|
リリース 11.1.2.3
目次:
アプリケーションを作成する際に、アプリケーション・タイプとして「連結」または「税引当」を選択できるようになりました。これにより、様々な目的でカスタマイズ済アプリケーションを作成する際の柔軟性が高まります。Oracle Hyperion Tax Provisionを参照してください。
データ・フォームを定義すると、POVで次元を表示するか非表示にするかを指定し、POV次元の表示順序を指定できます。
選択可能POVリストで使用可能なメンバーを、POVバーのお気に入りメンバーとして選択できるようになりました。
データ・フォームで動的POVメンバー・リストがサポートされるようになりました。これらを選択すると、行および列に有効なメンバーを迅速に移入できます。管理者がフォームに動的POVメンバー・リストを定義した場合、行または列に表示されるメンバーは、POVで選択したメンバーに基づいて動的に変更されます。「メンバー選択」ダイアログ・ボックスで、現在の次元の有効な動的POVメンバー・リストが、ダイアログ・ボックスの下部に接尾辞@POVを付けて表示されます。
このリリースには、データ・フォームからオンデマンド・ルールを実行する機能があります。オンデマンド・ルールは、計算のサブセットのみを実行して、結果をデータ・フォームで迅速に確認する場合に便利です。たとえば、特定のオンデマンド・ルールを実行するよう設定されたデータ・フォームで作業している場合、データを入力し、オンデマンド・ルールを実行して、計算の結果を即時に確認できます。オンデマンド・ルールは、アプリケーション・ルール・ファイル内に作成されます。フォーム・デザイナには、フォーム・ビューアから実行できる有効なオンデマンド・ルールを選択または入力するためのテキスト・ボックスが含まれています。
Oracle Hyperion Financial Management User's Guideを参照してください。
データ・グリッドで次元を表示するためのオプションを設定できます。POVバーに次元を表示する順序を設定したり、頻繁に使用しないPOV次元を非表示にしたり、モジュール間で保存および共有するバックグラウンドPOVから次元メンバーを使用したりできます。これらのオプションは、データ・グリッド定義を保存するときに保存します。
データ・グリッドで動的POVメンバー・リストがサポートされるようになりました。管理者が動的POVメンバー・リストを定義した場合、それを使用して、選択した次元に対して有効なメンバーを行および列に迅速に移入できます。「メンバー選択」ダイアログ・ボックスで、選択した次元の有効な動的POVメンバー・リストが、ダイアログ・ボックスの下部に接尾辞@POVを付けて表示されます。
Oracle Hyperion Financial Management User's Guideを参照してください。
データ・グリッド、データ・フォーム、出資比率の管理、および送信グループの管理において、入力セルをシングルクリックして編集できるようになりました。デフォルトではシングルクリック編集モードが有効になっています。これらのモジュールのツールバー・ボタンにより、シングルクリック編集モードを無効にし、セルの編集にダブルクリック方式を使用できます。
Oracle Hyperion Enterprise Performance Management System Lifecycle Managementで、次のOracle Hyperion Financial Managementアーティファクトがサポートされるようになりました。
アプリケーションのベース・レベル・データ
アプリケーション・モジュール構成
さらに、すべてのアーティファクトに対して「変更者」プロパティおよび「変更日」プロパティが追加されました。
メタデータ・ファイルが正常にロードされた後で、ロード・プロセス中に行われたメタデータの変更に関する詳細情報を表示できます。たとえば、勘定科目次元で属性が変更された場合、古い属性と新しい属性の値が表示されます。タスク監査モジュールから、この情報のレポートを表示できます。「メタデータのロード」レポートには、メンバー属性の変更内容、親子関係、メンバーの追加、削除および名前変更が含まれます。Oracle Hyperion Financial Management Administrator's Guideを参照してください。
アプリケーション・タイプによっては、必ずしもすべてのアプリケーション・モジュールが必要ではありません。アプリケーション管理者の場合、特定のモジュールを無効にするよう選択できます。たとえば、特定のアプリケーションの仕訳または内部取引モジュールを無効にすることができます。モジュールを無効にすると、アプリケーションの任意のユーザーに対して、そのモジュールは表示されません。アプリケーション・モジュール構成情報は、XMLファイルとして保存されます。「アプリケーション要素のロード」ページおよび「アプリケーション要素の抽出」ページから、モジュールの構成情報をロードおよび抽出できます。Oracle Hyperion Financial Management Administrator's Guideを参照してください。
