コンポーネント/ホストされるアプリケーション 説明

管理サーバー


これがWebLogicの管理サーバーになります。管理サーバーはWebLogic Serverドメインを管理するための中枢になります。

管理サーバーでは、管理コンソールとOracle Enterprise Manager Fusion Middlewareコントロール・コンソールをホストします。

WC_Spaces

Oracle WebCenter Portal: Spaces

この管理対象サーバーは、WebCenterドメインの作成または拡張時にOracle WebCenter Spacesのインストールを選択すると作成されます。

WC_Portlet

WebCenter Portalポートレット

ページレット・プロデューサ

Oracle WebCenter Services Producer

この管理対象サーバーは、WebCenterドメインの作成または拡張時にOracle WebCenter Ensemble、Oracle Portlet ProducersまたはOracle WebCenter Services Producerのインストールを選択すると作成されます。

WC_Collaboration

Oracle WebCenter PortalのDiscussion Server

この管理対象サーバーは、WebCenterドメインの作成または拡張時にOracle WebCenter Portalの Discussion Serverのインストールを選択すると作成されます。

WC_Utilities

Oracle WebCenter Analyticsコレクタ

Oracle WebCenterアクティビティ・グラフ・エンジン

Oracle WebCenterパーソナライズ

この管理対象サーバーは、WebCenterドメインの作成または拡張時に前の列の任意の製品のインストールを選択すると作成されます。

WC_CustomPortal

Frameworkアプリケーション

これは、Frameworkアプリケーションをホストするカスタム・ポータル管理対象サーバーです。Frameworkアプリケーションをデプロイする場合、テンプレート、oracle.wc_custom_portal_template_11.1.1.jarを使用して、WebCenterドメインを拡張し、このカスタム管理対象サーバーを作成する必要があります。

WC_CustomServicesProducer

Portlet Producerアプリケーション

これは、Portlet Producerアプリケーションをホストするカスタム・サービス・プロデューサ管理対象サーバーです。Portlet Producerアプリケーションをデプロイする場合、テンプレート、oracle.wc_custom_services_producer_template_11.1.1.jarを使用して、WebCenterドメインを拡張し、このカスタム管理対象サーバーを作成する必要があります。


この章の内容は次のとおりです。

1 インストールの概要

図1は、行う必要がある手順の順序を示しています。

図1 WebCenter Portalのクイック・インストールのフローチャート

図1の説明は、図の下にあります
「図1 WebCenter Portalのクイック・インストールのフローチャート」の説明

表2に、フローチャート内の各タスクに関する追加情報および特定のドキュメントへのリンクを示します。

表2 WebCenter Portalのクイック・インストールのタスクおよび説明

タスク 詳細およびドキュメント

システムおよびネットワーク環境を確認します。

ご使用のシステムおよびネットワークが最小要件を満たしていることを確認するには、第2項「システムおよびネットワーク環境の確認」を参照してください。

データベースのインストールおよび構成。

第3項「データベースのインストールと構成」を参照してください。

IBM DB2データベース

IBM DB2データベースを使用している場合、スキーマのオペレーティング・システム・ユーザーを作成する必要があります。第3.1項「IBM DB2データベース用のオペレーティング・システム・ユーザーの作成」を参照してください。

データベース・スキーマを作成します。

WebCenter Portal製品を構成する前に、必要なデータベース・スキーマを作成する必要があります。第4項「WebCenter Portalのスキーマの作成」を参照してください。

Oracle WebLogic Serverをインストールします。

WebCenter Portalには、アプリケーション・サーバーが必要とされ、このドキュメントに記載されている手順は、Oracle WebLogic Serverをインストールするためのものです。第5項「Oracle WebLogic Serverのインストールとミドルウェア・ホームの作成」を参照してください。

WebCenter Portalをインストールします。

WebCenter Portalをインストールします。第6項「WebCenter Portalのインストール」を参照してください。

Oracle WebLogic Serverドメインを作成および構成します。

構成ウィザードを実行してWebLogic Serverドメインを作成し、WebCenter Portalコンポーネントを構成します。第7項「WebCenter Portalの構成」を参照してください。

インストール後のタスクを実行します。

ソフトウェアを正常にインストールおよび構成した後に、次のタスクを実行します。

環境を確認します。

第7項「WebCenter Portalの構成」を参照してください。


図2は、この手順の最後でシステム上に作成されるトポロジを示しています。

図2 完了したインストールおよび構成のトポロジ

図2の説明が続きます
「図2 完了したインストールおよび構成のトポロジ」の説明

2 システムおよびネットワーク環境の確認

システム環境がインストールの最小要件を満たしていることを確認するには、Oracle Technology Network (OTN)で入手できる次のドキュメントを参照してください。

3 データベースのインストールと構成

WebCenter Portalのインストールでは、データベースが使用できる必要があります。データベースが稼働している必要がありますが、コンポーネントのインストール先と同じシステムにある必要はありません。WebCenter Portalコンポーネントに必要なスキーマを作成する際にリポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を使用するため、データベースにはこのRCUとの互換性も必要です。

動作保証されているデータベースの最新情報については、「Oracle Fusion Middlewareサポートされるシステム構成」ページにある、Oracle Fusion Middleware 11gR1のシステム要件とサポート対象プラットフォームのドキュメントを参照してください。

Oracleデータベースをインストールしたら、Oracle Fusion Middlewareのシステム要件と仕様に関するドキュメントのOracleデータベースのRCU要件に関する説明を参照して、データベースが正しく構成されていることを確認します。

Repository Creation Utilityを実行してスキーマを作成するには、Oracleデータベースが起動して稼動している必要があります。データベースが、製品のインストール先と同じシステム上にある必要はありません。

3.1 IBM DB2データベース用のオペレーティング・システム・ユーザーの作成

IBM DB2データベースを使用していない場合、この項はスキップできます。

IBM DB2データベースでは、対応するオペレーティング・システム・ユーザーを使用してデータベース・ユーザーを認証します。したがって、RCUを実行する前に、スキーマごとにオペレーティング・システム・ユーザーを1人作成しておく必要があります。オペレーティング・システム・ユーザー名はスキーマ所有者名と一致し、小文字のみで構成されている必要があります。大文字のみの名前や大文字と小文字が混在する名前は使用できません。たとえば、RCUを使用してDEV_PTという名前のスキーマを作成した場合は、オペレーティング・システム・ユーザー名はdev_pt(すべて小文字)にする必要があります。

第4項「WebCenter Portalのスキーマの作成」表4に、WebCenter Portal用に作成する必要があるオペレーティング・システム・ユーザーを示します。オペレーティング・システム・ユーザーの作成方法の詳細は、システムのドキュメントを参照してください。

4 WebCenter Portalのスキーマの作成

WebCenter Portalをインストールする前に、データベース上に特定のスキーマが存在する必要があります。データベースにスキーマを作成するには、リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を実行する必要があります。

この項の説明に従ってRCUを取得し、スキーマを作成します。

RCUを実行できるプラットフォームを確認するには、Oracle Fusion Middlewareのシステム要件と仕様のRCUのサポート対象プラットフォームに関する説明を参照してください。

リポジトリ作成ユーティリティの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utilityユーザーズ・ガイド』を参照してください。

4.1 RCUのダウンロードと起動

RCUの最新バージョンを入手するには:

  1. Oracle Technology NetworkのOracle Fusion Middleware 11gR1ソフトウェア・ダウンロードに関するページに移動します。

    http://www.oracle.com/technetwork/middleware/downloads/index-087510.html
    
  2. 「OTNライセンス契約書」をクリックし、ライセンス契約書を確認します。

  3. 「ライセンスに同意する」オプションを選択します。ライセンス契約に同意しなければ、RCUをダウンロードできません。

  4. ページの下部付近にある必要な追加ソフトウェアの表でリポジトリ作成ユーティリティを検索します。.zipファイルをダウンロードしたら、その内容を任意のディレクトリに解凍します。このディレクトリをRCU_HOMEディレクトリと呼びます。


    注意:

