7.2. プールへのテンプレートのインポート

次に、テンプレートを使用してデスクトップをクローニングできるように、それをプールに追加する必要があります。

「会社のプール」テーブルで、「名前」列にあるプール名をクリックします。「サマリー」タブが表示されます。「テンプレート」タブをクリックします。図 7.7 に示すように、「プールテンプレート」ページが表示されます。

図7.7 「テンプレート」タブ

このイメージはプールの「テンプレート」タブを示しています。「テンプレート」テーブルにはテンプレートが表示されていません。

「テンプレート」テーブルで、「テンプレートのインポート」ボタンをクリックします。「テンプレートのインポート」ウィンドウが表示されます。「フォルダ」タブでは、このホストの /var/tmp ディレクトリから、あるいはこのホストまたは別のホストのどちらかの NFS 共有からテンプレートをインポートできます。「ハイパーバイザ」タブでは、このホストまたは別のホストの VirtualBox インストールから直接テンプレートをインポートできます。

仮想マシンの設定ファイルおよびディスクイメージを /var/tmp ディレクトリにコピーした場合は、「フォルダの選択」ボタンをクリックし、自動的に読み込まれない場合は、その設定ファイルおよびディスクイメージをドロップダウンリストから選択します。「インポートが成功したら、元のデスクトップを削除します」オプションが選択されていないことを確認します。図 7.8 に例を示します。

図7.8 フォルダからのテンプレートのインポート

このイメージは「テンプレートのインポート」ウィンドウの「フォルダ」タブを示しています。/var/tmp ディレクトリが選択され、テンプレートの VirtualBox 設定ファイルおよび仮想ディスクが選択されています。

第6章 の手順に従って既存の仮想マシンを VirtualBox にインポートしたか、VirtualBox で新規テンプレートを作成した場合は、「ハイパーバイザ」タブをクリックします。このホストのデスクトップのリストからそのテンプレートを選択し、「インポートが成功したら、元のデスクトップを削除します」オプションが選択されていないことを確認します。図 7.9 に、例を示します。

図7.9 ハイパーバイザからのテンプレートのインポート

このイメージは「テンプレートのインポート」ウィンドウの「ハイパーバイザ」タブを示しています。VirtualBox で以前に作成した新規テンプレートが選択されています。

ヒント

テンプレートではなく個々のデスクトップをプールにインポートする場合、手順は事実上同じですが、「デスクトップ」タブの手順を実行します。

了解」をクリックして、テンプレートのインポートを開始します。「テンプレートのインポート」ウィンドウが閉じて、図 7.10 に示すように、テンプレートがインポート中であることを示すメッセージが「テンプレート」タブに表示されます。

図7.10 「テンプレート」タブでインポート中のテンプレート

このイメージは「テンプレート」タブを示しています。テンプレートがインポート中であることを示すメッセージが表示されています。

Oracle VDI で実行するアクションの多くによって、バックグラウンドで実行されるジョブが発生します。それらのジョブが進行している間、他の操作を実行し続けることができます。テンプレートのインポートは、ジョブを発生させる操作の 1 つです。Oracle VDI マネージャー の右上隅で、「実行中ジョブ」を選択します。図 7.11 に示すように、「ジョブのサマリー」ウィンドウが表示されます。

図7.11 「ジョブのサマリー」ウィンドウ

このイメージは、テンプレートをインポートするためのジョブを含む「ジョブのサマリー」ウィンドウを示しています。ジョブの完了までどれくらい近いかを示す進行状況バーがあります。

「ジョブのサマリー」ウィンドウには、各ジョブの進捗とステータスに関する詳細情報が表示されます。ジョブが取り消されることもあります。「ジョブのサマリー」ウィンドウを閉じます。

テンプレートのインポートジョブが完了すると、「テンプレート」タブの「テンプレート」テーブルにテンプレートが一覧表示されます。「名前」列のテンプレート名の横にある矢印をクリックすると、図 7.12 に示すように、そのテンプレートのリビジョン 1 が自動的に作成され、そのリビジョンがマスターリビジョンとしてマークされていることに気付きます。

図7.12 テンプレートとリビジョン

このイメージは、「テンプレート」タブおよび新たにインポートされたテンプレートとそのリビジョンを示しています。

クローニングを使用するときに、そのリビジョンからデスクトップが作成されます。リビジョンは、仮想マシンの正確な状態を記録するセーブポイントにすぎません。テンプレートの変更は、新規ソフトウェアをインストールしたり、それが期待どおりに機能することをテストしたりするときなど、いつでも行うことができます。変更内容に満足できたら、新しいリビジョンを作成し、(「テンプレート」タブのボタンを使って) それをマスターとしてマークして、新規デスクトップのクローニングに新しいリビジョンが使用されるようにします。あとでそのリビジョンに関する問題が見つかった場合は、以前のリビジョンをマスターとしてマークすることで、以前のリビジョンに簡単に戻すことができます。

また、Oracle VDI マネージャー 内部からテンプレートに変更を加えることもできます。これを行うには、テンプレート (リビジョンではなく) を選択して、「コンソールを開く」ボタンをクリックします。「コンソール」ページが表示され、ここから Oracle VM VirtualBox マネージャーで行なったのとほぼ同じように仮想マシンを起動、停止、およびそれに接続できます (図 7.13を参照)。

図7.13 テンプレートの「コンソール」

このイメージはテンプレートの「コンソール」ウィンドウを示しています。仮想マシンは実行中であり、Windows デスクトップが表示されます。仮想マシンの上には、仮想マシンを停止および起動するボタンと、その他のアクションを実行するためのボタンがあります。