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Oracle Solaris 11.1 デスクトップユーザーズガイド     Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語)
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ドキュメントの情報

はじめに

1.  デスクトップ入門

2.  デスクトップウィンドウの使用

3.  デスクトップワークスペースの使用

4.  デスクトップパネルの使用

5.  デスクトップアプリケーションの使用

6.  メインメニューバーの使用

7.  タイムスライダの使用

8.  ファイルマネージャーの使用

ファイルマネージャーの概要

空間モード

空間モードウィンドウ

空間ウィンドウでのホームフォルダの表示

親フォルダの表示

ブラウザウィンドウでのフォルダの表示

ブラウザウィンドウでフォルダを表示する方法

フォルダを閉じる

場所を開く

ブラウザモード

ブラウザウィンドウ

ファイルブラウザウィンドウのコンポーネントの表示と非表示

場所バーの使用

ホームフォルダの表示

フォルダの表示

親フォルダの表示

サイドペインのツリーの使用

ナビゲーション履歴の使用

「移動」メニューを使用した履歴リストのナビゲーション

ツールバーを使用した履歴リストのナビゲーション

サイドペインの履歴を使用した履歴リストのナビゲーション

ファイルを開く

デフォルト操作の実行

デフォルト以外の操作の実行

あるファイルタイプに関連付けられた操作を追加する方法

操作を変更する方法

ファイルの検索

検索の保存

ファイルやフォルダの管理

ビューを使用したファイルやフォルダの表示

アイコンビューでのファイルの並べ替え

リストビューでのファイルの並べ替え

ビュー内の項目のサイズ変更

ファイルやフォルダの操作

ファイルやフォルダの選択

特定のパターンに一致するファイルの選択

ファイルまたはフォルダの移動またはコピー

ファイルまたはフォルダを複製する方法

フォルダを作成する方法

ファイルまたはフォルダの名前を変更する方法

ファイルまたはフォルダをゴミ箱に移動する方法

ファイルまたはフォルダを削除する方法

ファイルまたはフォルダへのシンボリックリンクの作成

ドラッグ&ドロップの使用

ファイルまたはフォルダのプロパティーの表示

ファイルまたはフォルダのプロパティーを表示する方法

アクセス権の変更

ファイルのアクセス権を変更する方法

フォルダのアクセス権を変更する方法

ファイルやフォルダへのメモの追加

「プロパティー」ダイアログを使ってメモを追加する方法

サイドペインの「メモ」を使ってメモを追加する方法

テンプレートを使用したドキュメントの作成

テンプレートからドキュメントを作成する方法

ブックマークの使用

ブックマークの追加または削除

ブックマークを編集する方法

ゴミ箱の使用

ゴミ箱内の項目の表示

ゴミ箱を空にする

隠しファイルの表示

ファイルまたはフォルダを非表示にする

項目プロパティーの使用

「アイテムのプロパティー」ウィンドウを表示する方法

ファイルやフォルダの外観の変更

アイコンとエンブレムの使用

ファイルまたはフォルダのアイコンを変更する方法

ファイルまたはフォルダにエンブレムを追加する方法

新しいエンブレムを作成する方法

背景の変更

リムーバブルメディアの使用

メディアのマウント

デバイスを手動でマウントする方法

メディアの内容の表示

メディアのプロパティーの表示

メディアの取り出し

USB フラッシュドライブを取り出す方法

リモートサーバーのナビゲーション

リモートサーバーへのアクセス

ネットワーク上の場所へのアクセス

特殊な URI 場所へのアクセス

ファイルマネージャーの設定

表示

動作

表示

一覧の項目

プレビュー

メディア

ファイルマネージャーの拡張

スクリプト

ファイルマネージャースクリプトのインストール

ファイルマネージャースクリプトの記述

拡張

9.  デスクトップツールおよびユーティリティーの使用

10.  デスクトップの構成

A.  マウスの使用

B.  キーボードの使用

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ファイルやフォルダの管理

このセクションでは、ファイルやフォルダの操作方法について説明します。

ファイルシステムはツリーに似た階層構造として編成されます。ファイルシステムの最上位は / (ルートディレクトリ) です。この設計思想では、ハードディスク、パーティション、リムーバブルメディアも含め、すべてがファイルとみなされます。ファイルやディレクトリ (ほかのディスクやパーティションも含む) はすべて、ルートディレクトリの下に存在します。

