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『Oracle Solaris 11.1 での Image Packaging System を使用したソフトウェアのパッケージ化および配布』では、Oracle Solaris Image Packaging System (IPS) 機能を使用して、Oracle Solaris 11 オペレーティングシステム (OS) 用のソフトウェアパッケージを作成する方法について説明します。

対象読者

このドキュメントは、IPS を使用して Oracle Solaris 11 OS にインストールしたり、保守したりできるパッケージを作成するソフトウェア開発者を対象としています。このドキュメントは、IPS について、そして IPS を使用して Oracle Solaris OS をパッケージ化する方法についてさらなる理解を必要とする開発者やシステム管理者も対象としています。ベースとなる IPS の設計概念については、読者がより高度な IPS 機能をより簡単に理解して使用できるように説明されています。

内容の紹介

第 1 章IPS の設計目標、概念、および用語では、IPS の基本的な設計理念とそのソフトウェアパターンとしての表現について説明します。
第 2 章IPS を使用したソフトウェアのパッケージ化では、ユーザー独自のパッケージを構築するところから始めます。
第 3 章ソフトウェアパッケージのインストール、削除、および更新では、イメージにインストールされるソフトウェアのインストール、更新、および削除時に IPS クライアントが内部的にどのように機能するかについて説明します。
第 4 章パッケージの依存関係の指定では、さまざまな種類の IPS 依存関係とそれらを使用して作業用ソフトウェアシステムを構築する方法について説明します。
第 5 章バリエーションの許可では、各種インストールオプションをエンドユーザーに提供する方法について説明します。
第 6 章プログラムによるパッケージマニフェストの変更では、自動的に注釈が付けられ、チェックされるようにパッケージマニフェストをマシンで編集する方法について説明します。
第 7 章パッケージインストールの一環としてのシステム変更の自動化では、サービス管理機能 (SMF) を使用して、パッケージインストールの結果として生じる必要なシステム変更を自動的に処理する方法について説明します。
第 8 章パッケージ更新の高度なトピックでは、パッケージの名前変更、マージ、分割、パッケージ内容の移動、複数のアプリケーション実装の配布、およびブート環境間での情報の共有について説明します。
第 9 章IPS パッケージの署名では、IPS パッケージの署名と、開発者および品質保証組織による新しいパッケージまたは既存の署名付きパッケージの署名方法について説明します。
第 10 章非大域ゾーンの処理では、IPS によるゾーンの処理方法について説明し、パッケージ化で非大域ゾーンを処理する必要がある場合についても説明します。
第 11 章発行されたパッケージの変更では、管理者がローカルの状況に合わせて既存のパッケージを変更する方法について説明します。
付録 A パッケージの分類では、パッケージ情報分類スキーム定義を示します。
付録 B IPS を使用して Oracle Solaris OS をパッケージ化する方法では、Oracle が IPS 機能を使用して Oracle Solaris OS をパッケージ化する方法について説明します。

Oracle サポートへのアクセス

Oracle のお客様は、My Oracle Support を通じて電子的なサポートを利用することができます。詳細は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info を参照してください。聴覚に障害をお持ちの場合は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs を参照してください。

表記上の規則

次の表では、このドキュメントで使用される表記上の規則について説明します。

表 P-1 表記上の規則

字体	説明	例
`AaBbCc123`	コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例を示します。	`.login` ファイルを編集します。 `ls -a` を使用してすべてのファイルを表示します。 `machine_name% you have mail.`
`AaBbCc123`	ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して示します。	`machine_name%` `su` `Password:`
`aabbcc123`	プレースホルダ: 実際に使用する特定の名前または値で置き換えます。	ファイルを削除するには、`rm` `filename` と入力します。
AaBbCc123	書名、新しい単語、および強調する単語を示します。	『ユーザーズガイド』の第 6 章を参照してください。キャッシュは、ローカルに格納されるコピーです。ファイルを保存しないでください。注: いくつかの強調された項目は、オンラインでは太字で表示されます。

コマンド例のシェルプロンプト

次の表に、Oracle Solaris OS に含まれるシェルの UNIX システムプロンプトおよびスーパーユーザープロンプトを示します。コマンド例では、シェルプロンプトはコマンドが標準ユーザーと特権付きユーザーのどちらによって実行されるべきかを示しています。

表 P-2 シェルプロンプト

シェル	プロンプト
Bash シェル、Korn シェル、および Bourne シェル	`$`
Bash シェル、Korn シェル、および Bourne シェルのスーパーユーザー	`#`
C シェル	`machine_name%`
C シェルのスーパーユーザー	`machine_name#`

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	Oracle Solaris 11.1 での Image Packaging System を使用したソフトウェアのパッケージ化および配布 Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語)