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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JDBCデータ・ソースの構成と管理
12cリリース1 (12.1.1)
B65892-02
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C Oracle RACでの接続時フェイルオーバーの使用(非推奨)

この章では、WebLogic Serverで、接続時フェイルオーバーおよびロード・バランシングを使用するように構成されたデータ・ソースを使用するレガシー・アプリケーションに対して接続時フェイルオーバー(非推奨)が行われる仕組みについて説明します。


注意:

新しいアプリケーションには、同じ機能を提供するGridLinkデータ・ソースを使用する必要があります。『Oracle Database JDBC開発者ガイド』GridLinkデータ・ソースの概要および暗黙的接続キャッシュに関する項を参照してください。


グローバル・トランザクションを利用しない場合の接続時フェイルオーバーの使用

接続時フェイルオーバーとロード・バランシングを行うように構成されたデータ・ソースを使用してWebLogic Serverと複数のOracle RACノードを接続するには、後述するように、Oracle RACクラスタ内の各Oracle RACインスタンスにOracle Thin DriverでJDBCデータ・ソースを構成します。図C-1は、システムの概要を示します。

図C-1 Oracle Thin Driverの接続時フェイルオーバーを使用したデータ・ソースの構成

図C-1の説明が続きます
「図C-1 Oracle Thin Driverの接続時フェイルオーバーを使用したデータ・ソースの構成」の説明

ドメインを構成するには、管理コンソールか、または、WebLogic Scripting Tool (WLST)やJMXプログラムなどのお好きな方法を使用できます。

データ・ソースに接続が作成されると、Oracle Thin Driverによって使用するOracle RACインスタンスが決定されます。アプリケーションは接続を取得すると、JNDIツリーでデータ・ソースをルックアップして、データ・ソースからの接続をリクエストします。データ・ソースは、データ・ソース内の接続のプールから使用可能な接続を1つ選んで提供します。

以下の節では、Oracle RACの接続時フェイルオーバー機能を使用して接続の障害に対処する構成について説明します。この構成では、障害のケースによって、フェイルオーバーにかかる時間がTCPタイムアウトと同じ長さになる場合もあります。これは環境により数分間に及ぶ場合があります。

グローバル・トランザクションを利用しない場合の接続時フェイルオーバーの構成属性

この構成を使用するには、以下の属性でWebLogicドメインにJDBCデータ・ソースを作成します。

サンプル構成コード

以下にサンプル構成コードを示します。


注意:

読みやすくするために改行が追加されています。


<jdbc-data-source xmlns="http://xmlns.oracle.com/weblogic/jdbc-data-source"
  xmlns:sec="http://xmlns.oracle.com/weblogic/security"
  xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
  xmlns:wls="http://xmlns.oracle.com/weblogic"
  xsi:schemaLocation="http://xmlns.oracle.com/weblogic/domain/1.0/domain.xsd">
  <name>oracleRACNonXAPool</name> 
  <jdbc-driver-params>
    <url>jdbc:oracle:thin:@(DESCRIPTION=
         (ADDRESS_LIST=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)
         HOST=lcqsol24)(PORT=1521))(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)
         (HOST=lcqsol25)(PORT=152))(FAILOVER=on)
         (LOAD_BALANCE=off))(CONNECT_DATA=(SERVER=DEDICATED)
         (SERVICE_NAME=snrac)))</url> 
    <driver-name>oracle.jdbc.OracleDriver</driver-name> 
    <properties>
      <property>
        <name>user</name> 
        <value>wlsqa</value> 
      </property>
    </properties>
    <password-encrypted>{3DES}aP/xScCS8uI=</password-encrypted> 
  </jdbc-driver-params>
  <jdbc-connection-pool-params>
    <test-connections-on-reserve>true</test-connections-on-reserve> 
    <test-table-name>SQL SELECT 1 FROM DUAL</test-table-name> 
    <profile-type>4</profile-type> 
  </jdbc-connection-pool-params>
  <jdbc-data-source-params>
    <jndi-name>oracleRACJndiName</jndi-name> 
    <global-transactions-protocol>OnePhaseCommit
         </global-transactions-protocol> 
  </jdbc-data-source-params>
</jdbc-data-source>