4.4 ページ・グループのページ編集モードの構成

ページ・グループ管理者は、ページ・グループのページを編集するユーザーのデフォルト・ビューを作成できます。ユーザーがページ編集モードに入ると、ここで構成したビューが表示されます。また、様々な編集モード用コントロールの表示と非表示を切り替えることや、編集モードの「リスト」ビューに表示する情報を選択することが可能です。これらすべてのコントロールは、ページ・グループ・プロパティの「構成」タブで使用できます。

この項では、特定のページ・グループのすべてのページを編集するためのユーザー環境を定義する方法について説明します。

ページ・グループのページ編集モードを構成するには、次のようにします。

Oracle Portalにログインします。
「構築」タブをクリックして、前面に表示します。
「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストで、編集モードを構成するページ・グループを選択します。
「構成」リンクをクリックします。
「構成」タブをクリックして、前面に表示します。
「編集モード」で、「現在の選択」の横の「編集」リンクをクリックします。
「編集モード・タイプ」の下で、ユーザーが使用できるようにする編集モードを選択します。

次の中から選択します。
- グラフィカル: ページ編集モードの「グラフィカル」ビューを、ページ編集権限を保持するユーザーの選択肢として使用できるようにします。「グラフィカル」ビューでは、完成ページに表示されるとおりにページ・コンテンツが表示されます。ユーザーは、このモードでリージョンを追加および削除できます。
- レイアウト: ページ編集モードの「レイアウト」ビューを、ページ編集権限を保持するユーザーの選択肢として使用できるようにします。「レイアウト」ビューでは、ページ・コンテンツの詳細が表示されないため、リージョンの操作に集中できます。このビューでは、コンテンツの非表示、表示、削除または移動を行うこともできます。
- リスト: ページ編集モードの「リスト」ビューを、ページ編集権限を保持するユーザーの選択肢として使用できるようにします。「リスト」ビューには、ページに関連付けられたアイテム、タブおよびサブページが一覧表示されます。ポートレットは表示されません。「リスト・ビュー・プロパティ」および「リスト・ビュー列選択」セクションで、「リスト」ビューの追加構成を実行できます。
「デフォルト編集モード」の下で、ユーザーがこのページ・グループのページおよびナビゲーション・ページを編集するときにデフォルトで表示されるページ編集モードのビューを選択します。

「ページのデフォルト編集モード」および「ナビゲーション・ページのデフォルト編集モード」で、次の中から選択します。
- グラフィカル: ユーザーが「編集」リンクをクリックすると、ページ編集モードの「グラフィカル」ビューが表示されます。
- レイアウト: ユーザーが「編集」リンクをクリックすると、ページ編集モードの「レイアウト」ビューが表示されます。
- リスト: ユーザーが「編集」リンクをクリックすると、ページ編集モードの「リスト」ビューが表示されます。
「モバイル・プレビュー」の下で、「モバイル・プレビュー・リンクを許可」を選択または選択解除します。
- モバイル・デバイスからアクセスしたときに表示されるページのおおよその外観をユーザーが参照できるようにする場合、このオプションを選択します。このオプションを選択すると、ページ編集モードの際に「モバイル: プレビュー」リンクがページ上部に表示されます。
- ユーザーにこのコントロールを表示しない場合、このオプションを選択解除します。

「リスト・ビュー・プロパティ」の下で、「リスト・ビュー・ページ・サイズ」の横にリスト・ビュー編集モードでページを表示するときに表示する行数を指定します。

ページのオブジェクト数がここで指定した行数よりも多い場合、「次へ」リンクをクリックすることで次のオブジェクトを参照できます。

注意:

ここで設定するページ・サイズにより、他の一括操作ページのページ・サイズも指定されます。一括操作の対象には、次のものが含まれます。

ページ
カテゴリ
パースペクティブ

「リスト・ビュー列選択」の下で、リスト・ビューにリストされるアイテム、タブおよびサブページに表示する情報の列を選択します(表4-1 「リスト・ビュー列選択」オプションを参照)。
- 非表示列: このページ・グループのページ編集モードの「リスト」ビューで表示しない列をリストします。列を表示するには、その列を選択して「移動」アイコンをクリックし、「表示される列」リストに移動します。
- 表示される列: このページ・グループのページ編集モードの「リスト」ビューで表示する列をリストします。「上に移動」および「下に移動」アイコンを使用して、表示される列の表示順序を変更できます。列を削除するには、その列を選択して「削除」アイコンをクリックします。

このページに変更が適用されると、「デフォルトに戻す」ボタンが表示されます。このボタンをクリックすると、現在の編集モード構成が、「共有オブジェクト」ページ・グループに定義された編集モード構成にリセットされます。その後、このページ・グループは、編集モード構成設定が再度変更されるまで、「共有オブジェクト」ページ・グループの編集モード構成に加えられた変更内容を継承します。

