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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter WSRP Producer for .NETインストレーションおよびアップグレード・ガイド
11gリリース1 (11.1.1.6.0)
B69392-01
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Oracle® Fusion Middleware

Oracle WebCenter WSRP Producer for .NETインストレーションおよびアップグレード・ガイド

11gリリース1 (11.1.1.6.0)

B69392-01(原本部品番号:E14553-04)

2011年11月

本書は、Oracle WebCenter WSRP Producer for .NET (以前は.NET Application Acceleratorと呼ばれていました) 11gリリース1 (11.1.1.6.0)をインストールおよびデプロイする方法について説明しています。

Oracle WebCenter WSRP Producer for .NETのハードウェアおよびソフトウェアの要件

Oracle WebCenter WSRP Producer for .NETを使用してポートレットを開発し、デプロイするには、次のハードウェアとソフトウェアが必要です。

表1 ハードウェアおよびソフトウェアの要件

コンポーネント 要件

ホスト・コンピュータ

プラットフォーム

  • パッチUFTG (このパッチのSmart UpdateのパスワードはF7C3Y31Iです)およびパッチDT6N (このパッチのSmart UpdateのパスワードはPP6BUVQSです)を適用したOracle WebLogic Portal 10.3.2。

    UFTGパッチ(Cookieの管理に関する重要な問題を修正します)は、Oracle WebCenter WSRP Producer for .NETがOracle WebLogic Portalで機能するように適用する必要があります。

    注意: Oracle WebLogic Portalで、Cookieがブラウザに格納されるのをブロックするように構成する必要があります(wsrp-producer-registry.xmlでresource-cookiesblock-allに設定します)。

    DT6Nパッチ(プロキシASP.NET AJAXリソースの問題を修正します)は、ASP.NET AJAX機能をサポートするために適用する必要があります。

  • Oracle WebCenter Portal 11.1.1.6.0


追加ドキュメント

次の追加ドキュメントを使用できます。

表2 追加ドキュメント

ドキュメント 説明

リリース・ノート

このリリース・ノートは、今回のリリースの新機能、解決済の問題、および既知の問題に関する情報を記載しています。

開発ガイド

『Oracle WebCenter WSRP Producer for .NET開発ガイド』は、Oracle WebCenter WSRP Producer for .NETを使用したポートレットのオーサリングに関する詳細情報を記載しています。


Oracle WebCenter WSRP Producer for .NETのインストール

インストール・パッケージによって、必要なファイルとフォルダが作成され、関連するシステム・ツールが構成されます。詳細は、「インストールについて」を参照してください。

インストールを開始する前に、システムがインストールの前提条件を満たしていることを確認してください。詳細は、「Oracle WebCenter WSRP Producer for .NETのハードウェアおよびソフトウェアの要件」を参照してください。

Oracle WebCenter WSRP Producer for .NETをインストールするには、次の手順に従います。

  1. ローカル管理者として、またはIISを構成する権限および製品がインストールされるフォルダでファイル・アクセス権を設定する権限を持つユーザーとして、インストーラ(OracleWebCenterWSRPProducerForDotNet.msi)を起動します。

  2. 次の表の説明に従って、インストール・ウィザードのページを完了させます。

表3 インストール・ウィザードのページ

ウィザードのページ 説明

インストール・フォルダの選択

製品をインストールするフォルダを入力します。

インストールの確認

製品をインストールする準備ができたら、「次へ」をクリックして続行します。

インストールの進捗状況を示すパネルが表示されます。インストーラによって一連のコマンド・ウィンドウが起動されます。

インストール完了

「閉じる」をクリックしてインストーラを閉じます。


インストールについて

インストーラによってファイルが追加され、次の内容に関する構成設定が保存されます。

ファイル・システム

インストーラによって、ローカライズされた「NETWORK SERVICE」アカウントが\wsrpdefaultディレクトリ内のファイルに対するmodifyアクセス権を持つように設定されます。ローカライズされた「NETWORK SERVICE」アカウントは、ASP.NETアプリケーションの実行に割り当てられるデフォルトのユーザーです。