    Windowsオペレーティング・システムでは、名前にスペースを含むディレクトリにRCUの.zipファイルを解凍しないでください。

RCU_HOMEディレクトリ内のbinディレクトリからRCUを起動します。

Linuxオペレーティング・システムの場合:

cd RCU_HOME/bin
./rcu

Windowsオペレーティング・システムの場合:

cd RCU_HOME\bin
rcu.bat

4.2 スキーマ作成のRCU画面

この項の説明にあるように、RCU画面に表示されている手順に従ってください。

  1. 「ようこそ」画面

    次へ」をクリックします。

  2. 「リポジトリの作成」画面

    作成」を選択します。

    次へ」をクリックします。

  3. 「データベース接続の詳細」画面

    Oracle Databaseを使用している場合は、次の資格証明を指定します。

    • ホスト名: host.domain.comの形式でデータベースが存在するマシンの名前を指定します。Oracle RACデータベースの場合は、仮想IP名またはいずれかのノード名をホスト名として指定します。

    • ポート: データベースのリスニング・ポート番号を指定します。Oracleデータベースのデフォルトのポート番号は1521です。

    • データベース名: データベースのサービス名を指定します。通常、サービス名はグローバル・データベース名と同じです。

      データベースのサービス名が不明な場合は、データベースの初期化パラメータ・ファイルのSERVICE_NAMESパラメータから取得できます。初期化パラメータ・ファイルにSERVICE_NAMESパラメータが含まれていない場合、サービス名はDB_NAMEDB_DOMAINパラメータに指定されているグローバル・データベース名と同じです。

      Oracle RACデータベースの場合は、いずれかのノードのサービス名をこのフィールドに指定します。たとえば、examplehost.exampledomain.comのようになります。

    • ユーザー名: DBAまたはSYSDBA権限を持つユーザーの名前を指定します。SYSDBA権限を持つデフォルトのユーザー名はSYSです。

    • パスワード: データベース・ユーザーのパスワードを指定します。

    • ロール: ドロップダウン・リストからデータベース・ユーザーのロールを選択します。SYSユーザーには、SYSDBAロールが必要です。

    Microsoft SQL Serverデータベースを使用している場合は、次の資格証明を指定します。

    • Unicodeのサポート: ドロップダウン・リストから 「はい」 または 「いいえ」 を選択します。

    • サーバー名: ホスト名、IPアドレス、またはデータベースが実行されているサーバーの完全なサーバー名をhost\serverの形式で入力します。

    • 「ポート」: データベース・リスナーのポート番号を指定します。

    • データベース名: データベースの名前を指定します。

    • ユーザー名: DBAまたはSYSDBA権限を持つユーザーの名前を指定します。

    • パスワード: データベース・ユーザーのパスワードを指定します。

    IBM DB2データベースを使用している場合は、次の資格証明を指定します。

    • サーバー名: ホスト名、IPアドレス、またはデータベースが実行されているサーバーの完全なサーバー名をhost\serverの形式で入力します。

    • 「ポート」: データベース・リスナーのポート番号を指定します。

    • データベース名: データベースの名前を指定します。

    • ユーザー名: DB所有者権限があるユーザーの名前を指定します。

    • パスワード: データベース・ユーザーのパスワードを指定します。

    次へ」をクリックします。「前提条件チェック」画面が表示されます。エラーが発生した場合は、エラーに関する詳細が「データベース接続の詳細」画面に表示されます。エラーを修正し、「次へ」をもう一度クリックします。

    チェックがエラーなしで完了したら、「OK」をクリックしてこの画面を閉じます。

  4. 「コンポーネントの選択」画面

    画面の上部で、「接頭辞の新規作成」を選択します。データベース・インスタンスのユーザーが他にいない場合は、デフォルト接頭辞のDEVを使用できます。他のOracle Fusion Middlewareユーザーとデータベース・インスタンスを共有している場合、カスタム接頭辞の作成と使用の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utilityユーザーズ・ガイド』のカスタム・スキーマと表領域の作成に関する説明を参照してください。

    使用可能なコンポーネントがリストされた表で、「WebCenter Portal」を選択します。すべての依存スキーマを含めて、このコンポーネント内のすべての製品スキーマが自動的に選択されます。

    表3に、OracleおよびMicrosoft SQL ServerデータベースでWebCenter Portalコンポーネントに必要なスキーマを示します。

    表3 OracleデータベースおよびMicrosoft SQL ServerデータベースでのWebCenter Portalコンポーネントの必須スキーマ

    コンポーネント スキーマ所有者 依存関係

    Spacesおよびサービス

    prefix_WEBCENTER

    prefix_MDS(メタデータ・サービス)

    Portlet Producer

    prefix_PORTLET

    なし。

    ディスカッション

    prefix_DISCUSSIONS

    なし。

    アクティビティ・グラフおよびアナリティクス

    prefix_ACTIVITIES

    なし。


    表4は、IBM DB2データベースでのWebCenter Portalコンポーネントの必須スキーマを示しています。

    表4 IBM DB2データベースでのWebCenter Portalコンポーネントの必須スキーマ

    コンポーネント スキーマ所有者 依存関係 必須のオペレーティング・システム・ユーザー

    Spacesおよびサービス

    prefix_WC

    prefix_MDS(メタデータ・サービス)

    prefix_wc

    prefix_mds

    Portlet Producer

    prefix_PT

    なし。

    prefix_pt

    ディスカッション

    prefix_DS

    なし。

    prefix_ds

    アクティビティ・グラフおよびアナリティクス

    prefix_AG

    なし。

    prefix_ag



    注意:

    この画面で指定したスキーマ名とその接頭辞の値を覚えておくか、記録しておいてください(これらは、後でコンポーネントを構成するときに必要になります)。スキーマ名は、prefix_schemanameという形式で指定する必要があります。

    次へ」をクリックします。「前提条件チェック」画面が表示されます。エラーが発生した場合は、エラーに関する詳細が「コンポーネントの選択」画面に表示されます。エラーを修正し、「次へ」をもう一度クリックします。

    チェックがエラーなしで完了したら、「OK」をクリックしてこの画面を閉じます。

  5. 「スキーマ・パスワード」画面

    画面の上部で、「すべてのスキーマに同じパスワードを使用」を選択します。

    「パスワード」フィールドに、使用するパスワードを入力します。「パスワードの確認」フィールドにもう一度パスワードを入力します。


    注意:

    この画面で指定したスキーマ・パスワードを覚えるか、記録しておいてください。これらは、後でコンポーネントを構成するときに必要になります。

    次へ」をクリックします。

  6. 「カスタム変数」画面

    アクティビティ・グラフおよびアナリティクスは、データベースのパーティション化を有効にするためにカスタマイズできます。データベースのパーティション化を有効にしてアクティビティ・グラフと分析をインストールする場合はYを指定し、データベースのパーティション化を無効にする場合はNを指定します。

  7. 「表領域のマップ」画面

    次へ」をクリックします。「表領域の作成」画面が表示されます。エラーが発生した場合は、エラーに関する詳細が「表領域のマップ」画面に表示されます。エラーを修正し、「次へ」をもう一度クリックします。

    表領域がエラーなしで作成されたら、「OK」をクリックしてこの画面を閉じます。

  8. 「サマリー」画面

    作成」をクリックします。「作成」画面が表示されます。エラーが発生した場合は、エラーに関する詳細が「サマリー」画面に表示されます。エラーを修正し、「次へ」をもう一度クリックします。

    スキーマがエラーなしで作成されたら、「OK」をクリックしてこの画面を閉じます。

  9. 「完了サマリー」画面

    閉じる」をクリックします。

5 Oracle WebLogic Serverのインストールとミドルウェア・ホームの作成

WebCenter Portalでは、システム上にOracle WebLogic Serverが必要です。まだOracle WebLogic Serverがない場合は、この項の手順に従ってインストールしてください。

WebLogic Serverのインストールの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』を参照してください。

