6.3. VirtualBox での新規仮想マシンの作成

新規仮想マシンを作成するには、VirtualBox を起動する必要があります。Oracle VDI と VirtualBox をインストールしたホストで、デスクトップから「アプリケーション」メニュー、「システムツール」メニュー、「Oracle VM VirtualBox」の順に選択します。あるいは、端末で VirtualBox コマンドを実行することもできます。図 6.4 に示すように、「Oracle VM VirtualBox マネージャー」が表示されます。

図6.4 「Oracle VM VirtualBox マネージャー」

このイメージは「Oracle VM VirtualBox マネージャー」を示しています。仮想マシンは定義されていません。

ヒント

仮想マシンを作成するための次の手順はすべて、VirtualBox のコマンド行を使用して実行できます。ただし、VirtualBox をはじめて使用する場合は、おそらく Oracle VM VirtualBox マネージャーの方が使いやすいことがおわかりいただけます。

ツールバーで、「新規」ボタンをクリックします。新しいウィンドウに仮想マシンの作成に関するウィザードが表示されます。このウィザードを使用すると、仮想マシンの基本的な詳細を構成できます。図 6.5 に示すように、仮想マシンのわかりやすい名前を「名前」フィールドに入力し、インストールしようとしているオペレーティングシステムとバージョンをドロップダウンリストから選択します。これによって VirtualBox が仮想マシンに使用するデフォルト設定が決まるため、正しいオペレーティングシステムとバージョンを選択することが重要です。これらの設定は、仮想マシンを作成したあとで変更できます。

図6.5 VM 名および OS タイプの手順

このイメージは、仮想マシンの名前とオペレーティングシステムを入力するための仮想マシンウィザード画面を示しています。

次へ」ボタンをクリックして、ウィザードの各種手順に進みます。「メモリーサイズ」の手順では、デフォルトを受け入れるだけでもかまいません。これは、VirtualBox が仮想マシンの動作時にそれに割り当てるホストメモリー (RAM) の量です。仮想マシンの設定は、あとで、テンプレートを Oracle VDI にインポートするときに変更できます。

「ハードドライブ」の手順で、「仮想ハードドライブを今すぐ作成」が選択されていることを確認し (図 6.6 を参照)、「次へ」をクリックします。

図6.6 仮想ハードディスクの手順

このイメージは、新規仮想ディスクを作成するための仮想マシンウィザード画面を示しています。

以降の手順では、ハードドライブファイルタイプとして「VDI (VirtualBox ディスクイメージ)」を選択し、物理ストレージの種類として「動的に割り当てる」を選択し、仮想ディスクファイルの場所とサイズについてはデフォルトを受け入れ、「作成」をクリックして仮想マシンを作成します。ウィザードが閉じて、図 6.7 に示すように、新しく作成された仮想マシンが「Oracle VM VirtualBox マネージャー」に表示されます。

図6.7 追加された仮想マシン

このイメージは「Oracle VM VirtualBox マネージャー」と作成したばかりの仮想マシンを示しています。

その仮想マシンにオペレーティングシステムをインストールするため、必ずその仮想マシンがインストールメディアにアクセスできるようにする必要があります。これを行うには、仮想マシンの設定を編集します。「Oracle VM VirtualBox マネージャー」で、仮想マシンを選択して、ツールバーの「設定」ボタンをクリックします。「設定」ウィンドウが表示されます。図 6.8 に示すように、左側のナビゲーションで、「ストレージ」を選択します。

図6.8 仮想マシンのストレージ設定

このイメージは「設定」ウィンドウを示しています。「ストレージ」セクションが選択されています。

「ストレージツリー」セクションで、「IDE Controller」の下にある「」を選択します。「CD/DVD ドライブ」属性が表示されます。「CD/DVD ドライブ」ドロップダウンリストの横にある「CD/DVD」アイコンをクリックし、次のようにインストールメディアの場所を選択します。

図 6.9 は、仮想 CD/DVD ドライブに挿入された ISO イメージを示しています。

図6.9 仮想マシンの CD/DVD ドライブ設定

このイメージは仮想マシンの CD/DVD 設定を示しています。ISO イメージが接続されています。

OK」をクリックしてストレージ設定を適用します。「設定」ウィンドウが閉じます。仮想マシンの CD/DVD ドライブをホストの物理 CD/DVD ドライブに接続した場合は、ただちにインストールメディアをホストの CD/DVD ドライブに挿入してください。これで、いつでも仮想マシンを起動してオペレーティングシステムをインストールできます。

「Oracle VM VirtualBox マネージャー」で、仮想マシンを選択して、ツールバーの「起動」ボタンをクリックします。新しいウィンドウが表示されて、仮想マシンがブート中であることを示します。仮想マシンのオペレーティングシステムと構成によっては、VirtualBox が最初にいくつかの警告を表示する場合があります。これらの警告は無視してかまいません。図 6.10 に示すように、仮想マシンがインストールメディアからブートするはずです。

図6.10 動作中の仮想マシンでのインストールプログラム

このイメージは Windows のインストール設定画面を含む動作中の仮想マシンを示しています。

これで、オペレーティングシステムをインストールするための通常の手順をすべて実行できます。仮想マシンで作成する管理者ユーザーアカウントのユーザー名とパスワードを必ず書きとめてください。仮想マシンにログインするために必要です。ドメイン構成はあとで行われるため、仮想マシンを Windows ドメインに参加させないでください (ワークグループのメンバーになっている可能性があります)。インストール中に仮想マシンが数回リブートすることがあります。インストールが完了したら、さらに Windows Update ですべてのソフトウェア更新をインストールすることをお勧めします。

次に、「VirtualBox Guest Additions のインストール」の説明に従って VirtualBox Guest Additions をインストールする必要があります。