A.26 create ServerPool

サーバー・プールを作成します。

構文

create ServerPool virtualIP=value clusterEnable= { yes | no } filesystem=value physicalDisk=value keymapName=value migrateUsingSsl= { yes | no } [startPolicy= { BEST_SERVER | CURRENT_SERVER }] name=value [description=value]

説明

このコマンドはサーバー・プールを作成します。

オプション

次の表に、このコマンドで使用可能なオプションを示します。

オプション

説明

virtualIP=value

サーバー・プールの仮想IPアドレス。

clusterEnable= { yes | no }

クラスタ化されたサーバー・プールを有効にするかどうか。このパラメータが含まれていない場合、デフォルトはnoであるため、サーバー・プールはクラスタ化されません。このパラメータをyesに設定する場合、サーバー・プールのファイル・システムの場所を指定するためにfilesystemまたはphysicalDiskのいずれかのオプションも含める必要があります。

filesystem=value

サーバー・プールのファイル・システムに使用するファイル・システム。

physicalDisk=value

サーバー・プールのファイル・システムに使用する物理ディスク。

注意

サーバー・プールのファイル・システムはサーバー・プールのすべてのサーバーがアクセス可能である必要があるため、サーバー・プールのファイル・システムをローカルの物理ディスクに作成することはできません。

keymapName=value

仮想マシンのコンソールへの接続時に使用されるキー・マッピング。

migrateUsingSsl= { yes | no }

SSLを使用した仮想マシンのセキュアな移行を有効にするかどうか。

startPolicy= { BEST_SERVER | CURRENT_SERVER }

仮想マシンがサーバー・プールに作成されるときの配置ポリシー。何も指定しない場合、デフォルトでCURRENT_SERVERオプションが使用されます。

name=value

サーバー・プールを識別する名前。

description=value

サーバー・プールの説明(オプション)。

注意

すべてのcreateコマンドは、オブジェクトの単一のインスタンスを作成するだけであるため、単一のオブジェクトのインスタンスを属性として受け入れるだけです。パラメータと同じ属性タイプの複数のオブジェクトを指定すると、常に最後の属性値が優先されます。

例A.34 クラスタ化されたサーバー・プールの作成

OVM> create ServerPool virtualIP=10.172.77.195 clusterEnable=yes \
  filesystem=nfs:/mnt/vol1/poolfs01 name=MyServerPool description='Clustered server pool'

例A.35 クラスタ化されていないサーバー・プールの作成

OVM> create ServerPool virtualIP=10.172.77.195 clusterEnable=no name=MyServerPool \
  description='Unclustered server pool'

関連項目