インストーラによって次のフォルダおよびファイルが作成されます。

  • \Uninstall_resources: 追加した仮想ディレクトリとショートカットを適切に削除するためにインストーラが使用する実行可能ファイルが含まれます。

  • \assembly version: 製品で必要なアセンブリが含まれます。


    注意:

    デフォルトでは、インストーラはアセンブリをGACに配置しません。

  • \wsrpdefault: 次のサブフォルダにデプロイメントのサンプルが含まれます。

    • \App_Themes: スタイルとスキンが含まれます。

    • \bin: \wsrpdefaultフォルダに関連付けられたIISアプリケーションのアセンブリが含まれます。

    • \wsdl: SOAPエンドポイント・ファイル(.asmx)とWSRP定義ファイル(.wsdl)が含まれます。特に、WSRPService.wsdlには、SOAPエンドポイントの完全修飾パスが含まれます。このファイルは、ホスト・マシンの別の完全修飾ドメイン名を設定するために使用できます。

    • \portlets: Webパーツまたはアプリケーション・ファイルが含まれます。

IIS

インストーラによって、アプリケーションのIIS WebサイトとIIS仮想ディレクトリが設定されます。どちらも、前の項で説明した\wsrpdefaultフォルダをポイントするように設定されます。アプリケーション実行のために、OraAppPool2というIISアプリケーション・プールが作成されます。

新規のWebサイトは、8678で始まる最初に使用可能なポートに設定されます。Windows 7またはWindows 2008を使用している場合は、外部からアクセスするコンピュータがこのポートを使用可能であることを確認してください(ファイアウォールにこのポート用のホールを構成することが必要となる場合があります)。

IISアプリケーションは、ルートIIS Webサイトではなく\wsrpdefault仮想ディレクトリをターゲットにするため、ルートIIS Webサイト(http://myhost.mycompany.com:8678など)ではなく仮想ディレクトリ(http://myhost.mycompany.com:8678/wsrpdefaultなど)にナビゲートする必要があります。


注意:

IIS 7.0およびIIS 7.5から返された圧縮済コンテンツは、Oracle WebLogic Portal WSRPコンシューマによって適切にレンダリングされません。Windows 2008またはWindows 7でOracle WebCenter WSRP Producer for .NETを実行し、Oracle WebLogic Portalをコンシューマとして使用している場合は、IISで動的圧縮を無効にしてください。

「スタート」メニュー

インストーラによって「スタート」メニューに次の項目jが追加されます。

  • Oracleオンライン・ドキュメント

  • アンインストール

  • WSRP 1.0 WSDL (/wsrpdefaultフォルダ内のWebパーツをWSRP 1.0ポートレットとして登録します)

  • WSRP 2.0 WSDL (/wsrpdefaultフォルダ内のWebパーツをWSRP 2.0ポートレットとして登録します)

デフォルトのブラウザでWSDLリンクが起動します。ポートレットを登録するには、次の項の説明に従って、それらのリンクのいずれかをWSRPコンシューマにコピーします。

インストールの成功の確認

インストールが成功したことを確認するには、次の手順を使用して、インストールに含まれているサンプルWebパーツのWSDLファイルをWSRPコンシューマにインポートします。

  1. 「スタート」メニューから、「スタート」→「すべてのプログラム」→「Oracle WebCenter WSRP Producer for .NET」→「WSRP 1.0 WSDL」をクリックします。ブラウザ・ウィンドウでWSDLファイルが開きます。

  2. ブラウザ・ウィンドウのURLをコピーして、WSRPコンシューマの登録ツールに貼り付けます。エラーが表示された場合は次のようにします。

    • インストーラによって生成された完全修飾ドメイン名が正しいことを確認します。正しくない場合は、.wsdlファイルのURLとWSDLに指定されたURLの両方を調整する必要があります(WSDLファイルの場所の詳細は、「インストールについて」を参照してください)。

