第9章 デスクトップの管理

この章では、プール内のデスクトップの管理方法について学習します。

クローニングを使用して柔軟なデスクトップを生成するようにプールを構成した場合、Oracle VDI はプール内のそれらのデスクトップをユーザーに代わって自動的に管理します。この方法の管理上の利点を理解できるようにデスクトップのライフサイクルの確認に時間をかけることは大切です。

デスクトップにログインしている間に、Oracle VDI マネージャー でプールの「デスクトップ」タブをクリックします。「デスクトップ」テーブルの「デスクトップの状態」列で、図 9.1 に示すように、それらのデスクトップの 1 つの状態が「使用済み」と表示されるようになり、そのデスクトップを使用しているユーザーの名前も表示されていることを確認してください。

図9.1 プール内の使用中のデスクトップ

このイメージは「デスクトップ」タブを示しています。2 つの実行中のデスクトップがテーブルに表示されています。一方のデスクトップのステータスが使用済みであり、ユーザーに割り当てられているものとして示されています。

次に、デスクトップに戻り、Windows の通常のログアウト方法を使用して、Windows からログアウトします。Windows からログアウトしたあとは、Oracle VDI から自動的にログアウトするはずです。Oracle VDI マネージャー で、プールの「デスクトップ」タブに進みます。しばらくして、図 9.2 に示すように、デスクトップの状態が「アイドル」に変わりますが、ユーザーは引き続きそのデスクトップに割り当てられています。

図9.2 プール内のアイドル状態のデスクトップ

このイメージは「デスクトップ」タブを示しています。2 つの実行中のデスクトップがテーブルに表示されています。ユーザーがログアウトしたため、以前使用されていたデスクトップがアイドルステータスを示すようになりました。

そのデスクトップにはユーザーが割り当てられていますが、その割り当ては一時的なものであり、デスクトップは引き続き柔軟なデスクトップです。アイドルタイムアウト期間中にユーザーが再度ログインした場合は、同じデスクトップに再接続します。アイドルタイムアウト期間にわたってデスクトップがアイドル状態にあると、ユーザー割り当てが解除され、そのデスクトップはリサイクルされます。図 9.3 に示すように、デスクトップの状態が「利用可能」に変わり、その後デスクトップはプールに割り当てられているどのユーザーでも使用できるようになります。

図9.3 リサイクルされたデスクトップ

このイメージは「デスクトップ」タブを示しています。2 つの実行中のデスクトップがテーブルに表示されています。以前アイドル状態だったデスクトップが「使用可能」ステータスを示すようになり、デスクトップがリサイクルされたため、ユーザー割り当ては解除されました。

デスクトップ」タブで、個々のデスクトップに対して手動操作を実行することもできます。図 9.4 に示すように、「デスクトップ」テーブルにあるデスクトップを選択して、「その他のアクション」ドロップダウンリストをクリックします。

図9.4 デスクトップのアクション

このイメージは「デスクトップ」タブを示しています。2 つの実行中のデスクトップがテーブルに表示されています。デスクトップが選択されており、使用可能なアクションのリストが「その他のアクション」ドロップダウンリストに表示されています。

「使用可能」状態のデスクトップを選択して、「デスクトップの削除」アクションを選択します。そのプールではクローニングがまだ有効になっており、プール内のデスクトップの数がプールの構成済みの優先サイズよりも少ないため、しばらくして、新しいクローニングジョブが開始されるはずです。

「デスクトップ」テーブルで、「名前」列にあるデスクトップの名前をクリックします。「デスクトップのサマリー」ページが表示されます。

図9.5 「デスクトップのサマリー」ページ

このイメージは、デスクトップの「デスクトップのサマリー」ページを示し、そのデスクトップのオペレーティングシステムなどの詳細を示しています。

ここでは、デスクトップと仮想マシンに関する詳細情報を確認できます。仮想マシンの構成を変更することもでき、それに接続することさえもできます。

このガイドでは、単一ホストへの Oracle VDI の配備に必要なすべての構成の実行方法について説明してきました。このホストでは、仮想デスクトップのクローニングと格納、およびそれらのデスクトップへの接続の管理など、仮想デスクトップをユーザーに提供するために必要なすべての機能を実行できます。ユーザーは、iPad 用および Android 用の Oracle Virtual Desktop Client などのさまざまな Sun Ray クライアントを使用して自分のデスクトップに接続でき、さらに Sun Ray クライアント間を移動したり (ホットデスク)、自分のデスクトップに再接続したりできます。

このガイドで示された単一ホスト構成は、評価用配備に適していますが、本稼働用配備では、少なくとも 2 台のホストがこのような方法で構成され、Oracle VDI Center を形成するために連結される必要があります。Oracle VDI、仮想化プラットフォーム、およびストレージにそれぞれ個別のホストを使用して、1 つの Oracle VDI Center で何千ものデスクトップを提供できるようにすることも可能です。