Oracle Fusion Middleware Application Developerインストレーション・ガイド 11g リリース1(11.1.1.7.0) B55932-05 |
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Oracle Application Developerは、Java EE標準およびオープン・ソース・テクノロジで構築され、サービス指向アプリケーションの実装を単純化および迅速化する、エンドツーエンドのアプリケーション・フレームワークです。Oracle Application Developerは、Web、無線、デスクトップまたはWebサービスのインタフェースを使用してデータの検索、表示、作成、変更および検証を行うアプリケーションを作成するエンタープライズ開発者に適しています。Oracle JDeveloper 11gとOracle Application Developerを連携させると、ドラッグ・アンド・ドロップでのデータ・バインディング、視覚的なUI設計およびチーム開発の各機能を組み込んで、設計からデプロイまでの完全な開発ライフサイクルに対応する環境を作成できます。
この章の内容は、次のとおりです。
Oracle Application Developerのインストール手順を表1-1に示します。
表1-1 Oracle Application Developerのインストール手順におけるタスク
タスク | 説明 | 参照 |
---|---|---|
インストールに備えたシステム環境の準備 |
システム環境が、Oracle Fusion Middleware、Oracle Application DeveloperおよびRCUの一般インストール要件を満たしていることを確認します。 |
ハードウェアとソフトウェアの要件、データベース・スキーマ要件、ディスク領域とメモリーの最小要件、および必要なシステム・ライブラリ、パッケージまたはパッチについては、Oracle Fusion Middlewareのシステム要件と仕様のドキュメントを参照してください。 32ビットおよび64ビットのオペレーティング・システム、データベース、JDKおよびサード・パーティ製品については、Oracle Fusion Middlewareサポートされるシステム構成のOracle Fusion Middleware 11gR1のシステム要件およびサポート対象プラットフォームに関する項を参照してください。 製品間の相互運用性および互換性の詳細は、Oracle Fusion Middleware相互運用性および互換性ガイドを参照してください。 |
RCUの実行による、必要なスキーマの作成 |
Oracle Application Developerには、Oracle WSM Policy ManagerとOracle WSM-PM Extensionが含まれています。これらのコンポーネントでは、インストールの前に、データベースに |
『Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utilityユーザーズ・ガイド』のスキーマの作成に関する項の手順に従ってください。 |
アプリケーション・サーバーのインストール |
Oracle Application Developerには、アプリケーション・サーバーが必要です。次のいずれかをインストールする必要があります。
Oracle WebLogic Serverをインストールすると、Oracle Application Developerのインストールに必要なMiddlewareホームおよびWebLogicホーム・ディレクトリが作成されます。詳細は、『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』のMiddlewareおよびWebLogicのホーム・ディレクトリに関する項を参照してください。 IBM WebSphereをインストールする場合は、Middlewareホーム・ディレクトリ構造を手動で作成する必要があります。Middlewareホームには、IBM WebSphereインストールの場所への依存関係はありません。 |
Oracle WebLogic Serverをインストールする場合は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』の次に示す各項を参照してください。
IBM WebSphereをインストールする場合のインストールの詳細は、Oracle Fusion Middlewareサード・パーティ・アプリケーション・サーバー・ガイドを参照してください。 |
Oracle Application Developerのインストール |
ソフトウェアをインストールするには、インストーラを使用します。 これによって、Middlewareホームの中にOracle共通ホーム( |
ソフトウェアを入手する場所の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』のOracle Fusion Middlewareソフトウェアの入手に関する項を参照してください。 インストール手順については、第2章を参照してください。 |
Oracle Application Developerの構成およびWebLogicドメインの作成 |
Oracle Fusion Middleware構成ウィザードを使用してWebLogicドメインを作成し、Oracle Application Developerコンポーネントを構成します。 ドメインのホーム・ディレクトリの場所を指定するように要求されます。これは、管理サーバーと管理対象サーバーが存在する場所です。 アプリケーションのホーム・ディレクトリの場所も指定するように要求されます。これは、アプリケーションが存在する場所です。 これらのディレクトリはどちらも、システム上の任意の場所に配置できます。 ドメインの作成後、ドメインにさらにコンポーネントを追加する必要がある場合は、後からドメインを拡張できます。 IBM WebSphereを使用している場合のインストールの手順および重要情報については、Oracle Fusion Middlewareサード・パーティ・アプリケーション・サーバー・ガイドを参照してください。 |
構成ウィザードを起動してWebLogicドメインを作成する手順については、第3章を参照してください。 |
サーバーの起動 |
管理サーバーおよび管理対象サーバーを起動します。 |
管理サーバーおよび管理対象サーバーを開始する方法の説明は、第3.2項を参照してください。 |
図1-1に、すべてにデフォルト値を使用した、単一ホスト上の単純なOracle Application Developerのインストールのディレクトリ構造を示します。