Oracle Hyperion Tax Provisionは、US GAAPまたはIFRSに基づく多国籍企業のための包括的でグローバルな税引当ソリューションです。このソリューションは、税金自動化、データ収集、税引当計算、予実調整自動化、税金レポートおよび分析を含む、企業の税引当プロセスのすべてのステージを対象としています。Hyperion Tax ProvisionアプリケーションはFinancial Managementを使用して構築されており、Financial Managementで提供されるすべての機能を活用します。
POVバーで次元を表示するためのオプションを設定できます。次元のロング名(シナリオや年など)または次元のショート名(シナリオにはS、年にはYなど)を表示することができ、次元名を表示しないよう選択することもできます。次元のラベル、説明およびアイコンを表示し、POVを折り返すことができます。次元の表示、非表示または並替えができます。これらのPOVバー・オプションを保存して、他のモジュールに適用できます。Oracle Hyperion Financial Management User's Guideを参照してください。
新しいOpenCellTextUnitルールによって、複数のセルのセル・テキストをすばやく取得できます。セル・テキストを取得するPOVの一部を指定できます(例: POV全体ではなく、シナリオと年)。セル・テキスト・ラベルを取得するよう指定し、昇順または降順で、セル・テキストをソートするかどうかを指定することもできます。Oracle Hyperion Financial Management Administrator's Guideを参照してください。
セキュリティ・アクセス画面のUIが、使いやすいように機能強化されました。ユーザーまたはグループを迅速に表示し、選択したメンバーを「使用可能」列と「選択済」列の間で簡単に移動できます。Oracle Hyperion Financial Management Administrator's Guideを参照してください。
Oracle Hyperion Smart View for Officeで、Oracle Hyperion Financial Managementデータ・フォームのヘッダー列の幅を制御できるようになりました。詳細は、Oracle Hyperion Smart View for Office User's Guideを参照してください。
管理者でないユーザーは、新しいセキュリティ・ロール「タスク監査の表示」および「データ監査の表示」を持っていれば、「タスクの監査」画面および「データの監査」画面を表示できるようになりました。また、タスクおよびデータの監査情報をエクスポートできますが、削除はできません。Oracle Hyperion Financial Management Administrator's Guideを参照してください。
メタデータで、属性UserDefined1、2および3の文字数の上限が256文字に拡大されました。これは、勘定科目次元、カスタム次元、エンティティ次元およびシナリオ次元のUserDefined属性に適用されます。Oracle Hyperion Financial Management Administrator's Guideを参照してください。
リリース11.1.2.3のドキュメント・ファイルは、以前から使用可能であった.mobiファイルおよび.epubファイルの2つのモバイル・フォーマットで使用可能になりました。Oracle Enterprise Performance Management System ePubドキュメント・ファイルは、すべてのAppleモバイル・デバイス(iPad、iPhoneおよびiPod Touch)でサポートされています。ePubファイルは多くのモバイル・デバイスでサポートされていますが、Appleモバイル・デバイスでのみ保証されています。将来的には他のデバイスも保証される予定です。
リリース11.1.2.0、11.1.2.1または11.1.2.2を使用していた場合、累積機能概要ツールを使用して、これらのリリース間で追加された新機能のリストを確認してください。このツールを使用すると、現在の製品、現在のリリース・バージョン、ターゲット実装のリリース・バージョンを特定できます。シングルクリックによって、現行リリースとターゲット・リリースの間に開発された製品機能の高レベルな説明のカスタマイズ済セットが迅速に生成されます。このツールはこちらにあります:
https://support.oracle.com/oip/faces/secure/km/DocumentDisplay.jspx?id=1092114.1