代替ネットワーク構成では、Sun Ray サーバーが DHCP サーバーとしても使用されます。外部 DHCP サービスを使用して共有ネットワーク構成を使用することは、2章Sun Ray ネットワーク環境の計画で説明のように、Sun Ray 環境の設定で推奨されている方法です。
utadm コマンドは、Sun Ray ネットワークインタフェースの管理に使用します。次の情報に留意してください。
インタフェースを構成するときに、IP アドレスおよび DHCP 構成データが正しく設定されていないと、フェイルオーバー機能が予期したとおりに機能しません。特に、Sun Ray サーバーのインターコネクト IP アドレスをほかのサーバーのインターコネクト IP アドレスの複製として構成する場合は、Sun Ray 認証マネージャーで「メモリー不足」エラーが生成される可能性があります。
DHCP 構成を手動で変更した場合は、utadm または utfwadm を実行するたびに再作業する必要があります。
(Oracle Solaris のみ) utadm 構成の実行中に CTRL-C
を押すと、utadm を次に呼び出したときに正しく機能しない可能性があります。この状況を解決するには、dhtadm -R と入力します。