この章の内容は、次のとおりです。
信頼できるユーザーであれば誰でも、Oracle Database Firewallをインストールできます。インストールを完了するために管理権限は必要ありません。
各Database FirewallおよびManagement Serverは、Oracle Database Firewall専用に使用されるIntel x86サーバーにインストールする必要があります。それぞれの要件は同じです。インストール・プロセスによりコンピュータの再イメージ化が行われるため、その他のアクティビティに使用されているコンピュータは使用しないでください。
この項の内容は、次のとおりです。
Oracle Linuxバージョン5.5 x86 (32ビット・バージョン)のDVDが必要です。インストール手順内でプロンプトが表示されます。次のWebサイトからOracle Linuxをダウンロードできます。
これらのデータベース(保護されたデータベースとも呼ばれます)は、Oracle Database Firewallを使用して監視するデータベースです。表2-1は、通常の監視でサポートされているデータベース製品と、直接データベース問合せ(DDI)、ユーザー・ロール監査(URA)、ストアド・プロシージャ監査(SPA)およびローカル・モニターを示しています。
表2-1 サポートされているデータベースおよびサポートされているDatabase Firewall機能
サポートされているデータベース | 直接データベース問合せ | ユーザー・ロール監査 | ストアド・プロシージャ監査 | ローカル・モニター |
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Oracle Database 9i |
◎ |
◎ |
◎ |
|
Oracle Database 10g |
◎ |
◎ |
◎ |
|
Oracle Database 11g |
◎ |
◎ |
◎ |
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◎ |
◎ |
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Microsoft SQL Server 2005 |
◎ |
◎ |
◎ |
◎ |
Microsoft SQL Server 2008 |
◎ |
◎ |
◎ |
◎ |
MySQLバージョン5.0、5.1、5.5 |
◎ |
◎ |
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◎ |
◎ |
◎ |
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◎ |
◎ |
◎ |
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◎ |
◎ |
リモート・モニター・ソフトウェアを使用する場合は、使用する計画のサーバーが次の要件を満たしていることを確認します。
リモート・モニターは、Linux、UNIX、AIXプラットフォーム上で使用できます。
Oracle Database Firewallでサポートされているものと同じデータベース・プラットフォーム(「サポートされているデータベース・バージョン」で説明)
次のユーティリティ:
GNU Netcatネットワーク・ユーティリティ。次のWebサイトからダウンロードできます。
Tcpdumpパケット・アナライザ。詳細は次のWebサイトを参照してください。
Oracle Database FirewallおよびDatabase Firewall Analyzerでは英語のみが使用可能ですが、トラフィック処理では他のキャラクタ・セットがサポートされています。