ナビゲーションリンクをスキップ | |
印刷ビューの終了 | |
Oracle Solaris 11.1 カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語) |
1. Oracle Solaris システムのチューニングの概要
2. Oracle Solaris カーネルチューニング可能パラメータ
3. Oracle Solaris ZFS チューニング可能パラメータ
System V 共有メモリーでは、プロセスによるセグメントの作成が可能です。連携するプロセスがそのメモリーセグメントに接続し (セグメントに対するアクセス権が必要)、セグメントに含まれるデータにアクセスできます。この機能はロード可能モジュールとして実装されます。/etc/system ファイルのエントリには、shmsys: 接頭辞が含まれている必要があります。
DBMS ベンダーは、パフォーマンスを高めるために、intimate shared memory (ISM) と呼ばれる特殊な共有メモリーを使用しています。共有メモリーセグメントを ISM セグメントにすると、そのセグメントのメモリーがロックされます。この機能によってより高速な入出力経路をたどることができ、メモリーの使用効率が向上します。セグメントを記述する一連のカーネルリソースは、ISM モードでセグメントに接続するすべてのプロセスによって共有されます。
符号なし long
最初の ISM セグメントが作成されるときに使用可能なシステムメモリーの 5%
物理メモリーの 0 から 50 %
ページ
はい
ありません。値が小さすぎると、メモリーが ISM セグメントに消費される時に、システムがハングしたりパフォーマンスが大幅に低下することがあります。
大量のメモリーがあるデータベースシステムで ISM を使用する場合、このパラメータの値を引き下げることができます。ISM セグメントが使用されない場合には、このパラメータの効果はありません。大量のメモリーを備えたマシンでは、ほぼ間違いなく、最大値 128M バイト (0x4000) で十分です。
変更の可能性あり