5.1 WebLogic Serverインストーラのダウンロード

Oracle Technology Networkから、最新版のOracle WebLogic Serverインストーラをダウンロードします。

  1. Oracle Technology NetworkのOracle WebLogic Serverのダウンロードに関するページに移動します。

    http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/wls-main-097127.html
    
  2. 「OTNライセンス契約書」をクリックし、ライセンス契約書を確認します。

  3. 「ライセンスに同意する」オプションを選択します。インストーラをダウンロードする前に、ライセンス契約に同意しておく必要があります。

  4. 画面の指示に従って、現在のリリースで使用可能なインストーラにアクセスし、オペレーティング・システムに適したインストーラをダウンロードします。

インストール・プログラムには、Java Runtime Environment(JRE)の実行が必要です。JREは、Windows 32ビット、Linux x86インストール・プログラムおよび一部のUNIXインストール・プログラムにバンドルされています(ファイル名の末尾が.binとなっています)。

他のプラットフォームの場合は、インストール・プログラムではJDKがインストールされません。このようなインストール・プログラムのファイル名の末尾は、.jarとなっています。.jarインストール・プログラムを実行するには、ご使用のシステムに適切なバージョンのJDKがインストールされている必要があり、PATH変数定義の最初にJDKのbinディレクトリを含める必要があります。プラットフォームでサポートされているJDKについては、「Oracle Fusion Middlewareのサポートされるシステム構成」ページにある、Oracle Fusion Middleware 11gR1のシステム要件およびサポート対象プラットフォームに関するドキュメントを参照してください。

5.2 WebLogic Serverインストーラの起動

WebLogic Serverインストーラを起動する前に、システムにDISPLAY環境変数を設定します。

Oracle WebLogic Serverインストーラをグラフィック・モードで起動する場合、ご使用のオペレーティング・システムに対応する項の手順に従ってください。

5.2.1 Windowsオペレーティング・システム上でのインストーラの起動

Windowsオペレーティング・システム上でインストーラを起動するには、インストール・プログラムを含むディレクトリに移動し、インストール・ファイルをダブルクリックします。たとえばWebLogic Server 10.3.6の場合、32ビットWindows用のインストール・プログラム名はwls1036_win32.exeです。

5.2.2 UNIXオペレーティング・システム上でのインストーラの起動

UNIXオペレーティング・システム上でインストーラを起動するには、インストール・プログラムを含むディレクトリに移動し、次のコマンドを入力してインストールを開始します。

chmod a+x file_name
./file_name

file_nameを、ご使用のインストール・ファイル名に置き換えます。たとえばWebLogic Server 10.3.6の場合、32ビットLinux用のインストール・ファイル名はwls1036_linux32.binです。

5.2.3 UNIXオペレーティング・システム上での.jarインストーラの起動

ファイル名の末尾が.jarのインストール・ファイルの場合にインストーラを起動するには、次の手順を実行します。

  1. ターゲット・システム上におけるPATH変数定義の最初に、適切なJDKのbinディレクトリを追加します。次に例を示します。

    PATH=$JAVA_HOME/bin:$PATH
    export PATH
    
  2. インストール・プログラムをダウンロードしたディレクトリに移動します。

  3. 次のコマンドを入力して、インストール・プログラムを起動します。

    java -jar wlsversion_generic.jar
    

5.2.4 64ビットJDKの使用による64ビット・オペレーティング・システム上でのインストーラの起動

.jarインストール・プログラムを使用して64ビットのプラットフォーム上にWebLogic Serverをインストールする場合は、次の手順を実行します。

  1. 32/64ビット・ハイブリッドJDKを使用する場合(HP-PA、HPIAおよびSolaris64プラットフォームの場合など)、インストール・コマンドに-d64フラグを含めます。次に例を示します。

    java -d64 -jar wlsversion_generic.jar
    
  2. JAVA_HOME/bin/java -version(または、32/64ビット・ハイブリッドJDKの場合はJAVA_HOME/bin/java -d64 -version)コマンドを実行して、JAVA_HOMEが64ビットのJDKを参照していることを確認します。

5.3 WebLogic Serverのインストールの画面および説明

この項の説明にあるように、WebLogic Serverインストール画面に表示されている手順に従ってください。

  1. 「ようこそ」画面

    次へ」をクリックします。

  2. 「ミドルウェア・ホーム・ディレクトリの選択」画面

    新しいミドルウェア・ホームを作成する」を選択します。

    新しいミドルウェア・ホーム・ディレクトリを作成する場所を指定します。このディレクトリがすでにシステム上に存在している場合、これは空のディレクトリである必要があります。このディレクトリがまだ存在していない場合は、作成されます。


    注意:

    この場所を覚えるか、記録しておいてください(これは、後でWebCenter Portalをインストールするときに必要になります)。

    ミドルウェア・ホーム・ディレクトリの詳細は、『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』のミドルウェア・ホームおよびWebLogic Serverホーム・ディレクトリに関する項を参照してください。

    次へ」をクリックします。

  3. 「セキュリティ更新のための登録」画面

    最新の製品およびセキュリティ更新を受け取るかどうかを選択します。何も受け取らないことを選択すると、続行する前に、その選択を確認するよう求められます。

    次へ」をクリックします。

  4. 「インストール・タイプの選択」画面

    標準」を選択します。

    次へ」をクリックします。

  5. 「製品インストール・ディレクトリの選択」画面

    WebLogic Serverホーム・ディレクトリ用の場所を指定します。

    WebLogicホーム・ディレクトリの詳細は、『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』のミドルウェア・ホームおよびWebLogic Serverホーム・ディレクトリに関する項を参照してください。

    次へ」をクリックします。

  6. 「ショートカットの場所の選択」画面(Windowsのみ)

    Windowsシステムへのインストールの場合は、WindowsでOracle製品へのショートカットを作成する場所を指定するよう求められます。

    次へ」をクリックします。

  7. 「インストール・サマリー」画面

    次へ」をクリックします。

  8. 「インストールの進行状況」画面

    この画面で必要なアクションはありません。

  9. 「インストール完了」画面

    Quickstartの実行」を選択解除します。

    完了」をクリックします。

5.4 WebLogic Serverのインストールの確認

この時点で(データベースおよびOracle WebLogic Serverの両方をインストール後)、図3に示されているディレクトリ構造を参照してください(完全なシステム・トポロジを参照するには、戻って図2を参照してください)。

図3 WebLogic Server(およびデータベース)インストール後のディレクトリ構造

図3の説明が続きます
「図3 WebLogic Server(およびデータベース)インストール後のディレクトリ構造」の説明

この手順において後で必要となるディレクトリのみが示されており、ミドルウェア・ホームのすべてのディレクトリが示されているわけではないことに注意してください。

6 WebCenter Portalのインストール

WebCenter Portalコンポーネント(WebCenter Portal: Spaces、WebCenter Portal: FrameworkおよびWebCenter Portlet Producer)はデフォルトでシステムにインストールされます。コンポーネントのインストール後に、構成ウィザードを起動して必要なコンポーネントを構成できます。


注意:

WebCenter Portalをインストールする前に、WebLogicサーバー管理コンソールにログインしていないことを確認してください。

この項の手順に従って、WebCenter Portalをインストールします。

6.1 ソフトウェアの入手

表5は、最新のOracle Fusion MiddlewareソフトウェアをダウンロードできるOracle Webサイトを示しています。

表5 Oracle Fusion Middlewareソフトウェアをダウンロードできるサイト

Oracle Webサイト 用途と場所

Oracle Technology Network

開発者の場合は、Oracle Technology Network(OTN)にアクセスし、OTN Developer Licenseの条項に従ってOracleソフトウェアをダウンロードしてください(URLは次のとおり)。

http://www.oracle.com/technetwork/middleware/fusion-middleware/overview/index.html

詳細は、ダウンロードおよび動作保証についてよくある質問を参照してください。このドキュメントは、メインのMiddlewareダウンロード・ページでFAQアイコンをクリックすると入手できます。

注意: Oracle Technology Networkへの登録は無料です。

My Oracle Support

オラクル社と有効なサポート契約を結んでいるお客様がソフトウェアの更新および修復プログラムをダウンロードする場合は、My Oracle Supportにアクセスしてください(URLは次のとおり)。

http://support.oracle.com/

インストール製品の個別のパッチ・セット番号、およびソフトウェアの保守に関する詳細を入手するには、My Oracle SupportのドキュメントID 1073776.1を参照してください。