    • 指定されたポートのトラフィックがホストで許可されていることを確認します。Windows 2008およびWindows 7では、ポート80でTCPトラフィックのみがデフォルトで許可されます。ファイアウォール設定の調整が必要となる場合があります。

  3. WSRP Producerで使用可能なポートレットのリストに、Simple Date Timeという1つのポートレットが表示されます。このポートレットを選択して、ポータルに追加します。

  4. インストールが正しく機能している場合は、次の機能を備えたサンプル・ポートレットを確認できます。

    • ASP.NET AJAXを使用して最新の日時を表示するボタン。

    • ASP.NETの標準ポストバックを使用して最新の日時を表示するボタン。

    • WSRPコンシューマのエディタの単一の文字列プリファレンスのパーソナライズ(Oracle WebCenter Portalの「パーソナライズ」ドロップダウン・メニューまたはOracle WebLogic Portalの「編集」ボタン)。

既存の.NET Application Acceleratorポートレットのアップグレード

.NET Application Acceleratorバージョン1.xを使用して開発された既存のOracle WebCenter Interaction (またはAquaLogic Interaction)ポートレットをアップグレードするには、コードを変更する必要があります。バージョン1.0からアップグレードする場合は、まずバージョン1.1にアップグレードします。

ポートレットがプロファイル・プロバイダを使用する場合、次のコード・スニペットに示すように、プロジェクトのWeb.configファイルで定義されているプロファイル・プロバイダの名前とタイプをWSRPProfileProviderに変更する必要があります。

<profile enabled="true" defaultProvider="WSRPProfileProvider" automaticSaveEnabled="true">
    <providers>
        <clear />
            <add name="WSRPProfileProvider" type="oracle.appaccel.wsrp.WebService.providers.profile.WSRPProfileProvider" applicationName="WSRPProfileProvider"/> 
    </providers>
    <properties>
        <clear />
    </properties>
</profile>

Oracle WebLogic Portal用に開発された、プロファイル・プロバイダを使用するポートレットでは、次の説明に示すように、プロパティ名を1.1 MP1の構文にアップグレードする必要があります。バージョン1.0では、プロパティ・セット名がプロパティ名に追加されていました。1.1 MP1では、プロパティ名はグループ要素に配置されます。

  1. 各カスタム・プロパティ・セットまたはユーザー・プロファイル・グループに対し、ポートレット・プロジェクトのWeb.configファイルで、<profile>要素内の<properties>要素に<group>要素を作成します。各ユーザー・プロファイル・プロパティをそれぞれのグループに追加します。各プロパティには、名前とタイプを定義する必要があります。デフォルト値を指定すると、プロパティを使用できない場合に使用されます。


    注意:

    プロパティの名前は、ソース・アプリケーションから送信される名前に一致する必要があります。

    <properties>
        <group name="homeInfo">
            <group name="online">
                <add name="email" type="string"/>
            </group>
        </group>
        <group name="CustomProperties ">
            <add name="title" type="string" defaultValue="No Title"/>
        </group>
        <group name="MyProfile">
            <add name="Name" type="String" defaultValue="Guest"/>
            <add name="Age" type="Int32"/>
        </group>
    </properties>
    
  2. Profileオブジェクトを使用して、ポートレット・ページでプロパティを名前で参照します。正しい構文を次に示します。

    string title = Profile.CustomProperties.Title
    string name = Profile.MyProfile.Name;
    int age = Profile.MyProfile.Age;
    

バージョン1.1 MP1で実装されたその他のネームスペースの変更では新しいクラスが提供されていて、既存の1.0ポートレットへの影響はありません。(新しい機能にアクセスするために、名前空間の追加が必要となる場合があります。)

ドキュメントのアクセシビリティについて

オラクル社のアクセシビリティへの取組みの詳細は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docaccを参照してください。

Oracleサポートへのアクセス

Oracleカスタマは、My Oracle Supportから電子サポートにアクセスできます。詳細は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=infoまたはhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs (聴覚障害者向け)を参照してください。


Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter WSRP Producer for .NETインストレーションおよびアップグレード・ガイド

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