たとえば、/home/jebediah/cheeses.odt は、ルート (/) ディレクトリの下にあるホームディレクトリの下にある jebediah ディレクトリ内に存在している cheeses.odt ファイルへの正しいフルパスを示したものです。

ルート (/) ディレクトリの下には、頻繁に使用される一連の重要なシステムディレクトリがあります。次のリストは、ルート (/) ディレクトリの直下にある一般的なディレクトリについて説明したものです。

ビューを使用したファイルやフォルダの表示

ファイルマネージャーに含まれるビューを使えば、フォルダの内容を異なる方法 (アイコンビューとリストビュー) で表示できます。

アイコンビューまたはリストビューを選択するには、「表示」メニューまたは「ほかの表示」ドロップダウンリストを使用します。フォルダ内の項目を並べ替える (ソートする) 方法を指定したり、表示ペイン内の項目のサイズを変更したりできます。次の各セクションでは、アイコンビューとリストビューの操作方法について説明します。

アイコンビューでのファイルの並べ替え

フォルダの内容をアイコンビューで表示する際には、フォルダ内の項目の並べ替え方法を指定できます。アイコンビューでの項目の並べ替え方法を指定するには、「表示」→「アイテムの配置方式」を選択します。「アイテムの配置方式」サブメニューの構成は次のようになっています。

次の表では、サブメニューから選択できる適切なオプションについて説明します。

オプション
説明
手動
項目を手動で並べ替えます。項目を表示ペイン内の目的の場所へドラッグします。
名前順
項目を名前のアルファベット順にソートします。項目の並べ替えでは、大文字と小文字は区別されません。隠しファイルを表示するようにファイルマネージャーが設定されている場合には、末尾に隠しファイルが表示されます。
サイズ順
項目をサイズ順にソートします (もっとも大きい項目が一番上)。項目をサイズ順にソートすると、フォルダはフォルダ内の項目数の順にソートされます。フォルダはフォルダ内の項目の合計サイズの順にソートされるわけではありません。
種類順
項目をオブジェクトタイプのアルファベット順にソートします。MIME タイプの説明のアルファベット順に項目がソートされます。MIME タイプはファイルの形式を識別し、アプリケーションからそのファイルを読み取れるようにします。たとえば、電子メールアプリケーションで image/png MIME タイプを使用すれば、電子メールに PNG ファイルが添付されていることを検出できます。
更新日時順
項目が最後に変更された日時の順番に項目をソートします。変更日時が新しい項目から先に表示されます。
エンブレム順
項目に追加されたエンブレムの順に項目をソートします。項目はエンブレム名のアルファベット順にソートされます。エンブレムを持たない項目は最後に表示されます。
小さいレイアウト
項目が互いに近くなるように項目を並べます。
逆順で並び替え
項目のソートに使用するオプションの順序を逆にします。たとえば、項目を名前順にソートする場合に「逆順で並び替え」オプションを選択すると、項目がアルファベットの逆順にソートされます。

リストビューでのファイルの並べ替え

フォルダの内容をリストビューで表示する際には、フォルダ内の項目の並べ替え方法を指定できます。リストビューで項目の並べ替え方法を指定するには、項目の並べ替えに使用するプロパティーを指定する列のヘッダーをクリックします。ソート順を逆にするには、同じ列ヘッダーをもう一度クリックします。

