A.62 getIncompatibleReasons

仮想マシンの操作の失敗原因となる可能性がある理由をリストします。

構文

getIncompatibleReasons checkType= { VM_START | VM_MIGRATE_BY_USER | VM_PLACEMENT } vm=value server=value

説明

このコマンドは仮想マシンの操作の失敗原因となる可能性がある理由をリストします。仮想マシンの操作には、仮想マシンの配置(停止した仮想マシンの移動)、仮想マシンの移行(実行中の仮想マシンのライブ・マイグレーション)または仮想マシンの起動があります。このコマンドは、このような仮想マシンの操作を実行する前に、失敗の可能性がないかを確認する場合に便利です。

オプション

次の表に、このコマンドで使用可能なオプションを示します。

オプション

説明

checkType= { VM_START | VM_MIGRATE_BY_USER | VM_PLACEMENT }

仮想マシンの移行の互換性を確認する際の基準となるカテゴリ・タイプ。オプションは次のとおりです。

  • VM_START: 仮想マシンがターゲットOracle VM Serverで起動しない可能性がある理由。

  • VM_MIGRATE_BY_USER: 仮想マシンがターゲットOracle VM Serverに移行できない可能性がある理由。

  • VM_PLACEMENT: 停止した仮想マシンがターゲットOracle VM Serverに配置されない可能性がある理由。

vm=value

移行の互換性を確認する仮想マシンの名前またはID。

server=value

仮想マシンの目的の移行ターゲットであるOracle VM Serverの名前またはID。

例A.81 仮想マシンの配置に関して互換性がない場合の理由のリスト

OVM> getIncompatibleReasons checkType=VM_PLACEMENT vm=MyVM server=MyServer

関連項目