3.4 制御ドメインのCPUおよびメモリー設定

制御ドメインには、インストールによって8つのCPUスレッドと8GBのメモリーが割り当てられます。これらのデフォルト値はそのままにしておくことをお薦めします。

CPUやメモリー不足のために制御ドメインでパフォーマンスの問題が発生する場合、次の手順を実行し、制御ドメインに割り当てられたCPU数やメモリー量を変更します。

  1. Oracle VM Managerで、サーバー上で仮想マシンが実行されていないことを確認します。

  2. 制御ドメインでOracle VM Agentサービスを無効にします。

    # svcadm disable -s ovs-agent
  3. 制御ドメインをシャットダウンします。

    # shutdown -i5 -g0 -y
  4. サービス・プロセスから、システムの電源を切断します。

    # stop /SYS
    # start /SYS
  5. 制御ドメインを再起動したら、制御ドメインに割り当てられているCPU数およびメモリー量を変更します。

    # ldm set-vcpu 16 primary
    # ldm set-memory 16g primary
  6. サービス・プロセッサ上の構成を更新します。

    # ldm rm-config ovm-initial
    # ldm add-config ovm-initial
  7. Oracle VM Agentサービスを有効にします。

    # svcadm enable -s ovs-agent