リストビューの列を追加または削除するには、「表示」→「一覧に表示する項目」を選択します。

ファイルマネージャーは特定のフォルダでの項目の並べ替え方法を記憶します。そのフォルダを次回表示するときは、選択した方法で項目が並べ替えられます。フォルダ内の項目の並べ替え方法を指定すれば、その方法で項目が表示されるようにフォルダをカスタマイズできます。フォルダの並べ替え設定を、設定で指定されたデフォルトの並べ替え設定に戻すには、「表示」→「デフォルト表示にリセット」を選択します。

ビュー内の項目のサイズ変更

ファイルまたはフォルダを表示しているビュー内の項目のサイズは、次の方法で変更できます。

ブラウザウィンドウの場所バーのズームボタンを使ってビュー内の項目のサイズを変更することもできます。

次の表ではズームボタンについて説明します。

表 8-5 ズームボタン

ボタン
ボタン名
説明
image:縮小ボタン
縮小
ビュー内の項目のサイズを小さくする場合にこのボタンをクリックします。
image:通常サイズボタン
通常サイズ
ビュー内の項目を通常のサイズに戻す場合にこのボタンをクリックします。
image:拡大ボタン
拡大
ビュー内の項目のサイズを大きくする場合にこのボタンをクリックします。

ファイルマネージャーは特定のフォルダ内の項目のサイズを記憶します。そのフォルダを次回表示しても、ユーザーが選択したサイズで項目が表示されます。フォルダ内の項目のサイズを変更すれば、そのサイズで項目が表示されるようにフォルダをカスタマイズできます。項目のサイズを、設定で指定されたデフォルトサイズに戻すには、「表示」→「デフォルト表示にリセット」を選択します。

ファイルやフォルダの操作

ファイルマネージャーでは、いくつかの方法でファイルやフォルダを選択できます。特定のパターンに一致する一連のファイルを選択することもできます。

ファイルやフォルダの選択

次の表では、ファイルマネージャーで実行可能なタスクについて説明します。

表 8-6 ファイルマネージャーでの項目の選択

タスク
処理
1 つの項目を選択します
項目をクリックします。
連続する項目のグループを選択します
アイコンビューの場合、クリックしたあと、選択するファイルを囲むようにドラッグします。

リストビューの場合、グループの最初の項目をクリックします。Shift を押しながら、グループの最後の項目をクリックします。

複数の項目を選択します
Ctrl を押したままにします。選択する項目をクリックします。
フォルダ内のすべての項目を選択します
「編集」→「全てのファイルを選択します」を選択します。

項目でデフォルト操作を実行するには、その項目をダブルクリックします。ファイルを 1 回クリックすればデフォルト操作が実行されるように、ファイルマネージャー設定を行えます。詳細については、「動作」を参照してください。

特定のパターンに一致するファイルの選択

ファイル名と任意の数のワイルドカードに基づくパターンに一致するファイルをすべて選択できます。次の表では、可能なパターンのいくつかの例と、それらに一致する結果のファイルを示します。

表 8-7 パターンを使用してファイルマネージャー内の項目を選択する

パターン
一致するファイル
note.*
このパターンは、任意の拡張子を持つ、note という名前のファイルに一致します。
*.ogg
このパターンは、.ogg 拡張子を持つすべてのファイルに一致します
*memo*
このパターンは、名前に memo という単語が含まれるすべてのファイルまたはフォルダに一致します。

選択パターンコマンドを実行するには、メニューから「編集」→「パターンによる選択」を選択します。目的のパターンを入力したあとは、選択したパターンに一致するファイルやフォルダが残ります。

ファイルまたはフォルダの移動またはコピー

ファイルまたはフォルダは、マウスでドラッグするか、切り取りまたはコピーおよび貼り付けコマンドを使用することで、移動またはコピーできます。次の各手順では、ファイルまたはフォルダを移動またはコピーする方法について説明します。

