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Oracle Solaris 10 1/13 インストールガイド: フラッシュアーカイブ (作成とインストール) Oracle Solaris 10 1/13 Information Library (日本語) |
フラッシュアーカイブインストール機能を利用すると、マスターシステムと呼ばれるシステム上の Oracle Solaris OS を、単一の参照用インストールイメージとして使用できます。そのインストールをクローンシステムと呼ばれる多数のシステムに複製できます。システムの全ファイルを上書きする フラッシュアーカイブ初期インストール、または 2 つのシステムイメージの差分のみを含む更新用 フラッシュアーカイブアーカイブでクローンシステムを複製できます。差分更新では、指定されたファイルだけが変更されます。また、更新の対象は、以前のマスターイメージとの一貫性を保持するソフトウェアを含むシステムだけになります。
Oracle Solaris 10 08/11 以降のリリースでは、ZFS ファイルシステムに次のインストール拡張機能が追加されました。
Oracle Solaris の機能である Live Upgrade の luupgrade コマンドを使用すると、ZFS ルートのフラッシュアーカイブを、ZFS をルートとする代替ブート環境にインストールできます。
対話式テキストモードインストール方式を使用すると、ZFS フラッシュアーカイブでシステムをインストールできます。
Live Upgrade の lucreate コマンドの -D オプションを使用すると、UFS ルートシステムを ZFS ルートシステムに移行するときに /var 用のデータセットを個別に作成できます。
手順と制限事項の詳細は、『Oracle Solaris ZFS 管理ガイド』の第 4 章「Oracle Solaris ZFS ルートファイルシステムのインストールとブート」を参照してください。
以前のリリースでの ZFS フラッシュアーカイブインストールとは異なり、ZFS ルートマスターシステム上に作成されたフラッシュアーカイブには、既存のブート環境がすべて含まれるわけではありません。代わりに、そのアーカイブにはアクティブな ZFS ブート環境のみが含まれます。そのアーカイブには、lucreate コマンドの -D オプションを使って明示的に除外されるデータセットと、最上位のプールのデータセット内にあるユーザーデータは含まれません。スワップおよびダンプボリュームはそのアーカイブに含まれませんが、フラッシュアーカイブのインストール時に作成されます。
ZFS フラッシュアーカイブの作成とインストールの詳細は、『Oracle Solaris ZFS 管理ガイド』の第 4 章「Oracle Solaris ZFS ルートファイルシステムのインストールとブート」を参照してください。