Oracle E-Delivery

Oracleソフトウェア・ライセンスを購入しているお客様がそのライセンスの条項に従ってソフトウェアをダウンロードする場合、またはOracle Electronic Deliveryの試用ライセンスの条項に従ってOracleソフトウェアをダウンロードする場合は、Oracle E-Deliveryにアクセスしてください(URLは次のとおり)。

http://edelivery.oracle.com/

アーカイブ・ファイルをダウンロードした後、インストールを実行するマシン上の任意のディレクトリにアーカイブ・ファイルを解凍します。

6.2 インストーラの起動

インストーラを起動するには、アーカイブ・ファイルを解凍したディレクトリに移動し、Disk1ディレクトリに切り替えます。

UNIXオペレーティング・システムの場合:

cd unpacked_archive_directory/Disk1
./runInstaller -jreLoc JRE_LOCATION

注意:

インストーラのrootユーザーとしての起動はサポートされていません。

Windowsオペレーティング・システムの場合:

cd unpacked_archive_directory\Disk1
setup.exe -jreLoc JRE_LOCATION

インストーラでは、システム上のJava Runtime Environment (JRE)の場所のフルパスを指定する必要があります。Oracle WebLogic Serverのインストール時(第5項「Oracle WebLogic Serverのインストールとミドルウェア・ホームの作成」)に、システムにはJREがインストールされています。この場所(jreディレクトリの場所)を使用してインストーラを起動できます。JREのデフォルトの場所は、ミドルウェア・ホームのjdk160_27ディレクトリ内部です。

64ビット・プラットフォームでは、JREの場所はJAVA_HOME(Oracle WebLogic Serverのインストールに使用された場所)です。詳細は、第5項「Oracle WebLogic Serverのインストールとミドルウェア・ホームの作成」を参照してください。

6.3 インストールの画面および説明

この項の説明にあるように、インストール画面に表示されている手順に従ってください。

  1. 「ようこそ」画面

    次へ」をクリックします。

  2. 「ソフトウェア更新のインストール」画面

    ソフトウェア更新のインストールに使用する方法を選択します。

    • ソフトウェア更新のスキップ

      その時点ではオプションをスキップする場合に選択します。

    • My Oracle Supportで更新を検索

      My Oracle Supportアカウントを所有している場合は、アカウント名とパスワードを指定することによって、適用可能なソフトウェア更新をMy Oracle Supportからインストーラが自動的にダウンロードします。資格証明を入力したら、「接続のテスト」をクリックして接続をテストできます。インストーラがMy Oracle Supportにアクセスできるようにプロキシ・サーバーを構成する必要がある場合は、「プロキシ設定」をクリックします。

    • ローカル・ディレクトリで更新を検索

      ローカルで使用可能なソフトウェア更新がある場合、このオプションを使用して場所を指定できます。「ローカル・ディレクトリで更新を検索」を選択すると、さらに「場所」フィールドが表示されるので、このフィールドに更新のある場所を指定します。

    オプションを選択し、「次へ」をクリックします。

  3. 「前提条件のチェック」画面

    前提条件のチェックがエラーなしで完了したら、「次へ」をクリックします。

  4. 「インストール場所の指定」画面

    Oracle Middlewareホーム: WebLogic Serverがインストールされている場所を指定します。

    Oracleホーム・ディレクトリ: ソフトウェアをインストールする場所を指定します。

    • 既存のディレクトリを指定する場合は、それが空のディレクトリで、Oracleミドルウェア・ホーム内に存在する必要があります。

    • 存在しないディレクトリを指定する場合は、Oracleミドルウェア・ホーム内にそのディレクトリが作成されます。

    このディレクトリがOracleホーム・ディレクトリになります。ランタイム・コンポーネントからこのディレクトリに書き込むことはできません。


    注意:

    このドキュメントの以降の部分では、他のOracle Fusion Middleware製品のOracleホーム・ディレクトリとの混同を避けるため、このディレクトリをWebCenter PortalOracleホームまたはWC_ORACLE_HOMEと呼びます。

    ミドルウェア・ホーム・ディレクトリおよびOracleホーム・ディレクトリの詳細は、『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』のOracle Fusion Middlewareのディレクトリ構造に関する項を参照してください。

  5. 「アプリケーション・サーバー」画面

    このインストールに使用するアプリケーション・サーバーを選択します。

    WebLogic Server」を選択し、「次へ」をクリックします。

  6. 「インストール・サマリー」画面

    インストール」をクリックします。

  7. 「インストールの進行状況」画面

    インストールが100%完了になったら、「次へ」をクリックします。

  8. 「インストール完了」画面

    終了」をクリックします。

6.4 インストールの確認

この時点で、図4に示されているディレクトリ構造を参照してください(完全なシステム・トポロジを参照するには、戻って図2を参照してください)。

図4 WebLogic Portalインストール後のディレクトリ構造

図4の説明は、図の下にあります。
「図4 WebCenter Portalインストール後のディレクトリ構造」の説明

7 WebCenter Portalの構成

インストーラの実行に成功したら、Oracle Fusion Middleware構成ウィザードを使用して、WebCenter Portalコンポーネントを構成できます。

WebLogicドメインの構成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware構成ウィザードを使用したドメインの作成』を参照してください。

7.1 構成ウィザードの起動

構成ウィザードは、WC_ORACLE_HOMEディレクトリにあります。

UNIXオペレーティング・システムの場合:

cd WC_ORACLE_HOME/common/bin
./config.sh

Windowsオペレーティング・システムの場合:

cd WC_ORACLE_HOME\common\bin
config.cmd

32ビット・オペレーティング・システムを使用している場合は、Oracle WebLogicをインストールする際にOracle JRockit SDKもインストールされます(第5項「Oracle WebLogic Serverのインストールとミドルウェア・ホームの作成」を参照)。構成ウィザードは、このJDKをデフォルトで使用します。Sun JDKを使用して構成ウィザードを起動するには、構成ウィザードを起動する前に次の手順を実行します。

  1. JAVA_HOME環境変数にSun JDKの場所を設定します。たとえば、ミドルウェア・ホーム内のjdk160_27にOracle WebLogic ServerとともにインストールされたSun JDKに設定できます。

  2. JAVA_VENDOR環境変数を「Sun」に設定します。

7.2 WebLogicドメインの構成

WebCenter PortalのWebLogicドメインを構成するには、次を実行します。

  1. 「ようこそ」画面

    新しいWebLogicドメインの作成」を選択します。

    次へ」をクリックします。

  2. 「ドメイン・ソースの選択」画面

    以下の製品をサポートするために、自動的に構成されたドメインを生成する」を選択し、このドメイン内に構成する製品を選択します。WebCenter Portalを完全にインストールするには、次のすべてを選択します。

    • Oracle WebCenter Spaces - 11.1.1.0 [WC_ORACLE_HOME]

      必要に応じて、次の製品が自動的に選択されます。

      • Oracle Enterprise Manager - 11.1.1.0 [oracle_common]

      • Oracle WSM Policy Manager - 11.1.1.0 [oracle_common]

      • Oracle JRF - 11.1.1.0 [oracle_common]

    • Oracle WebCenter Services Portlets - 11.1.1.0 [WC_ORACLE_HOME

    • Oracle WebCenter Pagelet Producer - 11.1.1.0 [WC_ORACLE_HOME

    • Oracle Portlet Producers - 11.1.1.0 [WC_ORACLE_HOME

    • Oracle WebCenter Discussion Server - 11.1.1.0 [WC_ORACLE_HOME

    • Oracle WebCenter ActivityGraph Engines - 11.1.1.0 [WC_ORACLE_HOME

      依存関係として、Oracle WebCenter Analytics Collector - 11.1.1.0 [WC_ORACLE_HOME]が自動的に選択されます。

    • Oracle WebCenter Personalization - 11.1.1.0 [WC_ORACLE_HOME

    すでにOracle Fusion Middleware製品がシステムにインストールされている場合は、この画面上に製品が重複され表示されることがあるので、WC_ORACLE_HOMEと関連する製品のみ選択してください。