ファイルをドラッグして新しい場所にコピーまたは移動する方法


ヒント - ファイルまたはフォルダを現在の場所の 1 レベル下にあるフォルダに移動するには、同じウィンドウ内でそのファイルまたはフォルダを新しい場所にドラッグします。ファイルまたはフォルダをコピーする場合は、Ctrl を押しながらドラッグします。


  1. 2 つのファイルマネージャーウィンドウを開きます。
    • 移動またはコピーする項目を含むウィンドウ
    • ファイルまたはフォルダの移動先またはコピー先ウィンドウ、またはその移動先またはコピー先フォルダを含むウィンドウ
  2. 新しい場所に移動またはコピーするファイルまたはフォルダをドラッグします。ファイルまたはフォルダをコピーする場合は、Ctrl を押しながらドラッグします。
    • 新しい場所がウィンドウの場合は、ウィンドウ上の任意の場所にドロップします。
    • 新しい場所がフォルダの場合は、ドラッグ中の項目をフォルダアイコンにドロップします。

新しい場所に切り取りまたはコピーして貼り付ける方法

  1. 移動またはコピーするファイルまたはフォルダを選択してから、「編集」→「切り取り」または「編集」→「コピー」を選択します。
  2. ファイルまたはフォルダの移動先またはコピー先フォルダを開きます。
  3. 「編集」→「貼り付け」を選択します。

ファイルまたはフォルダを複製する方法

  1. 複製するファイルまたはフォルダを選択します。
  2. 「編集」→「複製」を選択します。

    そのファイルまたはフォルダのコピーが現在のフォルダ内に表示されます。

フォルダを作成する方法

  1. 新しいフォルダの作成先フォルダを開きます。
  2. 「ファイル」→「フォルダの生成」を選択するか、ウィンドウの背景を右クリックして「フォルダの生成」を選択します。

    タイトルなしのフォルダがその場所に追加されます。フォルダの名前が選択されています。

  3. フォルダの名前を入力してから、Return を押します。

ファイルまたはフォルダの名前を変更する方法

  1. 名前を変更するファイルまたはフォルダを選択します。
  2. 「編集」→「名前の変更」を選択するか、ファイルまたはフォルダを右クリックして「名前の変更」を選択します。

    ファイルまたはフォルダの名前が選択されています。

  3. ファイルまたはフォルダの新しい名前を入力してから、Return を押します。

ファイルまたはフォルダをゴミ箱に移動する方法

  1. ゴミ箱に移動するファイルまたはフォルダを選択します。
  2. 「編集」→「ゴミ箱へ移動する」を選択するか、ファイルまたはフォルダを右クリックして「ゴミ箱へ移動する」を選択します。

    注 - リムーバブルメディア内のファイルまたはフォルダをゴミ箱に移動した場合、そのファイルまたはフォルダはリムーバブルメディア上のゴミ箱の場所に格納されます。そのファイルまたはフォルダをリムーバブルメディアから完全に削除するには、ゴミ箱を空にする必要があります。


ファイルまたはフォルダを削除する方法

ファイルまたはフォルダを削除すると、そのファイルまたはフォルダはゴミ箱には移動しません。ファイルシステムから削除されます。「削除」メニュー項目を使用できるのは、「ファイル管理の設定」ダイアログで「ゴミ箱を経由しないで削除する」オプションを選択した場合だけです。

  1. 削除するファイルまたはフォルダを選択します。
  2. 次のいずれかの方法を使ってファイルまたはフォルダを削除します。
    • 「編集」→「削除」を選択します。
    • ファイルまたはフォルダを右クリックして「削除」を選択します。
    • Shift+Del を押します。

    注 - このショートカットは「ゴミ箱を経由しないで削除する」オプションの影響を受けません。


ファイルまたはフォルダへのシンボリックリンクの作成

シンボリックリンクは、別のファイルまたはフォルダを指している特別な種類のファイルです。シンボリックリンクに対して操作を実行すると、操作はシンボリックリンクが指しているファイルまたはフォルダに実行されます。ただし、シンボリックリンクを削除する際には、シンボリックリンクが指しているファイルではなく、リンクファイルが削除されます。

