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Oracle Solaris 11.1 での DHCP の作業     Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語)
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ドキュメントの情報

はじめに

1.  DHCP について (概要)

2.  ISC DHCP サービスの管理

3.  DHCP クライアントの構成と管理

4.  DHCP コマンドと DHCP ファイル (リファレンス)

DHCP のコマンド

DHCP サービスによって使用されるファイル

DHCP サービスによって使用される SMF サービス

索引

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DHCP サービスによって使用されるファイル

次の表に、DHCP に関連するファイルを示します。

表 4-2 DHCP デーモンや DHCP コマンドで使用されるファイル

ファイルまたはテーブル名
説明
dhcptab
レガシーの Sun DHCP のみ: DHCP 構成情報のテーブルを表す総称的な用語。構成情報は割り当てられた値と一緒にオプションとして記録され、さらにマクロとしてグループ化されます。dhcptab テーブルの名前と場所は、DHCP 情報用に使用するデータストアによって決まります。詳細は、dhcptab(4) のマニュアルページを参照してください。
DHCP ネットワークテーブル
レガシーの Sun DHCP のみ: IP アドレスをクライアント ID および構成オプションにマップします。DHCP ネットワークテーブルの名前は、10.21.32.0 など、ネットワークの IP アドレスに基づいて付けられます。dhcp_network というファイルはありません。DHCP ネットワークテーブルの名前と場所は、DHCP 情報用に使用するデータストアによって決まります。詳細は、dhcp_network(4) のマニュアルページを参照してください。
/etc/dhcp/eventhook
レガシーの Sun DHCP のみ: dhcpagent デーモンが自動的に実行できるスクリプトまたは実行可能ファイル。詳細は、dhcpagent(1M) のマニュアルページを参照してください。
/etc/inet/dhcpd4.conf

/etc/inet/dhcpd6.conf

ISC DHCP のみ: ISC DHCP サーバー dhcpd 用の構成情報を含みます。詳細は、dhcpd.conf(5) のマニュアルページを参照してください。
/etc/inet/dhcpsvc.conf
レガシーの Sun DHCP のみ: DHCP デーモンの起動オプションと、データストア情報を格納しています。このファイルを手動で編集してはいけません。起動オプションの変更には dhcpconfig コマンドを使用します。詳細は、dhcpsvc.conf(4) のマニュアルページを参照してください。
/etc/dhcp/interface.dhc

/etc/dhcp/interface.dh6

DHCP から取得した特定のネットワークインタフェースの構成パラメータが含まれています。DHCPv4 の場合、ファイル名は dhc で終わります。DHCPv6 の場合、ファイル名は dh6 で終わります。インタフェースの IP アドレスのリースが停止されると、このクライアントは、/etc/dhcp/interface.dhc にある現在の構成情報をキャッシュします。たとえば、DHCP が qe0 インタフェースで使用されている場合、dhcpagent は、構成情報を /etc/dhcp/qe0.dhc にキャッシュします。DHCP が次にこのインタフェースで起動するときに、リースの有効期限内であれば、このクライアントはキャッシュされた情報を使用するように要求します。DHCP サーバーがこの要求を拒否すると、クライアントは標準の DHCP リースネゴシエーション手順を開始します。
/etc/default/dhcpagent
dhcpagent クライアントデーモンのパラメータ値を設定します。パラメータについては、/etc/default/dhcpagent ファイルか、dhcpagent(1M) のマニュアルページを参照してください。
/etc/dhcp/inittab

/etc/dhcp/inittab6

レガシーの Sun DHCP のみ: データ型などの DHCP オプションコードのさまざまな要素を定義し、ニーモニックラベルを割り当てます。ファイルの構文については、dhcp_inittab(4) のマニュアルページを参照してください。/etc/dhcp/inittab6 は DHCPv6 クライアントによって使用されます。

クライアント側では、/etc/dhcp/inittab ファイル内の情報は、情報を判読するユーザーに意味のある情報を提供するために dhcpinfo コマンドによって使用されます。DHCP サーバーシステムでは、DHCP デーモンと管理ツールがこのファイルから DHCP オプション情報を入手します。

以前のリリースで使用されていた /etc/dhcp/dhcptags ファイルは /etc/dhcp/inittab ファイルで置き換えられています。

/var/db/isc-dhcp/dhcp4.leases

/var/db/isc-dhcp/dhcp4.leases~

/var/db/isc-dhcp/dhcp6.leases

/var/db/isc-dhcp/dhcp6.lease~

ISC DHCP のみ: DHCPv4 および DHCPv6 サーバー用のリースを一覧表示します。ファイル名の末尾に「~」が付いたファイルは以前のコピーです。