    次へ」をクリックします。

  3. 「ドメイン名と場所の指定」画面

    次のドメイン情報を指定します。

    • ドメイン名: 作成するドメインの名前。デフォルトの名前はbase_domainです。

    • ドメインの場所: このドメインを作成するディレクトリへの絶対パス。このドキュメントでは、以降、指定されたドメイン名とドメインの場所を、ドメイン・ホーム・ディレクトリ(DOMAIN_HOME)と呼びます。このディレクトリは、システム上の任意の場所でかまいません。

    • アプリケーションの場所: このドメインで作成されたアプリケーションが存在するディレクトリへの絶対パス。このドキュメントでは、以降、指定されたアプリケーションの場所とドメイン名を、アプリケーション・ホーム・ディレクトリ(APPLICATION_HOME)と呼びます。このディレクトリは、システム上の任意の場所でかまいません。

    ドメイン名と場所の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』のWebLogic Serverドメインに関する説明を参照してください。

    次へ」をクリックします。

  4. 「管理者ユーザー名およびパスワードの構成」画面

    次の管理者用の資格証明を指定します。

    • ユーザー名: このドメインの管理者の名前。デフォルトの名前はweblogicです。


      注意:

      デフォルトでは、Oracle WebLogic Serverは、デフォルト・ユーザーであるweblogicにドメイン管理権限を付与します。別のユーザーにドメイン管理権限を付与する場合には、ドメインを作成した後で、WebCenter SpacesとOracle WebCenter Discussions Serverのユーザーに管理者ロールを付与する必要があります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterインストレーション・ガイド』の非デフォルト・ユーザーへの管理者ロールの付与についての項を参照してください。

    • ユーザー・パスワード: 管理者のパスワード。

    • ユーザー・パスワードの確認: 管理者パスワードを再入力します。

    • 説明: このユーザーの説明を入力するか、デフォルトの説明をそのまま残します。このフィールドはオプションです。

    次へ」をクリックします。

  5. 「サーバーの起動モードおよびJDKの構成」画面

    この画面の「WebLogicドメインの起動モード」部分で、「開発モード」を選択します。

    画面の「JDKの選択」の部分で、「開発モード」の中のユーザー・プラットフォームに推奨されるJDKを選択します。このテキストは、「WebLogicドメインの起動モード」セクションの「開発モード」の直下にあります。たとえば、Linuxシステムでは、使用可能なJDKの一覧から「Sun SDK 1.6.0_27」を選択するように要求されます。

    次へ」をクリックします。

  6. 「JDBCコンポーネント・スキーマの構成」画面

    この画面に表示されたデータ・ソースごとにスキーマ情報を構成します。この画面のフィールドを変更すると、その変更は、選択されたデータ・ソースにのみ適用されます。すべてのデータ・ソース(同じデータベース上に存在するデータ・ソースなど)に共通のフィールドの場合は、すべてのデータ・ソースを選択して変更を加える必要があります。変更は入力した時点で自動的に保存されます。

    すべてのデータ・ソースに共通するすべての情報を指定したら、個別のまたはより小さなグループのデータ・ソースを選択して、それらに固有の情報(スキーマ・オーナーなど)を入力する必要があります。

    この画面の表を確認し、変更が必要なフィールドを特定します。

    • ベンダー: ドロップダウン・リストからデータベースのベンダーを選択します。

    • ドライバ: ドロップダウン・リストからドライバ・タイプを選択します。

    • スキーマ・オーナー: スキーマのオーナーを指定します。これは、次の形式で表されるこのコンポーネントのスキーマ名です。

      prefix_schema_name
      

      この情報は、RCUを使用してスキーマを作成したときに、「コンポーネントの選択」画面で指定されたものです。詳細は、第4項「WebCenter Portalのスキーマの作成」を参照してください。

    • パスワード: スキーマのパスワードを指定します。このパスワードは、RCUを使用してスキーマを作成したときに、「スキーマ・パスワード」画面で指定したものです。詳細は、第4項「WebCenter Portalのスキーマの作成」を参照してください。

    • DBMS/サービス: データベースのサービス名を指定します。このスキーマが存在するデータベースのものを指定します。

    • ホスト名: データベースを実行するマシンの名前を指定します。

    • ポート: データベースのリスニング・ポート番号を指定します。

    次へ」をクリックします。

  7. 「コンポーネント・スキーマのテスト」画面

    データソースへの接続が成功していることを確認します。

    次へ」をクリックします。

  8. 「オプションの構成を選択」画面

    この画面では何も選択しないでください。

    次へ」をクリックします。

  9. 「構成のサマリ」画面

    この画面の情報を確認します。前の画面に戻って構成の一部を変更する場合は、左側のナビゲーション・ペインまたは「前へ」ボタンを使用します。

    すべてが正しいことを確認したら、「作成」をクリックします。

  10. 「ドメインの作成中」画面

    ドメインが正常に作成されたら、「完了」をクリックします。

7.3 構成の確認

この時点で、トポロジは図2に示されているものと一致している必要があり、これでWebCenter Portalのインストールおよび構成が完了となります。

WebLogic Serverドメインの構成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware構成ウィザードによるドメインの作成』を参照してください。

8 インストール後のタスク

この項には、インストールと構成の確認に役立つ一般情報が含まれています。コンポーネントによっては、カスタム構成または手動構成が必要な場合があり、それに関する情報もこの項に含まれています。

8.1 サーバーの起動

デプロイメントを起動および稼働するには、管理サーバーと様々な管理対象サーバーを開始する必要があります。

  1. 管理サーバーを起動するには、新しいドメインを作成したディレクトリでstartWebLogic.shスクリプト(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはstartWebLogic.cmdスクリプト(Windowsオペレーティング・システムの場合)を実行します。

    UNIXオペレーティング・システムの場合:

    DOMAIN_HOME/startWebLogic.sh
    

    Windowsオペレーティング・システムの場合:

    DOMAIN_HOME\startWebLogic.cmd
    

    この情報は、構成ウィザードの「ドメイン名と場所の指定」画面で指定されています。

  2. 管理対象サーバーを起動するには、startManagedWebLogic.sh(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはstartManagedWebLogic.cmd(Windowsオペレーティング・システムの場合)スクリプトを、ドメインを作成したディレクトリ内のbinディレクトリで実行します。

    このコマンドでは、サーバー名を指定する必要もあります。表1に、様々なOracle WebCenter Portalコンポーネントのデフォルトのサーバー名を示します。

    たとえば、UNIXオペレーティング・システムでOracle WebCenter Portal: Spacesサーバーを起動するには、次を実行します。

    DOMAIN_HOME/bin/startManagedWebLogic.sh WC_Spaces http://administration_server_host:administration_server_port
    

    Windowsオペレーティング・システムの場合:

    DOMAIN_HOME\bin\startManagedWebLogic.cmd WC_Spaces http://administration_server_host:administration_server_port
    

サーバーを起動する前に、WebLogic Serverのユーザー名とパスワードを入力するように求められます。これらは、構成ウィザードの「管理者ユーザー名およびパスワードの構成」画面で指定したものです。

起動する必要がある管理対象サーバーの名前が不明な場合は、DOMAIN_HOMEディレクトリ内のstartManagedWebLogic_readme.txtファイルの内容を表示します。

または、次のURLの管理サーバー・コンソールにアクセスすることもできます。

http://administration_server_host:administration_server_port/console

構成ウィザードの「管理者ユーザー名およびパスワードの構成」画面で指定したユーザー名とパスワードを入力します。

サーバーの起動と停止の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverサーバーの起動と停止の管理』のサーバーの起動と停止に関する説明を参照してください。

8.2 管理コンソールからの管理対象サーバーの起動

管理コンソールから管理対象サーバーを起動するには、最初にマシンを作成してから、管理対象サーバーとそのマシンを関連付ける必要があります。


注意:

管理コンソールから管理対象サーバーを起動するには、ノード・マネージャ(第8.3項「ノード・マネージャの起動」を参照)が稼働している必要があります。

  1. 管理コンソールにログインします。

  2. 「環境」→「マシン」に移動します。

  3. 新規」をクリックします。

  4. マシン名(Machine-WCなど)を入力します。

  5. 管理コンソールで、「環境」→「サーバー」に移動し、このマシン(Machine-WC)に関連付ける管理対象サーバーを選択します。ドロップダウン・リストを使用して、管理対象サーバーとマシンを関連付けます。


