Oracle VMユーティリティは、Oracle VM環境で特定の基本操作を実行するために使用されるコマンドライン・スクリプトです。これらのユーティリティは、サーバー・ホスト名および管理ユーザー名とパスワードを使用して、Oracle VM Managerホスト・サーバーに接続します。認証後、コマンドラインからコマンドをOracle VM Managerに送信できます。
Oracle VMユーティリティは、次のとおりです。
ovm_servercontrol: 物理Oracle VM Server上で管理操作を実行するためのコマンドライン・スクリプト
ovm_vmcontrol: 仮想マシン上で管理操作を実行するためのコマンドライン・スクリプト
ovm_vmdisks: バックアップを簡単にするためにアタッチされた仮想およびraw物理ディスクを表示するコマンドライン・スクリプト
ovm_vmmessage: Oracle VM Guest Additionsがインストールされている実行中の仮想マシンとの間でキー/値のペアの形式を使用してメッセージを送受信するコマンドライン・スクリプト
ovm_poolcontrol: Oracle VM Serverのプール上で管理操作を実行するためのコマンドライン・スクリプト
ovm_repocontrol: 記憶域リポジトリに関する情報を取得して、それらのコンテンツを更新するためのコマンドライン・スクリプト
コマンドライン・パラメータおよびオプションについては、いくつかの例とともに、第2章「Oracle VMユーティリティの使用方法」に記載されています。
Oracle VMユーティリティの一部の機能はバージョン3.1以上に制限されています。Oracle VMバージョン3.0で互換性のないスクリプトの実行を試行すると、その機能がサポートされていないことを示す警告メッセージが表示されます。