この章では、Oracle Adaptive Access Managerに関連する問題について説明します。内容は次のとおりです。
この項では、一般的な問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。
不具合のため、フィンガープリント詳細のタブの「最終使用日」列をソートできません。
不正なパスワードを使用してOAAM Adminコンソールにログインしようとすると、ログにADF例外が表示されます。これは機能に影響を及ぼしません。
Oracle Adaptive Access Managerとともにパッケージ化された標準ポリシーのアラート・メッセージでは、多数の言語がサポートされます。しかし、アラート・メッセージはグローバル化されていません。
Oracle BI PublisherレポートRecentLoginsは、この問題の影響を受けます。RecentLoginsレポートに表示される、すぐに使用できるポリシーのアラート・メッセージは、レポートのロケール設定に従いません。
この項では、スケジューラの問題およびその回避方法について説明します。内容は次のとおりです。
開始日時が変更されていない場合、スケジュール済のタスクのスケジュール・パラメータを変更しても、次の再帰は変更されません。
ジョブが取り消されるか一時休止された場合、ジョブ・インスタンス・タブに「一時休止」および「取消」ジョブ・ステータスが表示されません。
この項では、監査とレポートの問題およびその回避方法について説明します。内容は次のとおりです。
Commit Snapshot Diffイベント詳細は、イベント・ログが監査情報の一部であるため、全体がデータ・フィールドに収まりません。スナップショット・データは大きい可能性があるため、すべてのデータを監査ログにログすることは実用的ではありません。したがって、監査目的の場合、使用可能な監査イベント・データ領域よりも大きいデータは、監査イベントで切り捨てられて表示される場合があります。
BI Publisherの検索トランザクション・レポートでは、次の問題があります。
すべてのトランザクション・タイプを選択したとき、ドロップ・ダウン・リストで一般的な「トランザクション」フィールドおよび「エンティティ」フィールドを使用できる必要がある。BI Publisherでは、特定のトランザクション・タイプを選択しないと、ドロップ・ダウン・リストは空になります。
「トランザクション」フィールド、トランザクション値フィールド、「エンティティ」フィールドおよびエンティティ値フィールドがユーザーにとって直観的でない場合がある。たとえば、ユーザーが「トランザクション」フィールドから属性を選択するとき、トランザクション値2フィールドがあるときに、別のトランザクション値フィールドに値を入力する必要があります。値が入れ替わると、不正な結果が表示されます。
トランザクション2フィールドにドロップ・ダウン・リストがない。ユーザーは、2つ目の「トランザクション」フィールドで検索する場合、属性を手動で入力できません。
結果ページに検索した属性が表示されない。たとえば、ユーザーが「エンティティ」フィールドで、値が1111のクレジット・カード番号を検索する場合です。クレジット・カード情報は結果ページに表示されません。セッションIDおよびトランザクションIDは、ハイパーリンクとして表示され、クリックすると、ユーザーはエラー・ページにリダイレクトされます。
この項では、構成に関する問題およびその回避方法について説明します。内容は次のとおりです。
トランザクションの定義は、トランザクションに追加されたエンティティにエンティティをリンクするとき、更新されません。回避方法は、次の順序でトランザクション定義を構成することです。
エンティティを構成します。
エンティティをリンクします。
エンティティ・インスタンスをトランザクションに追加します。
OAAMパーティションRCUスキーマをロードするとき、次のエラー・メッセージがoaam_partn.log
に生成されます。
SP2-0606: SPOOLファイル「db_setup.lis」を作成できません
SP2-0606: SPOOLファイル「cr_vcrypt_obj.lis」を作成できません
SP2-0606: SPOOLファイル「vr_policy_init.lis」を作成できません
SP2-0606: SPOOLファイル「v_user_init.lis」を作成できません
SP2-0606: SPOOLファイル「v_scorepolicy.lis」を作成できません
SP2-0606: SPOOLファイル「cr_v_Q_global.lis」を作成できません
SP2-0606: SPOOLファイル「cr_vcrypt_config.lis」を作成できません
SP2-0606: SPOOLファイル「cr_v_ans_hint.lis」を作成できません
SP2-0606: SPOOLファイル「cr_v_b_locale.lis」を作成できません
SP2-0606: SPOOLファイル「oaam_db_patch_oracle_10_1_4_5_01.log」を作成できません
SP2-0606: SPOOLファイル「oaam_db_patch_oracle_10_1_4_5_02.log」を作成できません
SP2-0606: SPOOLファイル「create_monitor_rollup.lst」を作成できません
SP2-0606: SPOOLファイル「oaam_db_patch_oracle_10_1_4_5_07.log」を作成できません
エラー・メッセージが発生するのは、OAAMパーティションのファイルへのスプールが発生しないためです。機能には影響はなく、このメッセージは安全に無視できます。
create_purge_proc.sql
スクリプトを実行すると、次のことを求められます。
oaam_data_tbsの値の入力
oaam_indx_tbsの値の入力
入力する2つの値は次のとおりです。
oaam_data_tbsの値の入力: <SchemaPrefix>_BRSADATA
oaam_indx_tbsの値の入力: <SchemaPrefix>_BRSAINDX
OAAMスキーマ・ユーザーとして次の問合せを実行することによって、これらの値を検索できます。
select tablespace_name from user_tablespaces;
この項では、構成に関する問題およびその回避方法について説明します。内容は次のとおりです。
不具合のため、特定の状況で、OAAMコマンドライン・スクリプトが失敗する場合があります。
OAAMコマンドライン・スクリプトの起動に失敗する場合、次のようにスクリプトを実行します。
bash script_name
不具合のため、ユーザーはCLI環境の設定の一環として、CLI作業ディレクトリから次のコマンドをコマンドラインで実行する必要があります。
chmod 750 findjar.sh
-m join
でconfigureSecurityStore.py
を使用してwlst.sh
を実行中に、ORACLE_HOME
やMW_HOME
などの変数を使用すると、セキュリティ・ストアの構成では、ポリシー・ストア・オブジェクトの作成に失敗します。-m join
に対してコマンドを実行するときは、常にORACLE_HOME
およびMW_HOME
の絶対パスを使用してください。
OAAM基本モードにおけるOAAMとAccess Manager 11.1.2の統合では、OAAMライブラリがスキーマと同期していない場合、OAAM管理コンソールにログイン・セッションが表示されません。
ログ・ファイルには、次のエラーが表示されます。
DB_OBJ_QUERY_ERROR=select obj from VCryptTrackerUserNodeLog obj where obj.requestId = :value_0, Exception [EclipseLink-4002] (Eclipse Persistence Services - 2.3.1.v20111018-r10243): org.eclipse.persistence.exceptions.DatabaseException Internal Exception: java.sql.SQLSyntaxErrorException: ORA-00904: "PROXY_IP_ADDR": invalid identifier
リリース間でスキーマが異なるため、エラーが発生します。OAAMスキーマに格納された情報の表示用にバージョンの異なるOAAM管理コンソールを使用するデプロイメントはサポートされていません。