注意:

この手順は、管理対象サーバーが停止している場合にのみ使用できます。管理対象サーバーが起動して実行中の場合、ドロップダウン・リストには値が表示されません。

この手順を行うと、管理対象サーバーは正常に起動してアクセス可能になります。

8.3 ノード・マネージャの起動

管理対象サーバーをホストしているマシン上でノード・マネージャを起動すると、管理コンソールまたはコマンド・ラインを使用してリモートで管理対象サーバーを起動または停止することができます。予期しないエラーが発生した管理対象サーバーをノード・マネージャから自動的に再起動することもできます。

ノード・マネージャを起動するには、次の手順を実行します。

  1. UNIXオペレーティング・システムの場合、MW_HOME/oracle_common/common/bin/setNMProps.shスクリプトを実行します。

    Windowsオペレーティング・システムの場合、MW_HOME\oracle_common\common\bin\setNMProps.cmdスクリプトを実行します。

    このスクリプトにより、必須プロパティがnodemanager.propertiesファイルに追加されます。これらのプロパティは、手動で追加することや、コマンドライン引数として指定することもできます。


    注意:

    管理対象サーバーでは、適切なクラスパスおよびコマンド引数を取得するために、StartScriptEnabled=trueプロパティが必要です。

    このプロパティを含むファイルはnm.required.propertiesです。


  2. UNIXオペレーティング・システムの場合、WebLogic_Home/server/bin/startNodeManager.shスクリプトを実行して、ノード・マネージャを起動します。

    Windowsオペレーティング・システムの場合、WebLogic_Home\server\bin\startNodeManager.cmdスクリプトを実行して、ノード・マネージャを起動します。

ノード・マネージャの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverノード・マネージャ管理者ガイド』を参照してください。

8.4 インストールの確認

ブラウザを起動して、次のURLを入力します。

  • 管理サーバーにアクセスするには、次の手順を実行します。

    http://administration_server_host:administration_server_port
    

    この情報は、構成ウィザードの「ドメインの作成中」画面(最後の画面)で確認できます。

  • 管理サーバー・コンソールにアクセスするには、次の手順を実行します。

    http://administration_server_host:administration_server_port/console
    

    構成ウィザードの「管理者ユーザー名およびパスワードの構成」画面で指定したユーザー名とパスワードの資格証明の入力を求められます。

  • Enterprise Managerにアクセスするには、次の手順を実行します。

    http://administration_server_host:administration_server_port/em
    

    構成ウィザードの「管理者ユーザー名およびパスワードの構成」画面で指定したユーザー名とパスワードの資格証明の入力を求められます。

  • WebCenter Spacesにアクセスするには:

    http://WC_Spaces_server_host:WC_Spaces_server_port/webcenter
    

    WebCenter Spacesのデフォルトのポート番号は8888です。

  • WebCenter Pagelet Producerにアクセスするには:

    http://WC_Portlet_server_host:WC_Portlet_server_port/welcome
    

    WebCenter Pagelet Producerのデフォルトのポート番号は8889です。

  • WebCenter Analytics、Activity GraphおよびPersonalization Serverにアクセスするには:

    http://WC_Utilities_server_host:WC_Utilities_server_port/activitygraph-engines
    

    WebCenter Activity Graphにアクセスするには:

    http://WC_Utilities_server_host:WC_Utilities_server_port/activitygraph-engines/Login.jsp
    

    WebCenter Personalization Serverにアクセスするには:

    http://WC_Utilities_server_host:WC_Utilities_server_port/wcps/api/property/resourceIndex
    

    WebCenter Analytics、Activity GraphおよびPersonalization Serverのデフォルトのポート番号は8891です。

  • WebCenter Rich Text Portletにアクセスするには:

    http://WC_Portlet_server_host:WC_Portlet_server_port/richtextportlet/
    

    WebCenter WSRP Toolsにアクセスするには:

    http://WC_Portlet_server_host:WC_Portlet_server_port/wsrp-tools/
    

    Pagelet Producerにアクセスするには:

    http://WC_Portlet_server_host:WC_Portlet_server_port/pageletadmin/login/loginpage.jspx
    

    WebCenter OmniPortletおよびWeb Clipping Portletsにアクセスするには:

    http://WC_POrtlet_server_host:WC_Portlet_server_port/portalTools/
    

    WebCenter Portletsのデフォルトのポート番号は8889です。

  • WebCenter Discussionsにアクセスするには:

    http://WC_Collaboration_server_host:WC_Collaboration_server_port/owc_discussions
    

    WebCenter Discussionsのデフォルトのポート番号は8890です。

9 WebCenter Portalのアンインストール

システムからWebCenter Portalをアンインストールするには、次の手順が必要です。

ソフトウェアを削除する場合は、必ずこの項で紹介する手順に従ってください。ソフトウェアを手動で削除すると、後でソフトウェアを再インストールする際に問題が発生する可能性があります。この項の手順に従うことで、ソフトウェアを正しく削除することができます。

9.1 Oracle Fusion Middlewareの停止

Oracle Fusion Middlewareソフトウェアのコンポーネントをアンインストールする前に、すべてのサーバーとプロセスを停止してください。

  1. WebLogic管理対象サーバーを停止します。

    UNIXオペレーティング・システムの場合:

    DOMAIN_HOME/bin/stopManagedWeblogic.sh managed_server_nanme administration_server_url administration_server_username administration_server_password
    

    Windowsオペレーティング・システムの場合:

    DOMAIN_HOME\bin\stopManagedWeblogic.cmd managed_server_nanme administration_server_url administration_server_username administration_server_password
    
  2. WebLogic管理サーバーを停止します。

    UNIXオペレーティング・システムの場合:

    DOMAIN_HOME/bin/stopWeblogic.sh administration_server_url administration_server_username administration_server_password
    

    Windowsオペレーティング・システムの場合:

    DOMAIN_HOME\bin\stopWeblogic.cmd administration_server_url administration_server_username administration_server_password
    

どちらのコマンドの場合も、次の形式でadministration_server_urlを指定します。

http://administration_server_host.administration_server_domain:administration_server_port

Oracle Fusion Middlewareの起動および停止の詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のOracle Fusion Middlewareの起動と停止に関する説明を参照してください。

サーバーの起動と停止の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverサーバーの起動と停止の管理』のサーバーの起動と停止に関する説明を参照してください。

9.2 WebCenter Portalのスキーマの削除

リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を起動して、WebCenter Portalスキーマをデータベースから削除します。

9.2.1 RCUの起動

第4.1項「RCUのダウンロードと起動」の説明に従って、RCUを起動します。

9.2.2 WebCenter Portalのスキーマを削除するためのRCU画面

次の手順に従ってWebCenter Portalスキーマを削除してください。

  1. 「ようこそ」画面

    次へ」をクリックします。

  2. 「リポジトリの作成」画面

    削除」を選択します。

    次へ」をクリックします。

  3. 「データベース接続の詳細」画面

    データベースに接続するための資格証明を指定します。これらの資格証明は、WebCenter Portalスキーマを作成した際にこの画面で指定した資格証明と同じです。詳細は、第4.2項「スキーマ作成のRCU画面」を参照してください。

    次へ」をクリックします。「前提条件チェック」画面が表示されます。エラーが発生した場合は、エラーに関する詳細が「データベース接続の詳細」画面に表示されます。エラーを修正し、「次へ」をもう一度クリックします。

    チェックがエラーなしで完了したら、「OK」をクリックしてこの画面を閉じます。

  4. 「コンポーネントの選択」画面

    リポジトリから削除する接頭辞とスキーマを選択します。

    次へ」をクリックします。「前提条件チェック」画面が表示されます。エラーが発生した場合は、エラーに関する詳細が「コンポーネントの選択」画面に表示されます。エラーを修正し、「次へ」をもう一度クリックします。

    チェックがエラーなしで完了したら、「OK」をクリックしてこの画面を閉じます。

  5. 「サマリー」画面

    削除」をクリックします。「削除」画面が表示されます。エラーが発生した場合は、エラーに関する詳細が「サマリー」画面に表示されます。エラーを修正し、「次へ」をもう一度クリックします。