ファイルまたはフォルダへのシンボリックリンクを作成する方法

ドラッグ&ドロップの使用

ファイルマネージャーでは、ドラッグ&ドロップを使っていくつかのタスクを実行できます。ドラッグ&ドロップすると、実行するタスクに関するフィードバックがマウスポインタから提供されます。次の表では、ドラッグ&ドロップで実行可能なタスクについて説明します。次の表では、ドラッグ&ドロップ時に表示されるマウスポインタについて説明します。

表 8-8 ファイルマネージャーでのドラッグ&ドロップ

タスク
処理
項目を移動します
項目を新しい場所にドラッグします。
項目をコピーします
項目をつかみ、Ctrl を押したままにします。コピーを置く場所に項目をドラッグします。
項目へのシンボリックリンクを作成します
項目をつかみ、Ctrl+Shift を押したままにします。シンボリックリンクを置く場所に項目をドラッグします。
ドラッグする項目をどうするか確認します
項目をつかみ、Alt を押したままにします。マウスの中ボタンを使っても同じ操作を実行できます。項目を置く場所に項目をドラッグします。マウスボタンを離します。ポップアップメニューから次のいずれかの項目を選択します。
  • ここに移動する – 項目を場所に移動します。

  • ここへコピー – 項目を場所にコピーします。

  • ここへリンクを作る – 項目へのシンボリックリンクを場所で作成します。

  • 壁紙にセットする – 項目が画像の場合、画像を背景に設定します。このコマンドを使えば、デスクトップ、サイドペイン、またはビューペインの背景を設定できます。

  • キャンセル – ドラッグ&ドロップ操作をキャンセルします。

ファイルまたはフォルダのプロパティーの表示

次の表に、ファイルやフォルダで表示または設定可能なプロパティーの一覧を示します。実際に表示される情報は、オブジェクトのタイプに依存します。

プロパティー
説明
名前
ファイルまたはフォルダの名前。ここで名前を変更すると、「閉じる」のクリック時にファイルまたはフォルダの名前が変更されます。
種類
オブジェクトのタイプ (ファイルやフォルダなど)。
場所
オブジェクトのシステムパス。これは、オブジェクトがシステムルートを基準にしてコンピュータ上のどこにあるかを表します。
音量
フォルダが存在しているボリューム。これはフォルダの物理的な場所です (ハードディスクや CD-ROM ドライブなど)。
空き容量
フォルダが存在しているメディアの空き容量。この値は、このフォルダにコピー可能なデータの最大量を表します。
MIME 型
ファイルのタイプの正式名。
更新日時
オブジェクトが最後に変更された日時。
アクセス日時
オブジェクトが最後に表示された日時。

ファイルまたはフォルダのプロパティーを表示する方法

  1. プロパティーを表示するファイルまたはフォルダを選択します。
  2. 「ファイル」→「プロパティー」を選択します。

    ファイルまたはフォルダのプロパティーを示す「プロパティー」ダイアログが表示されます。

  3. 「閉じる」をクリックすると「プロパティー」ダイアログが閉じます。

アクセス権の変更

アクセス権は各ファイルやフォルダに割り当てられる設定で、ファイルまたはフォルダに対してユーザーがどのようなアクセスができるかが決まります。たとえば、自分のファイルをほかのユーザーが読み取って編集できるのか、それとも読み取れるだけで変更はできないアクセス権を付与するのかを決定できます。

各ファイルは特定のユーザーに属していて、所有者が属しているグループに関連付けられます。スーパーユーザー root は、システム上のすべてのファイルにアクセスできます。

