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Oracle Solaris 11.1 での DHCP の作業     Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語)
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ドキュメントの情報

はじめに

1.  DHCP について (概要)

2.  ISC DHCP サービスの管理

DHCP サーバーのタスク

ユーザーに DHCP コマンドへのアクセス権を付与する方法

ISC DHCP サーバーを構成する方法

DHCP サービスの構成を変更する方法

3.  DHCP クライアントの構成と管理

4.  DHCP コマンドと DHCP ファイル (リファレンス)

索引

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DHCP サーバーのタスク

ユーザーに DHCP コマンドへのアクセス権を付与する方法

デフォルトでは、root ユーザーのみが、DHCP サービスの構成に必要な svcadm およびその他のコマンドを実行できます。root 特権のないユーザーに DHCP コマンドを使用させる場合は、それらのコマンドにアクセスできるように、役割によるアクセス制御 (RBAC) を設定できます。次の手順では、ユーザーが DHCP コマンドを実行できるようになる DHCP 管理プロファイルを割り当てる方法について説明します。

さらに、次のマニュアルページも役立ちます。rbac(5)exec_attr(4)、および user_attr(4) です。

  1. root の役割になります。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Oracle Solaris 11.1 の管理: セキュリティーサービス』の「RBAC の初期構成 (タスクマップ)」を参照してください。

  2. ユーザーまたは役割を /etc/user_attr ファイルに追加します。

    /etc/user_attr ファイルを編集してエントリを次の書式で追加します。DHCP サーバーを管理するユーザーまたは役割ごとに 1 つのエントリを追加します。

    username::::type=normal;profiles=DHCP Management

    たとえば、ユーザー ram には、次のエントリを追加します。

    ram::::type=normal;profiles=DHCP Management

ISC DHCP サーバーを構成する方法

ISC DHCP サーバーの初期構成には次の手順を使用できます。

  1. root の役割になります。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Oracle Solaris 11.1 の管理: セキュリティーサービス』の「RBAC の初期構成 (タスクマップ)」を参照してください。

  2. 該当するサービスの DHCP 構成ファイルを編集します。

    IPv4 の場合 /etc/inet/dhcpd4.conf を編集し、IPV6 の場合 /etc/inet/dhcpd6.conf を編集します。詳細は、dhcpd.conf(5) のマニュアルページを参照してください。

  3. 必要なサービスを有効にします。
    # svcadm enable service

    service は次のいずれかの値にすることができます。

    svc:/network/dhcp/server:ipv4

    IPv4 クライアントからの DHCP および BOOTP 要求を提供します

    svc:/network/dhcp/server:ipv6

    IPv6 クライアントからの DHCP および BOOTP 要求を提供します

    svc:/network/dhcp/relay:ipv4

    IPv4 クライアントからの DHCP および BOOTP 要求を、DHCP サーバーのあるネットワークに中継します

    svc:/network/dhcp/relay:ipv6

    IPv6 クライアントからの DHCP および BOOTP 要求を、DHCP サーバーのあるネットワークに中継します

DHCP サービスの構成を変更する方法

  1. root 役割または DHCP 管理プロファイルに割り当てられている役割またはユーザー名を引き受けます。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Oracle Solaris 11.1 の管理: セキュリティーサービス』の「RBAC の初期構成 (タスクマップ)」を参照してください。DHCP 管理プロファイルの詳細については、「ユーザーに DHCP コマンドへのアクセス権を付与する方法」を参照してください。

  2. DHCP 構成ファイルを編集します。

    IPv4 の場合 /etc/inet/dhcpd4.conf を編集し、IPv6 の場合 /etc/inet/dhcpd6.conf を編集します。詳細は、dhcpd.conf(5) のマニュアルページを参照してください。

  3. SMF データをリフレッシュします。
    # svcadm refresh service