    スキーマがエラーなしで削除されたら、「OK」をクリックしてこの画面を閉じます。

  6. 「完了サマリー」画面

    閉じる」をクリックします。

9.3 WebCenter Portalのアンインストール

WebCenter Portalをアンインストールすると、WebCenter Portal OracleホームとともにOracle共通ホーム・ディレクトリも削除されます。

アンインストーラは、アンインストーラが起動されたOracleホームを削除します。この手順では、作成したWebLogicドメインは削除せず、Oracleホーム内のソフトウェアのみを削除します。

Oracleホームを削除する前に、Oracleホームが既存のドメインによって使用されていないことを確認し、さらに、このOracleホームを使用している実行中のすべてのプロセスを停止してください。ソフトウェアを削除すると、WebLogicドメインは使用できなくなります。

9.3.1 WebCenter Portal Oracleホームの削除

WebCenter Portal Oracleホームの削除を削除するには、次を実行します。

9.3.1.1 WebCenter Portal Oracleホームのアンインストーラの起動

アンインストーラを起動するには、WC_ORACLE_HOME/oui/bin (UNIXオペレーティング・システムの場合)またはWC_ORACLE_HOME\oui\bin (Windowsオペレーティング・システムの場合)ディレクトリに移動して、アンインストーラを起動します。

UNIXオペレーティング・システムの場合:

./runInstaller -deinstall

Windowsオペレーティング・システムの場合:

setup.exe -deinstall

Windowsシステムの場合、「スタート」メニューから「プログラム」→「Oracle WebCenter 11g - Home1」→「アンインストール」を選択する方法でもアンインストーラを実行できます。

9.3.1.2 WebCenter Portal Oracleホームのアンインストーラ画面および手順

次の手順に従ってインストールされたソフトウェアを削除してください。

  1. 「ようこそ」画面

    次へ」をクリックします。

  2. 「Oracleホームのアンインストール」画面

    アンインストール対象のOracleホームが正しいことを確認します。

    アンインストール」をクリックして続行します。

    警告のダイアログ・ボックスが表示されます。「はい」をクリックして、アンインストールの続行とOracleホーム・ディレクトリの削除を確認します。

  3. 「アンインストールの進行状況」画面

    この画面では、アンインストールの進捗状況とステータスが表示されます。処理は必要ありません。アンインストールが完了すると、インストーラは自動的に次の画面に進みます。

  4. 「アンインストール完了」画面

    終了」をクリックします。

  5. Windowsオペレーティング・システムでは、(警告のダイアログ・ボックスに「はい」で応答した場合でも)手動でOracleホーム・ディレクトリを削除します。

    たとえば、Oracleホーム・ディレクトリがC:\Oracle\Middleware\Oracle_WC1の場合、C:\Oracle\Middlewareディレクトリに移動し、Oracle_WC1フォルダで右クリックして、「削除」を選択します。

9.3.2 Oracle Commonホームのアンインストール

この項では、oracle_commonディレクトリの削除方法について説明します。このディレクトリには、その他のOracleホーム・ディレクトリの場合と同様に、それ独自のアンインストーラがoui/binディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはoui\binディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)に含まれています。

9.3.2.1 Oracle共通ホームのアンインストーラの起動

アンインストーラを起動するには、MW_HOME/oracle_common/oui/binディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはMW_HOME\oracle_common\oui\binディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)に移動し、アンインストーラを起動します。

UNIXオペレーティング・システムの場合:

./runInstaller -deinstall

Windowsオペレーティング・システムの場合:

setup.exe -deinstall
9.3.2.2 Oracle共通ホームのアンインストーラ画面および手順

アンインストーラが起動したら、次の手順に従ってOracle共通ホームを削除します。

  1. 「ようこそ」画面

    次へ」をクリックします。

  2. 「アンインストール・タイプの選択」画面

    「Oracleホームのアンインストール」を選択します。

    次へ」をクリックします。

  3. 「Oracleホームのアンインストール」画面

    アンインストール対象のOracleホームが正しいことを確認します。

    次へ」をクリックして続行します。

    警告のダイアログ・ボックスが表示されます。「はい」をクリックして、アンインストールの続行とOracleホーム・ディレクトリの削除を確認します。

  4. 「アンインストールの進行状況」画面

    この画面では、アンインストールの進捗状況とステータスが表示されます。処理は必要ありません。アンインストールが完了すると、インストーラは自動的に次の画面に進みます。

  5. 「アンインストール完了」画面

    終了」をクリックします。

  6. Windowsオペレーティング・システムではOracle共通ホーム・ディレクトリを手動で削除します(警告ダイアログ・ボックスで「はい」と答えた場合でも)。

    たとえば、Oracle共通ホーム・ディレクトリがC:\Oracle\Middleware\oracle_commonだとすると、C:\Oracle\Middlewareディレクトリに移動し、oracle_commonフォルダを右クリックして「削除」を選択します。

9.4 Oracle WebLogic Serverのアンインストール

Oracle WebLogic Serverをアンインストールするには、次を実行します。

9.4.1 Oracle WebLogic Serverのアンインストーラの起動

WebLogic_Home内のuninstallディレクトリからアンインストーラを起動します。このWebLogicホーム・ディレクトリの場所は、第5項「Oracle WebLogic Serverのインストールとミドルウェア・ホームの作成」「製品インストール・ディレクトリの選択」画面で指定した場所です。

UNIXオペレーティング・システムの場合:

./uninstall.sh

Windowsオペレーティング・システムの場合:

uninstall.cmd

JRE_LOCATIONへの絶対パスを指定してください。相対パスは使用できません。

Windowsシステムの場合、「スタート」メニューから「プログラム」→「Oracle WebLogic」→「Oracle WebLogicのアンインストール」を選択する方法でもアンインストーラを実行できます。

9.4.2 Oracle WebLogic Serverのアンインストーラ画面および手順

この項の手順に従って、Oracle WebLogic Serverを削除します。

  1. 「ようこそ」画面

    次へ」をクリックします。

  2. 「コンポーネントの選択」画面

    デフォルトで、すべてのコンポーネントが選択されます。

    次へ」をクリックします。

  3. 「WebLogic Platformをアンインストール中」画面

    完了」をクリックします。

  4. ミドルウェア・ホーム・ディレクトリを手動で削除します。

    たとえば、UNIXオペレーティング・システムでミドルウェア・ホーム・ディレクトリが/home/Oracle/Middlewareの場合は、次のように実行します。

    > cd /home/Oracle
    > rm -rf Middleware
    

    Windowsオペレーティング・システムで、ミドルウェア・ホーム・ディレクトリがC:\Oracle\Middlewareの場合は、ファイル・マネージャ・ウィンドウを使用してC:\Oracleディレクトリに移動し、Middlewareフォルダを右クリックして「削除」を選択します。

9.5 Windowsオペレーティング・システム上におけるアンインストール後のタスクの実行

Microsoft Windowsオペレーティング・システムを使用している場合は、ソフトウェアを削除した後に次のタスクを実行する必要があります。

9.5.1 プログラム・グループの削除

Windowsオペレーティング・システムの場合は、Start Menu\Programsフォルダからプログラム・グループを手動で削除することが必要です。C:\Documents and Settings\All Users\Start Menu\Programsから削除するプログラム・グループの例としては、次のようなものがあります(システム上のフォルダ名やプログラム・グループ名はそれぞれ異なる可能性があります)。

  • Oracle Fusion Middleware 11.1.1.6.0

  • Oracle WebCenter Portal 11g - Home1

  • Oracle WebLogic

9.5.2 システムの再起動

Windowsオペレーティング・システムの場合、クリーンアップが適切に行われるには、すべてのプログラムの削除が完了したらコンピュータを再起動する必要があります。

10 その他の参考資料

その他の情報は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterインストレーション・ガイド』を参照してください(http://www.oracle.com/technetwork/middleware/fusion-middleware/documentation/index.htmlのOracle Fusion Middleware 11gドキュメントに関するページで入手できます)。

