6 構成における制限事項

ここでは、Oracle VMの構成の最大値を示します。次の表に示す制限値は、テスト済の推奨制限値であり、Oracleで完全にサポートされています。

表5 仮想マシンの最大値

アイテム

x86の最大値

SPARCの最大値

仮想CPU

128

サーバー上の使用可能なCPUの数と同じ。[a]

32ビット・ゲストの仮想RAM

63GB

不可

64ビット・ゲストの仮想RAM

2TB

サーバーに設置された使用可能なRAMの容量と同じ。[b]

準仮想化ゲスト

仮想NIC

31

768 [c]

仮想ディスク

PVM 104、PVHVM 107

768 [c]

ハードウェア仮想化ゲスト

仮想NIC

8

不可

ディスク(IDE、SCSI、CDROMおよび仮想ディスクを含む)

4

不可

[a] 完全に構成されたM10では、2048になります。

Oracle M6では3072になります。

M5では1536になります。

T5では1024になります。

これらの最大値は、制御ドメインなどの他のドメインに割り当てられたCPUは含められていません。ハイパーバイザは、任意の特定の論理ドメインに、サーバーのCPU、メモリーおよびI/Oリソース全体のサブセットを割り当てることができます。

[b] Fujitsu M10、Oracle M5またはOracle M6で32TB。

Oracle T5で4TB。

ハイパーバイザには低容量のRAMが必要になります。

これらの最大値は、制御ドメインなどの他のドメインに割り当てられたRAMは含められていません。ハイパーバイザは、特定の論理ドメインに、サーバーのCPU、メモリーおよびI/Oリソース全体のサブセットを割り当てることができます。

[c] SPARCの仮想NICおよび仮想ディスクの合計数は、サポートされているSPARC Tシリーズ・サーバーの使用可能なLDC (論理ドメイン・チャネル)の合計数を超えることはできません。


注意

仮想マシンの最大値は、使用可能なリソースすべてを使用している1台の仮想マシンを想定しています。

表6 Oracle VM Serverの最大値

アイテム

x86の最大値

SPARCの最大値

CPU

160

使用可能なCPUの数と同じ。[a]

RAM

4TB

使用可能なRAM容量と同じ。[b]

仮想マシン

128

物理ドメイン(PDOM)ごとに128 [c]

[a] Oracle M6では、3072になります。

完全に構成されたFujitsu M10では、2048になります。

Oracle M5では1536になります。

Oracle T5では1024になります。

[b] Fujitsu M10、Oracle M5またはOracle M6で32TB。

Oracle T5で4TB。

ハイパーバイザには低容量のRAMが必要になります。

[c] 実際には、最大512のPDOMが可能です。ただし、ゲスト用に完全なコアを割り当てるOracleベスト・プラクティスに従った場合、PDOMの最大数はOracle M5で192、Oracle M6で384となります。


表7 サーバー・プールおよびクラスタの最大値

アイテム

x86の最大値

SPARCの最大値

サーバー・プールのOracle VM Server(クラスタ化されていない)

64

64

サーバー・プールのOracle VM Server (クラスタ化)

32

不可


表8 記憶域の最大値

アイテム

x86の最大値

SPARCの最大値

ストレージ・アレイのLUN

1,000

不可

OCFS2ボリューム・サイズ

64TB

不可

OCFS2ボリューム当たりのファイル

30,000

不可

仮想ディスク

10TB

ハードウェア容量により制限されます。

デバイス当たりの仮想IDEドライブ

4

不可


表9 ネットワークの最大値

アイテム

x86の最大値

SPARCの最大値

ネットワーク・ボンド当たりのNICポート

4

ボンドまたは集計当たり255。

Oracle VM Server当たりのネットワーク・ボンド

10

ハードウェアにより制限されます。