Oracle Real User Experience Insight(RUEI)は、ネットワークおよびビジネスのアプリケーション・インフラストラクチャに対する強力な分析機能を提供します。RUEIにより、実際のユーザー・エクスペリエンスの監視、キー・パフォーマンス・インジケータ(KPI)と品質保証契約(SLA)の設定、およびこれらに違反するインシデントに対するアラート通知の発行が可能になります。
このガイドでは、高度なシステム管理の実行に使用可能なOracle Real User Experience Insight (RUEI)コマンドライン・インタフェース・ツールおよびコマンドについて説明します。RUEIデプロイメントのメンテナンスを担当する管理者が対象です。
このマニュアルの構成は次のとおりです。
第1章「レポートの制御」では、監視対象トラフィックのレポートを最適化する設定について説明します。これらには、失敗したデータ・ブラウザ・グループ内で使用可能な情報量の増加、デフォルトのユーザー・フロー制限の増加およびユーザー・イベント情報の取得が含まれます。
第2章「コレクタ・システムの構成」では、コレクタ・システムを構成してドメインベースのセグメンテーションを実行し、コレクタ・プロセスで使用可能なメモリーを増やす設定について説明します。
第3章「システムのメンテナンス」では、RUEIデプロイメントのバックアップやレポータGUIパフォーマンスの向上など、様々なメンテナンス・タスクを実行する設定について説明します。
第4章「データベースの管理」では、データベース・メンテナンスを実行してバックアップを容易にするために必要な多くの手順について説明します。
第5章「トラブルシューティング」では、RUEIの使用時に検出された問題を解決するカスタマ・サポートを支援する設定について説明します。
Oracle Enterprise Managerに関する情報は、次のサイトを参照してください。
http://www.oracle.com/us/products/enterprise-manager/index.html
詳細な技術情報は、My Oracle Supportから入手できます。
https://support.oracle.com
オラクル社のアクセシビリティへの取組みの詳細は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc
を参照してください。
Oracleサポートへのアクセス
Oracleのお客様は、My Oracle Supportにアクセスして電子サポートを受けることができます。詳細は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info
またはhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs
(聴覚障害者向け)を参照してください。
詳細は、Oracle Real User Experience Insight(RUEI)ドキュメント・セット内の次のドキュメントを参照してください。
『Oracle Real User Experience Insightユーザーズ・ガイド』
『Oracle Real User Experience Insightインストレーション・ガイド』
Oracle Real User Experience Insightリリース・ノート
このマニュアルの最新版やその他のRUEI関連ドキュメントは、次の場所にあります。
http://www.oracle.com/technetwork/documentation/realuserei-091455.html
RUEIでは総合的なオンライン・ヘルプも提供されます。「システム」メニューの「ヘルプ」オプションを選択するかダイアログ内の「ヘルプ」アイコンをクリックして、オンライン・ヘルプ・システムを表示します。
このマニュアルでは次の表記規則を使用します。
規則 | 意味 |
---|---|
太字 | 太字は、操作に関連するGraphical User Interface要素、または本文中で定義されている用語および用語集に記載されている用語を示します。 |
イタリック体 | イタリックは、ユーザーが特定の値を指定するプレースホルダ変数を示します。 |
固定幅フォント |
固定幅フォントは、段落内のコマンド、URL、サンプル内のコード、画面に表示されるテキスト、または入力するテキストを示します。 |