6.5. 仮想マシンの追加の準備

自動ログオンを機能させ、コンピュータをドメインに参加させるためには、組み込みの Administrator アカウントを有効にし、Windows Secure Authentication Sequence (Ctrl+Alt+Del) を無効にする必要があります。これを行うには、仮想マシンでローカルセキュリティーポリシーを編集する必要があります。

Windows の「スタート」メニューの検索フィールドに「ファイル名を指定して実行」と入力し、Return キーを押します。「ファイル名を指定して実行」ダイアログが表示されます。「名前」フィールドに「ローカル セキュリティ ポリシー」と入力します。「ローカル セキュリティ ポリシー」ウィンドウが表示されます。「ローカル ポリシー」を選択してから、「セキュリティ オプション」を選択します。「アカウント: Administrator アカウントのステータス」ポリシーを見つけます。そのポリシーをダブルクリックし、「有効」を選択して、「適用」をクリックしてから、「OK」をクリックします。図 6.17 に示すように、「セキュリティの設定」列でこのポリシーが有効と示されていることを確認します。

図6.17 Administrator アカウントポリシー

このイメージは Windows の「ローカル セキュリティ ポリシー」を示しています。Administrator アカウントポリシーが有効になっています。

次に、「対話型ログオン: Ctrl + Alt + Del を必要としない」ポリシーを見つけます。そのポリシーをダブルクリックし、「有効」を選択して、「適用」をクリックしてから、「OK」をクリックします。図 6.18 に示すように、「セキュリティの設定」列でこのポリシーが有効と示されていることを確認します。

図6.18 Secure Authentication Sequence ポリシー

このイメージは Windows の「ローカル セキュリティ ポリシー」を示しています。対話型ログオンポリシーが有効になっています。

「ローカル セキュリティ ポリシー」ウィンドウを閉じます。次に、組み込みの Administrator アカウントのパスワードを作成する必要があります。Windows の「コントロール パネル」で、「ユーザー アカウント」を選択し、管理者ユーザーを選択して、パスワードを設定します。Administrator アカウントが機能していることを確認するには、Windows からいったんログアウトして、再度 Administrator ユーザーとしてログインします。

Administrator ユーザーとしてログインしたら、次の手順は、通常、ユーザーが必要とするあらゆるソフトウェアと、ユーザーが使用することになる特殊なデバイス (USB プリンタやストレージデバイスなど) のデバイスドライバをインストールすることです。

Windows 仮想マシン用のデフォルト VirtualBox ハードウェア構成では、ドライバが Microsoft Windows にデフォルトで含まれているデバイスを使用します。Oracle VDI リリース 3.5 には、VirtualBox 使用時の Windows デスクトップにおけるスマートカードのサポートが含まれています。VirtualBox では、USB スマートカードデバイスをエミュレートすることでこれを行います。ただし、このデバイスのドライバは Windows に含まれていません。このデバイスのドライバをダウンロードしてインストールしてください。次からドライバをダウンロードできます。

http://support.identive-infrastructure.com/download_scm/download_scm.php?lang=1

ダウンロードページで、SCR335 デバイスと必要なオペレーティングシステムを選択し、SCR3xxx PC/SC Installer を見つけたあと、SCR3xxx_Win_drivers_only_installer_V<version>.zip ファイルをダウンロードします。

Windows 7 以降のテンプレートを使用している場合は、デバイスが検出されたときに Windows Update を使用して必要なドライバを自動的にインストールできる可能性があります。Windows XP テンプレートの場合は、デバイスドライバを手動でインストールする必要があります。USB スマートカードデバイス用のデバイスドライバをインストールしないと、次の章でデスクトップのクローニングを有効にしたときにクローニングが失敗する可能性があるため、ここでドライバをインストールすることが最善です。

ドライバをインストールしたら、Windows の「シャットダウン」メニューを使用して仮想マシンをシャットダウンします。

ヒント

仮想マシンのシャットダウンは、VirtualBox メニューからも実行できます。これを行う場合は、仮想マシンの状態が保存され、仮想マシンが正常にシャットダウンされるように、ACPI シャットダウン (シャットダウン信号を送信する) オプションを選択していることを確認してください。「閉じる (マシンの電源オフ)」オプションを選択した場合は、状態が保存されず、仮想マシンは通常のシャットダウンを使わずに閉じます。これによって仮想マシンが損傷する可能性があります。

これで、デスクトップを作成するためのテンプレートとしていつでも仮想マシンを使用できます。次の手順は、それらのデスクトップの作成、格納、および管理に使用されるプールを作成することです。7章デスクトップの作成では、この方法について説明します。