印刷されたドキュメントは、オラクル社の営業担当またはOracle Store(http://oraclestore.oracle.com)から購入できます。

リリース・ノート、インストール・ドキュメント、ホワイト・ペーパーまたはその他の関連ドキュメントは、Oracle Technology Network(OTN)から無償でダウンロードできます。OTNを使用するには、オンラインでの登録が必要です; 登録は、次のWebサイトから無償で行えます:http://www.oracle.com/technology/membership/

すでにOTNのユーザー名およびパスワードを取得している場合は、次のURLでOTNのドキュメントのセクションに直接接続できます: http://www.oracle.com/technetwork/indexes/documentation/

10.1 Oracleサポート・サービス

Oracle製品サポートを購入した場合は、Oracleサポート・サービスに連絡して支援を要請できます。Oracleサポート・サービスには、電話サポート、バージョン更新、およびサービス製品へのアクセスがあります。電話サポートは、24時間365日いつでも利用することができます。米国内の製品サポートの電話番号は1-800-223-1711です。

電話する前に、CSI(CPU Support Identifier)番号を確認してください。CSI番号はOracleサポート・サービスへの鍵になるものですので、大切に保管してください。Oracle Storeは、お客様の注文を処理する際に、CSI番号を電子メールでお客様に送付します。米国のお客様でCSI番号がわからない場合は、詳細な注文情報を提供するオンラインOrder TrackerにアクセスしてCSI番号を調べることができます。Oracle Storeへ移動して、上部のナビゲーション・バーの上にある「Order Tracker」をクリックします。

アメリカ国外のOracleサポート・サービス拠点については、それぞれの国のサポート・センターにサポートへのアクセス方法をお問い合せください。お客様の国のサポート・センターをお探しの場合は、http://www.oracle.com/supportのサポートWebセンターにアクセスしてください。

サポートWebセンターでは、Oracleサポート・サービスに関する次のような情報が提供されます。

  • 連絡先情報

  • 電子サービスへのアクセス手順

  • 有用なWebサイト

  • サポート・リソース

  • Oracleサポート・ポートフォリオ

  • Oracleサポート・サービス・ニュース

Oracle製品サポートでは、My Oracle Support(以前のOracleMetaLink)とOracleサポート・サービス・プレミアWebサポート製品に24時間いつでもアクセスできます。My Oracle Supportでは、インストール支援、製品マニュアル、およびテクニカル・ソリューション・ナレッジ・ベースにアクセスできます。

ここでは、テクニカル・フォーラムが開催されており、Oracle製品に関する質問を投稿して、Oracleテクニカル・サポート・アナリストやその他のOracleユーザーから回答を得ることができます。質問と回答は公開され、すべてのユーザーで共有されます。

My Oracle Supportオプションには次のものがあります。

  • Technical Assistance Request(TAR)へのアクセス

  • パッチのダウンロード

  • バグ・データベース問合せアクセス

  • 製品ライフサイクル情報

My Oracle Supportには、http://support.oracle.comからアクセスできます。

10.2 バージョンの更新

現在サポートされているライセンスを所有していない場合、Oracle Store(http://oraclestore.oracle.com)からOracle製品の最新バージョンを購入できます。

ライセンスが有効な場合は、My Oracle SupportのiTAR機能を通して事前にバージョンの更新の出荷を依頼しておくことができます。iTARタイプを米国Client Relations/Non-Technical Requestとして記録しておく必要があります。

アメリカ国内の場合は、Client Relationsに電話してバージョン更新の送付を申請できます。バージョンの更新を依頼する場合は、次の情報をClient Relationsアナリストに提供してください。

  • CSI番号

  • 連絡先情報

  • プラットフォーム

  • 製品名

  • 送付先住所

  • 製品バージョン番号

アメリカ国外の場合は、それぞれの地域のOracleサポート・センターに連絡してください。

10.3 プレミアム・サービス

オンサイト・サポート、OracleGOLD、リモート・サービス、およびアップグレード・パッケージを含むプレミアム・サービスの詳細は、http://www.oracle.com/supportにあるサポートWebセンターにアクセスしてください。

米国のお客様は、サポート販売代理店(1-800-833-3536)に問い合せることもできます。

10.4 クイック・リファレンス

補足情報にアクセスするには、表6を参照してください。

表6 補足情報とリソースへのリンク

目的 連絡先情報またはWebサイト

アメリカ国内における追加製品、完全ライセンス、バージョン更新およびドキュメントの購入

http://oraclestore.oracle.com

開発者向けのテクニカル・リソースにアクセスする

http://www.oracle.com/technology

インストール・マニュアルにアクセスする

http://www.oracle.com/technology/documentation/

テクニカル・サポートに関する情報にアクセスする

http://www.oracle.com/support

米国以外の最寄りのOracleサポート・センターを検索する

http://www.oracle.com/support

米国以外の最寄りのOracleオフィスを検索する

http://www.oracle.com/global

米国内でClient Relationsに連絡する

1-800-223-1711

米国内の販売代理店に連絡する

1-800-ORACLE-1

米国内のテクニカル・サポートへのTTYアクセスを検索する

1-800-446-2398


11 ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docaccを参照してください。

Oracleサポートへのアクセス

Oracleのお客様は、My Oracle Supportにアクセスして電子サポートを受けることができます。詳細は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info、聴覚に障害があるお客様はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trsを参照してください。


Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterクイック・インストレーション・ガイド 11gリリース1 (11.1.1.6.0)

B55908-03

Copyright © 2011, Oracle and/or its affiliates.All rights reserved.

このソフトウェアおよび関連ドキュメントの使用と開示は、ライセンス契約の制約条件に従うものとし、知的財産に関する法律により保護されています。ライセンス契約で明示的に許諾されている場合もしくは法律によって認められている場合を除き、形式、手段に関係なく、いかなる部分も使用、複写、複製、翻訳、放送、修正、ライセンス供与、送信、配布、発表、実行、公開または表示することはできません。このソフトウェアのリバース・エンジニアリング、逆アセンブル、逆コンパイルは互換性のために法律によって規定されている場合を除き、禁止されています。

ここに含まれる情報は予告なしに変更される場合があります。また、誤りが無いことの保証は致し兼ねます。誤りを見つけた場合は、オラクル社までご連絡ください。

このソフトウェアまたは関連ドキュメントを、米国政府機関もしくは米国政府機関に代わってこのソフトウェアまたは関連ドキュメントをライセンスされた者に提供する場合は、次の通知が適用されます。

U.S. GOVERNMENT RIGHTS. Programs, software, databases, and related documentation and technical data delivered to U.S. Government customers are "commercial computer software" or "commercial technical data" pursuant to the applicable Federal Acquisition Regulation and agency-specific supplemental regulations.  As such, the use, duplication, disclosure, modification, and adaptation shall be subject to the restrictions and license terms set forth in the applicable Government contract, and, to the extent applicable by the terms of the Government contract, the additional rights set forth in FAR 52.227-19, Commercial Computer Software License (December 2007).Oracle America, Inc., 500 Oracle Parkway, Redwood City, CA 94065.

このソフトウェアまたはハードウェアは様々な情報管理アプリケーションでの一般的な使用のために開発されたものです。このソフトウェアまたはハードウェアは、危険が伴うアプリケーション(人的傷害を発生させる可能性があるアプリケーションを含む)への用途を目的として開発されていません。このソフトウェアまたはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用する際、このソフトウェアまたはハードウェアを安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。このソフトウェアまたはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用したことに起因して損害が発生しても、オラクル社およびその関連会社は一切の責任を負いかねます。

OracleおよびJavaはOracle Corporationおよびその関連企業の登録商標です。その他の名称は、他社の商標の可能性があります。

Intel、Intel Xeonは、Intel Corporationの商標または登録商標です。すべてのSPARCの商標はライセンスをもとに使用し、SPARC International, Inc.の商標または登録商標です。AMD、Opteron、AMDロゴ、AMD Opteronロゴは、Advanced Micro Devices, Inc.の商標または登録商標です。UNIXはThe Open Groupの登録商標です。

このソフトウェアまたはハードウェア、そしてドキュメントは、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセス、あるいはそれらに関する情報を提供することがあります。オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスに関して一切の責任を負わず、いかなる保証もいたしません。オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセスまたは使用によって損失、費用、あるいは損害が発生しても、一切の責任を負いかねます。