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Oracle Solaris 11.1 での Image Packaging System を使用したソフトウェアのパッケージ化および配布 Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語) |
このセクションでは、非大域ゾーンへのパッケージのインストールを試みたときに発生する可能性のある問題について説明します。
非大域ゾーンへのパッケージのインストール中に問題が発生した場合は、次のサービスが大域ゾーンでオンラインになっていることを確認します。
svc:/application/pkg/zones-proxyd:default svc:/application/pkg/system-repository:default
次のサービスが非大域ゾーンでオンラインになっていることを確認します。
svc:/application/pkg/zones-proxy-client:default
これらの 3 つのサービスは、非大域ゾーンに対する発行元構成と、大域ゾーンから提供されたシステム発行元に割り当てられたリポジトリにリクエストを出すために非大域ゾーンが使用できる通信チャネルを提供します。
非大域ゾーン内のパッケージはそれ自身への parent 依存関係を持っているため、更新することはできません。大域ゾーンから更新を開始します。pkg は非大域ゾーンを大域ゾーンとともに更新します。
パッケージを非大域ゾーンにインストールしたら、そのパッケージの機能をテストします。
パッケージがそれ自身への parent 依存関係を持たない場合は、大域ゾーンで発行元を構成する必要はないため、そのパッケージを大域ゾーンにインストールしないようにしてください。大域ゾーンのパッケージを更新しても、非大域ゾーンのパッケージは更新されません。この場合、大域ゾーンのパッケージを更新すると、それより古い非大域ゾーンのパッケージをテストしたときに予期しない結果が生じる可能性があります。
この状況でのもっとも簡単な解決策は、発行元を非大域ゾーンで使用できるようにし、非大域ゾーンの内部からパッケージをインストールして更新することです。
ゾーンが発行元のリポジトリにアクセスできない場合は、大域ゾーンで発行元を構成すると、zones-proxy-client および system-repository サービスが非大域ゾーンの発行元にプロキシ経由でアクセスできるようになります。その後、パッケージを非大域ゾーンにインストールして更新します。