SMF とブート

システムをブートするとき、ブートするマイルストーン、または記録されるエラーメッセージのレベルを次のようにして選択できます。

• 次のコマンドを使用して、ブートする特定のマイルストーンを選択できます。

  ok boot -m milestone=milestone

  デフォルトは all で、有効化されているすべてのサービスを起動します。none も役に立ちます。これは、init、svc.startd、および svc.configd のみを起動し、サービスを手動で起動できるデバッグ環境を提供します。none マイルストーンの使用手順については、「どのサービスも起動しないでブートする方法」を参照してください。

  実行レベルに相当する single-user、multi-user、および multi-user-server も使用可能ですが、一般的には使用されません。特に multi-user-server は、そのマイルストーンに依存しない一切のサービスを起動しないため、重要なサービスが起動されない可能性があります。

• 次のコマンドを使用して、svc.startd のログのレベルを選択できます。

  ok boot -m logging-level

  選択できるログレベルには quiet と verbose があります。ログレベルの詳細は、「SMF サービスのエラーログ」を参照してください。