3 つのカテゴリのユーザーに対してアクセス権を設定できます。

ユーザーカテゴリごとに異なるアクセス権を設定できます。それらのアクセス権レベルの動作は、次のようにファイルとフォルダとで異なります。

ファイルのアクセス権を変更する方法

  1. 変更するファイルを選択します。
  2. 「ファイル」→「プロパティー」を選択します。

    項目のプロパティーウィンドウが表示されます。

  3. 「アクセス権」タブをクリックします。
  4. ファイルのグループを変更する場合は、ユーザーが属しているグループをドロップダウンリストから選択します。
  5. 所有者、グループ、その他のすべてのユーザーのそれぞれについて、次のファイルアクセス権の中から選択します。
    • なし – ファイルへのアクセスはできません。(所有者にはこれを設定できません。)

    • 読み込み専用 – ファイルを開いて内容を表示できますが、変更はできません。

    • 読み書き – ファイルへの通常のアクセスを許可します。開いて変更して保存できます。

  6. ファイルをプログラムとして実行することを許可する場合は、「実行」を選択します。

フォルダのアクセス権を変更する方法

  1. 変更するフォルダを選択します。
  2. 「ファイル」→「プロパティー」を選択します。

    項目のプロパティーウィンドウが表示されます。

  3. 「アクセス権」タブをクリックします。
  4. フォルダのグループを変更する場合は、ユーザーが属しているグループをドロップダウンセレクタから選択します。
  5. 所有者、グループ、その他のすべてのユーザーのそれぞれについて、次のフォルダアクセス権の中から選択します。
    • なし – フォルダへのアクセスはできません。(所有者にはこれを設定できません。)

    • 表示のみ – フォルダ内の項目を表示できますが、それらを開くことはできません。

    • アクセスのみ – フォルダ内の項目を開いて変更できます (それぞれのアクセス権がこれらの操作を許可している場合)。

    • 作成と削除 – 既存のファイルにアクセスできるほか、フォルダ内で新しいファイルを作成したりファイルを削除したりできます。


    注 - フォルダに含まれるすべての項目のアクセス権を設定するには、「ファイルのアクセス権」および「実行」プロパティーを設定し、「これらの権限をフォルダー内の全てのファイルに適用する」をクリックします。


ファイルやフォルダへのメモの追加

次の方法でファイルまたはフォルダにメモを追加できます。

「プロパティー」ダイアログを使ってメモを追加する方法

  1. メモを追加するファイルまたはフォルダを選択します。
  2. 「ファイル」→「プロパティー」を選択します。

    項目の「プロパティー」ウィンドウが表示されます。

  3. 「メモ」タブをクリックします。
  4. 「メモ」タブでメモを入力します。
  5. 「閉じる」をクリックすると「プロパティー」ダイアログが閉じます。

    ファイルまたはフォルダにメモエンブレムが追加されます。


    注 - メモテキストは「メモ」タブから削除できます。


サイドペインの「メモ」を使ってメモを追加する方法

  1. メモを追加するファイルまたはフォルダを表示ペインで開きます。
  2. 「表示」→「サイドペイン」を選択してサイドペインを表示します。
  3. サイドペインの上部にあるドロップダウンリストから「メモ」を選択します。
  4. サイドペインでメモを入力します。

    表示ペインでファイルまたはフォルダにメモエンブレムが追加され、サイドペインにメモアイコンが追加されます。このアイコンをクリックするとメモを表示できます。


    注 - メモテキストは「メモ」タブから削除できます。


テンプレートを使用したドキュメントの作成

頻繁に作成するドキュメントからテンプレートを作成できます。たとえば、請求書を何度も作成する場合、空の請求書ドキュメントを作成し、ドキュメントを invoice.doc として $HOME/Templates フォルダに保存できます。

ファイルブラウザウィンドウからテンプレートフォルダにアクセスするには、「移動」→「テンプレート」を選択します。テンプレート名は、「ドキュメントの生成」メニューのサブメニュー項目として表示されます。

テンプレートフォルダ内にサブフォルダを作成することもできます。サブフォルダはメニューのサブメニューとして表示されます。テンプレートを共有することもできます。テンプレートフォルダから共有テンプレートを含むフォルダへのシンボリックリンクを作成します。

