11.4. セキュリティーステータスの表示

11.4.1. Sun Ray クライアントのセキュリティーステータスを表示する方法
11.4.2. すべてのセッションのセキュリティーステータスを表示する方法

このセクションでは、Sun Ray クライアントの現在のセキュリティーステータスを表示する方法について説明します。

11.4.1. Sun Ray クライアントのセキュリティーステータスを表示する方法

クライアントとサーバーとの間で接続が正常に確立されると、Stop-N (または Ctrl-Pause-N) を押してセキュリティーステータスアイコンと Sun Ray クライアントの MAC を表示することで、クライアントのセキュリティーステータスを表示できます。

OSD アイコンとそれそれのコードについての詳細は、16章トラブルシューティングアイコンを参照してください。

11.4.2. すべてのセッションのセキュリティーステータスを表示する方法

Sun Ray サーバー上のすべてのセッションのセキュリティーステータスを表示するには、次のコマンドを入力します。

# utsession -p

次の例のような出力が表示されます。

Token ID Registered Name Unix ID Disp State
Payflex.0000074500000202 ??? ??? 2 IEA
Micropayflex.000003540004545 ??? ??? 3 D

表11.2「utsession 状態の説明」に示すように、「状態」列にセッションの暗号化された/認証された状態が表示されます。

表11.2 utsession 状態の説明

「状態」列の値

説明

E

暗号化されたセッション

A

サーバーが認証されている

C

確認済み識別情報を持つ認証されたクライアント、自動的に確認された鍵を持つソフトウェアクライアントなど

U

未確認識別情報を持つ認証されたクライアント現在のポリシーが確認済み識別情報を要求する場合、このような接続は通常のセッションアクセスを許可されない場合があります。

X

未確認の鍵で正常に認証されたけれども、鍵が同じクライアント ID で使用されているほかの同様に未確認の鍵と競合しているクライアント。競合している鍵を持つクライアントはセッションアクセスを許可されないため、影響を受けるクライアントを再度許可するには、既知の鍵のいずれかを真正として確認する必要があります。


詳細は、utsession のマニュアルページを参照してください。

注記

マルチヘッドグループには、ファームウェアレベルの異なるクライアントが含まれている場合があります。utsession 出力は、マルチヘッドグループに参加しているすべてのクライアントのセット内でもっとも低いセキュリティーレベルを表示します。たとえば、クライアントの 1 つ以上が暗号化または認証をサポートしていない場合は、セッションは暗号化または認証されていないとマークされます。