5.2 Btrfsファイル・システムの作成

注意

btrfs-progsパッケージがまだシステムにインストールされていない場合、yumを使用してインストールします。

mkfs.btrfsコマンドを使用して、1つ以上のブロック・デバイス全体に配置されるbtrfsファイル・システムを作成できます。デフォルト構成では、各デバイス全体にわたりファイル・システム・データをストライプ化し、ファイル・システム・メタデータをミラー化します。単一のデバイスを指定すると、メタデータの1つのコピーのみを使用するように指定しないかぎり、そのデバイスでメタデータが複製されます。デバイスとして、単純なディスク・パーティション、ループバック・デバイス(メモリー内のディスク・イメージ)、マルチパス・デバイス、またはハードウェアにRAIDを実装するLUNを指定できます。

次の表に、mkfs.btrfsコマンドを使用して様々なbtrfs構成を作成する方法を示します。

コマンド

説明

mkfs.btrfs block_device

単一のデバイス上にbtrfsファイル・システムを作成します。次に例を示します。

mkfs.btrfs /dev/sdb1

mkfs.btrfs -L label block_device

ファイル・システムのマウント時に使用できるラベル付きでbtrfsファイル・システムを作成します。次に例を示します。

mkfs.btrfs -L myvolume /dev/sdb2

注意

このラベル名を指定してマウントする場合、デバイスはパーティションに対応している必要があります。

mkfs.btrfs -m single block_device

単一のデバイス上にbtrfsファイル・システムを作成しますが、そのデバイスにメタデータを複製しません。次に例を示します。

mkfs.btrfs -m single /dev/sdc

mkfs.btrfs block_device1 block_device2 ...

複数のデバイス全体にわたりファイル・システム・データをストライプ化し、ファイル・システム・メタデータをミラー化します。次に例を示します。

mkfs.btrfs /dev/sdd /dev/sde

mkfs.btrfs -m raid0 block_device1 block_device2 ...

複数のデバイス全体にわたりファイル・システム・データおよびメタデータをストライプ化します。次に例を示します。

mkfs.btrfs -m raid0 /dev/sdd /dev/sde

mkfs.btrfs -d raid1 block_device1 block_device2 ...

複数のデバイス全体にわたりファイル・システム・データおよびメタデータをミラー化します。次に例を示します。

mkfs.btrfs -d raid1 /dev/sdd /dev/sde

mkfs.btrfs -d raid10 -m raid10 block_device1 block_device2 block_device3 block_device4

ミラー化された複数のデバイス全体にわたりファイル・システム・データおよびメタデータをストライプ化します。指定するデバイスの数は偶数で、4以上である必要があります。次に例を示します。

mkfs.btrfs -d raid10 -m raid10 /dev/sdf \

/dev/sdg /dev/sdh /dev/sdi /dev/sdj /dev/sdk

ファイル・システムをマウントする場合、次のようにそのコンポーネント・デバイスのいずれかによって指定できます。

# mkfs.btrfs -d raid10 -m raid10 /dev/sd[fghijk]
# mount /dev/sdf /raid10_mountpoint

マウントされたbtrfsファイル・システムのRAID構成を検出するには、次のコマンドを使用します。

# btrfs filesystem df mountpoint
注意

btrfs filesystem dfコマンドは、btrfsファイル・システムで使用される領域について、dfコマンドよりも正確な情報を表示します。

次の形式のbtrfsコマンドを使用して、システム上のすべてのbtrfsファイル・システムに関する情報を表示します。

# btrfs filesystem show