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Oracle Solaris 11.1 でのサービスロケーションプロトコルサービスの管理 Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語) |
SLP デーモンはデフォルトのプロパティーで構成済みです。デフォルトの設定で正しく動作する場合、SLP の配置において、ほとんど管理は必要ありません。
ただし場合によっては、デフォルトの SLP プロパティーを変更して、SLP のネットワーク動作を調整することや各種の SLP 機能を有効にすることが必要になります。たとえば、いくつかの構成を変更して、SLP のロギングを有効にすることができます。SLP のログ情報と snoop トレースの情報によって、追加の構成が必要かどうかを判断できます。
SLP 構成プロパティーは、/etc/inet ディレクトリ内の slp.conf ファイルにあります。デフォルトのプロパティー設定を変更する場合は、第 3 章SLP の管理 (タスク)の該当する手順を参照してください。
SLP 構成プロパティーの設定を変更する前に、ネットワーク管理で大切な次のことがらを検討してください。
動作しているネットワーク技術の種類
ネットワーク技術が円滑に処理できるトラフィック量
ネットワークで使用できるサービスの数と種類
ネットワーク上のユーザー数、ユーザーが必要とするサービス、もっとも頻繁にアクセスするサービスに関係するユーザーの場所
SLP 対応の snoop ユーティリティーと SLP ログユーティリティーを使用して、再構成が必要かどうかや、変更する必要があるプロパティーを判断できます。たとえば、次の目的のために特定のプロパティーを再構成する場合があります。
各種の待ち時間および帯域幅の性質が混在するネットワークメディアを調整する
ネットワークの障害または計画されていないパーティション分割から回復させる
DA を追加して SLP マルチキャストの急増を軽減する
新規のスコープを実装して、もっとも頻繁にアクセスするサービスにユーザーを編成する