12章複数モニターの構成で説明されているとおり、Sun Ray Software は特定の複数モニター構成をサポートしています。Windows Connector を使用する場合、次のモニター構成は、Windows 7、Windows Server 2008 R2、Windows 8、および Windows Server 2012 のリモートデスクトップセッションのマルチモニター機能によってサポートされます。
デュアルビデオコネクタが組み込まれた Sun Ray クライアント上のマルチモニター構成 (具体的には、Sun Ray 2FS クライアントまたは Sun Ray クライアント 3 Plus クライアント)。uttsc コマンドの -X xrandr
オプションを指定する必要があります。
Oracle Virtual Desktop Client が組み込まれたマルチモニター構成。uttsc コマンドのデフォルトの -X xrandr
オプションが使用されます。
Xinerama が有効な状態のマルチヘッドグループ構成。マルチヘッドグループ内の Sun Ray 2FS クライアントまたは Sun Ray 3 Plus クライアントに接続された 2 つのモニターが、2 つのモニターのサイズを組み合わせた 1 つのモニターとして Windows に列挙されます。uttsc コマンドのデフォルトの -X xrandr
オプションが使用されます。
プライマリディスプレイでビデオを再生している場合、セカンダリディスプレイにビデオウィンドウをドラッグすると、ビデオの再生が停止します。これは Windows の制限事項です。
Xinerama の列挙法は、Windows Connector に対してデフォルトで有効になっています。この機能を無効にするには、uttsc コマンドの -X off
オプションを使用します。-X
オプションの詳細については、uttsc のマニュアルページを参照してください。
リモートデスクトップセッションを構成して複数のモニターを使用する方法の詳細については、「Configure Monitor Settings for a Remote Session」を参照してください。
マルチヘッドグループのサイズおよびジオメトリがサポートされる構成は、Windows セッションを使用した場合と同じです。複数のモニター間にリモートデスクトップセッションを構成する場合は、マルチヘッドグループとともに全画面モード (uttsc コマンドの -m
オプション) を使用できます。