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Oracle VMをインストールするには、1つ以上のOracle VM Serverをインストールしてから、Oracle VM Managerの1つのインスタンスをインストールする必要があります。Oracle VM Serverは、x86ハードウェアまたはSPARCハードウェアのいずれかにインストールできます。サーバー・プール内にあるOracle VM Serverは、同じタイプ(x86またはSPARCのいずれか)である必要があります。x86およびSPARCサーバーを同じサーバー・プールには混在させることはできませんが、Oracle VM Managerは同時に別のタイプのサーバー・プールを管理できます。
本番環境では、理想的にはOracle VM ManagerとOracle VM Serverのバージョンが一致している必要があります。同じリリース内ではOracle VM Managerを使用してOracle VM Serverを管理することがサポートされていますが、異なるパッチ・レベルにおいては、サーバーとマネージャの両方に対して同じパッチ・レベルを維持することをお薦めします。
x86にOracle VM Serverをインストールすると、インストール先として選択したドライブにある以前のすべてのオペレーティング・システムおよびデータは削除されます。Oracle VM Serverをx86サーバーにインストールするには、次の手順を実行します。
Oracle VM ServerのCDを使用して、Oracle VM Serverをインストールするコンピュータを起動します。
起動プロンプトで、[Enter]を押します。
プロンプトに従って、Oracle VM Serverをインストールします。
Oracle VM Serverのインストール方法の詳細は、第2章「x86へのOracle VM Serverのインストール」を参照してください。
複数のOracle VM Serverを使用する場合は、インストール・プロセスを繰り返します。Oracle VM Serverをサーバー・プールに追加し、Oracle VM Managerで管理できます。
SPARCサーバーにOracle VM Serverをインストールする場合、SPARCサーバーに次をインストールして構成する必要があります。
制御ドメインにOracle Solaris OS。
Oracle VM Server for SPARC。これは、Oracle Solaris 11 OSに含まれます。
Oracle VM Agent for SPARC。
制御ドメインにOracle Solarisをインストールすると、インストール先のディスクのデータが破壊されますが、Oracle Solaris 11が制御ドメインにインストール済の場合は、Oracle VM Server for SPARCがすでに利用可能のはずなので、再インストールは不要です。この環境にOracle VM Server for SPARCをインストールしても、データが破壊されることはありません。
Oracle VM ServerをSPARCサーバーにインストールする方法の詳細は、第3章「Oracle VM Server for SPARCのインストール」を参照してください。
複数のOracle VM Serverを使用する場合は、インストール・プロセスを繰り返します。
Oracle VM Managerをインストールするには、次の手順を実行します。
Oracle VM Managerをインストールするコンピュータのオペレーティング・システムを起動します。
Oracle VM ManagerのCDを挿入してマウントします。
rootユーザーとして、Oracle VM Managerのインストール・スクリプトを起動します。
# ./runInstaller.sh
プロンプトに従って、Oracle VM Managerをインストールします。
Oracle VM Managerのインストール方法の詳細は、第4章「Oracle VM Managerのインストール」を参照してください。
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