テンプレートからドキュメントを作成する方法

  1. 新しいドキュメントを作成するフォルダを選択します。
  2. 「ファイル」→「ドキュメントの生成」を選択するか、表示ペインの背景を右クリックして「ドキュメントの生成」を選択します。

    使用可能なテンプレートの名前が、「ドキュメントの生成」メニューのサブメニュー項目として表示されます。

  3. 作成するドキュメント用のテンプレート名をダブルクリックします。
  4. ドキュメントの名前を変更してから、適切なフォルダに保存します。

ブックマークの使用

頻繁に開くフォルダやその他の場所用のブックマークのリストを管理できます。

ブックマークは次の場所で一覧表示されます。

ブックマークにある項目を開くには、項目をメニューから選択します。

ブックマークの追加または削除

ブックマークを追加するには、ブックマークするフォルダまたは場所を開き、「場所」→「ブックマークの追加」を選択します。

ファイルマネージャーブラウザウィンドウを使用する場合は、「ブックマーク」→「ブックマークの追加」を選択します。

ブックマークを削除するには、ダイアログの左側でブックマークを選択し、「場所」→「ブックマークの編集」を選択してから、「削除」をクリックします。

ブックマークを編集する方法

  1. 「場所」→「ブックマークの編集」を選択するか、ブラウザウィンドウで「ブックマーク」→「ブックマークの編集」を選択します。「ブックマークの編集」ダイアログが表示されます。
  2. 「ブックマークの編集」ダイアログの左側でブックマークを選択します。
  3. 次のようにブックマークの詳細を編集します。
    • 名前 – このテキストボックスを使用して、メニュー内でブックマークを識別する名前を指定します。

    • 場所 – このフィールドを使用して、ブックマークの場所を指定します。システム上のフォルダは file:/// URI を使用します。

ゴミ箱の使用

ゴミ箱とは、残しておく必要のなくなったファイルを保持しておく特殊なフォルダのことです。ゴミ箱内のファイルは、ゴミ箱を空にするまで完全には削除されません。

図 8-5 ゴミ箱アイコン

image:ゴミ箱アイコン

次の項目をゴミ箱に移動できます。

ファイルをゴミ箱から取り出す必要がある場合には、ゴミ箱の外に移動します。ゴミ箱を空にすると、内容が完全に削除されます。

ゴミ箱内の項目の表示

ゴミ箱を空にする


注 - ゴミ箱を空にすると、ゴミ箱内のファイルがすべて破棄されます。不要になったファイルだけがゴミ箱に含まれていることを確認してください。

間違って削除してしまったファイルを復旧するのにタイムスライダが役立つ場合があります。タイムスライダの詳細については、第 7 章タイムスライダの使用を参照してください。


隠しファイルの表示

ファイルマネージャーでは、フォルダ内の一部のシステムファイルやバックアップファイルはデフォルトでは表示されません。これによって、それらが間違って変更または削除される (コンピュータの動作が不安定になる場合があります) ことがなくなり、ホームフォルダなどの場所の煩雑さが低減されます。ファイルマネージャーでは次のものは表示されません。

特定フォルダ内の隠しファイルを表示または非表示にするには、「表示」→「隠しファイルを表示する」を選択します。常に隠しファイルを表示するようにファイルマネージャーを設定するには、「表示」設定を「隠しファイルとバックアップファイルを表示する」に設定します。詳細については、「ファイルマネージャーの設定」を参照してください。

ファイルまたはフォルダを非表示にする

ファイルマネージャーでファイルまたはフォルダを非表示にするには、ファイルの名前がピリオド (.) 文字で始まるように名前を変更するか、または .hidden という名前のテキストファイルを同じフォルダ内に作成し、それにその名前を追加します。

関連するファイルマネージャーウィンドウをリフレッシュして変更を確認するには、Ctrl+R を押します。