「リスト・ビュー列選択」オプション

表4-1に、ページ編集モードの「リスト」ビューで使用可能な列選択オプションの一覧とその説明を示します。

表4-1 「リスト・ビュー列選択」オプション

列	説明
管理者	オブジェクトをアップロードまたは作成したユーザーの名前が表示されます。この名前は、「リスト」ビューでは25文字までに制限されます。25文字を超える名前については、省略記号(...)の上にカーソルを置いてください。代替テキストに名前全体が表示されます。「管理者」属性は、タブやサブページなどの要素では自動的に移入されます。ただし、アイテムの「管理者」属性の値は、Portalにアイテムをアップロードするユーザーが明示的に入力する必要があります。
カテゴリ	オブジェクトに割り当てられた分類カテゴリです。
チェック可能	アイテムのチェックアウトが可能であるかどうかを示します。
チェックアウトの実行者	アイテムをチェックアウトしたユーザーがリストされます。
チェックアウト日	アイテムがチェックアウトされた日付がリストされます。
作成者	オブジェクトを作成またはアップロードしたユーザーです。
更新日	オブジェクトが最後に更新された日付が表示されます。
説明	オブジェクトの説明が表示されます。説明が30文字を超える場合、説明の最後に省略記号(...)が表示されます。省略記号(...)の上にカーソルを置くと、説明全体が表示されます。
表示名	アイテム、タブまたはサブページの名前が表示されます。アイテム名をクリックすると、アイテムを参照できます。タブ名またはサブページ名をクリックすると、タブまたはサブページの「リスト」ビューをドリルダウンできます。「スマート・テキスト」、「ページ・パス」、「基本検索ボックス」、「オブジェクトのリスト」などのアイテム・タイプには、表示名に関するリンクがありません。表示名は、「リスト」ビューでは30文字までに制限されます。保留中、却下済、下書き、削除済、非表示および期限切れの各アイテムは、赤で表示されます。アクティブなアイテムは、黒で表示されます。注意: 様々な状態のアイテムへのアクセス条件については、17.9.3項「アイテムURLのセキュリティ」を参照してください。各表示名の横にあるアイコンの上にカーソルを置くと、ファイル・アイテムのファイル名、URLアイテムのURL、および他のすべてのタイプのアイテム・タイプが表示されます。サブページの横のアイコンはサブページの内部名を、タブの横のアイコンはタブのオブジェクト・タイプ(タブ)をそれぞれ示します。 Zipファイル・アイテムの場合、アイコンをクリックすると、ファイルの内容が現在のページ・グループに解凍されます。
有効期限日	オブジェクトが期限切れとなる日付です。通常、オブジェクトがPortalに作成またはアップロードされたときに指定されます。
ファイル名	ドキュメントやイメージなどのファイル・ベース・オブジェクトで、sales_notes.txtなどのアップロード・ファイルの名前です。
最終更新者	アイテムを最後に更新したユーザーを示します。
パス	この列ヘッダーは、リスト・ビューに検索結果が表示されている場合にのみ表示されます。ここには、関連アイテムまたはサブ・ページをホストするページのパスが表示されます。パスをクリックすると、ホスト・ページに移動します。パスが30文字を超える場合、パスの最初に省略記号(...)が表示されます。省略記号の上にカーソルを置くと、パス全体が表示されます。
プロシージャ	アイテム・タイプに関連付けられているプロシージャのドロップダウン・リストが表示されます。ユーザーは、リストからプロシージャを選択し、リストの横の関連アイコンをクリックしてそのプロシージャをコールできます。アイコンが設定されていない場合、コールのためのリンク付きのデフォルト・アイコン(HTTP用とPL/SQLタイプ用)が使用されます。すべてのプロシージャ・コールは、「リスト」ビューと同じウィンドウで開始され、返されるとすべてのドロップダウン・リストがリセットされます。
公開日付	オブジェクトがPortalに公開される日付です。通常、オブジェクトを作成またはアップロードするユーザーにより決定されます。
サイズ	アップロード・ファイルのサイズ(KB単位)が表示されます。
ステータス	「アクティブ」、「保留中」、「却下」、「下書き」、「削除済」、「非表示」、「期限切れ」など、オブジェクトの現行のステータスを表示します。注意: アイテムが承認を待機している場合、「保留中」ステータス・リンクをクリックすると、(送信者の)アイテムの「ステータス」ページまたは(承認者の)アイテムの「承認」ページに移動します。様々な状態のアイテムへのアクセス条件については、17.9.3項「アイテムURLのセキュリティ」を参照してください。
タイプ	オブジェクトのタイプが表示されます。
URL	URLタイプのアイテムのURLを表示します。表示は30文字に切り捨てられ、完全なURLはALTテキストとして表示されます。表示されるURLはそのターゲットにリンクします。
バージョン	アイテムの現在のバージョン番号を表示します。1つ以上のバージョンがある場合、数字をクリックして「使用可能なバージョン」ページに移動します。このページでは、適切な実行権限を持つ場合、前のバージョンを表示、編集または削除したり、アイテムの現在のバージョンを変更したりできます。