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Oracle Solaris 11.1 の管理: デバイスとファイルシステム Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語) |
6. InfiniBand デバイスの使用 (概要/タスク)
11. COMSTAR を使用したストレージデバイスの構成 (タスク)
12. Oracle Solaris Internet Storage Name Service (iSNS) の構成と管理
Oracle Solaris ファイルシステムの作成およびマウント
レガシー UFS ファイルシステムを作成およびマウントする方法
1 つのファイルシステムをマウントする方法 (/etc/vfstab ファイル)
NFS ファイルシステムのマウント方法 (mount コマンド)
ZFS ファイルシステムのマウントやマウント解除は、自動的に行われます。レガシー UFS ファイルシステムを使用できるようにするには、マウントします。マウントしたファイルシステムは、システムのディレクトリツリー内の指定したマウントポイントに接続されます。ルート (/) ファイルシステムは、常にマウントされています。
次の表に、ファイルシステムをその用途に応じてマウントするためのガイドラインを示します。
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リムーバブルメディアのマウント方法については、「リムーバブルメディアの管理 (概要)」を参照してください。
どのファイルシステムがすでにマウント済みであるかを調べるには、mount コマンドを使用します。
$ mount [ -v ]
-v は、マウントされているファイルシステムのリストを冗長モードで表示します。
例 15-1 どのファイルシステムがマウントされているかを調べる
この例は、mount コマンドを使用して、現在マウントされているファイルシステムに関する情報を表示する方法を示しています。
$ mount / on rpool/ROOT/zfsBE read/write/setuid/devices/rstchown/dev=3390002 on Tue ... /devices on /devices read/write/setuid/devices/rstchown/dev=8580000 on Tue May 15 ... /dev on /dev read/write/setuid/devices/rstchown/dev=85c0000 on Tue May 15 14:49:01 2012 /system/contract on ctfs read/write/setuid/devices/rstchown/dev=8680001 on Tue May 15 ... /proc on proc read/write/setuid/devices/rstchown/dev=8600000 on Tue May 15 14:49:01 2012 /etc/mnttab on mnttab read/write/setuid/devices/rstchown/dev=86c0001 on Tue May 15 14:49:01 ... /system/volatile on swap read/write/setuid/devices/rstchown/xattr/dev=8700001 on Tue May 15 ... /system/object on objfs read/write/setuid/devices/rstchown/dev=8740001 on Tue May 15 ... /etc/dfs/sharetab on sharefs read/write/setuid/devices/rstchown/dev=8780001 on Tue May 15 ... /lib/libc.so.1 on /usr/lib/libc/libc_hwcap2.so.1 read/write/setuid/devices/rstchown/dev ... /dev/fd on fd read/write/setuid/devices/rstchown/dev=8880001 on Tue May 15 14:49:29 2012 /var on rpool/ROOT/zfsBE/var read/write/setuid/devices/rstchown/nonbmand/exec/xattr/atime/ ... /tmp on swap read/write/setuid/devices/rstchown/xattr/dev=8700002 on Tue May 15 14:49:29 2012 /var/share on rpool/VARSHARE read/write/setuid/devices/rstchown/nonbmand/exec/xattr/atime/ ... /home/rimmer on pluto:/export/home/rimmer remote/read/write/setuid/xattr/...
この例は、zfs mount コマンドを使用して、現在マウントされている ZFS ファイルシステムに関する情報を表示する方法を示しています。
$ zfs mount rpool/ROOT/zfsBE / rpool/ROOT/zfsBE /var rpool/VARSHARE /var/share tank/home /tank/home
/etc/vfstab ファイル内のエントリには、次の表に示すように 7 つのフィールドがあります。
表 15-1 /etc/vfstab ファイルのフィールドの説明
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注 - /etc/vfstab ファイル内の各フィールドには必ずエントリが必要です。フィールドに値を指定しない場合は、必ずダッシュ (-) を入力してください。ダッシュを入力しないと、システムが正常にブートしない可能性があります。同様に、フィールドの値に空白文字を使用しないでください。
ファイルシステムをマウント解除する場合の前提条件は次のとおりです。
管理者である必要があります。
使用中のファイルシステムはマウント解除できません。ユーザーがそのファイルシステム内のディレクトリにアクセスしているとき、プログラムがそのファイルシステム上のファイルを開いているとき、またはファイルシステムが共有されているときには、ファイルシステムは使用中とみなされます。
次の方法でファイルシステムをマウント解除が可能な状態にできます。
別のファイルシステム内のディレクトリにカレントディレクトリを変更する。
システムからログアウトする。
fuser コマンドを使用して、そのファイルシステムを使用中のすべてのプロセスを表示し、必要に応じて終了させる。詳細は、「ファイルシステムを使用中のすべてのプロセスを終了させる方法」を参照してください。
ほかのユーザーが使用しているファイルシステムをマウント解除する必要があるときは、各ユーザーに通知します。
ファイルシステムの共有を解除する。
例:
# zfs set share.nfs=off tank/fs1
レガシー unshare メソッドを使用します。詳細は、unshare(1M) を参照してください。
ファイルシステムをマウント解除したことを確認するには、mount コマンドからの出力を調べます。
$ mount | grep unmounted-file-system