マスターシステムへのインストール

マスターシステムには、ほかのシステムに持たせたいソフトウェア構成をインストールします。クローンシステムに、初期インストールによりシステム上のすべてのファイルを上書きすることも、2 つのイメージの相違部分のみを更新することも可能です。初期インストールでは、任意の Oracle Solaris インストール方法を使用してマスターシステムに Oracle Solaris OS をインストールします。

その後、インストールをカスタマイズできます。

• ソフトウェアを削除します。

• ソフトウェアを追加します。

• 構成ファイルを変更します。

• クローンシステム上にある周辺装置のサポートを追加します。

マスターシステムのインストールが完了したあとは、カスタムスクリプトを作成したり、flarcreate コマンドを使用してアーカイブを作成したりできます。

• カスタムスクリプトの作成方法については、「カスタマイズスクリプトの作成」を参照してください。

• アーカイブの作成方法については、「フラッシュアーカイブの作成」を参照してください。

アーカイブをクローンシステムにインストール済みの場合、差分アーカイブを使用してシステムの変更部分を更新できます。元のイメージへの変更は、パッチのインストールやパッケージの追加および削除により実行されます。差分アーカイブでは、アーカイブ内で指定されたファイルだけが上書きされます。元のマスターイメージを更新して差分アーカイブを作成する方法については、「更新されたマスターイメージを使用してフラッシュアーカイブ差分アーカイブを作成する方法」を参照してください。

マスターシステムに Oracle Solaris OS をインストールする方法の詳細は、『Oracle Solaris 10 1/13 インストールガイド: インストールとアップグレードの計画』の「Oracle Solaris のインストール方法の選択」を参照してください。