Oracle® Fusion Middleware Oracle Application Development Framework管理者ガイド 11g リリース2(11.1.2.4.0) B66159-04 |
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この付録では、Oracle ADF Essentials用にGlassFishサーバーを構成する方法について説明します。Oracle ADFランタイムを取得する方法、およびこれらのファイルをGlassFishサーバーにインストールする方法について説明します。
この付録の内容は次のとおりです。
GlassFishサーバーは、Oracle ADFアプリケーションを実行するように構成できるアプリケーション・サーバーです。GlassFishサーバーがインストールされていない場合、GlassFishサーバーをGlassFish Webサイトからダウンロードできます。GlassFishサーバーでADFアプリケーションを実行する前に、Oracle ADFランタイム・ライブラリを使用してGlassFishを構成する必要があります。
GlassFishに対してサポートされているOracle ADF機能のリストは、OTNサイト(http://www.oracle.com/technetwork/developer-tools/adf/overview/adfessentials-1719844.html
)を参照してください。
GlassFishを取得してインストールする手順は、http://glassfish.java.net/downloads/3.1.2-final.html
を参照してください。
GlassFish用にADFアプリケーションを開発する方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Application Development Framework Fusion開発者ガイド』の「ADFアプリケーションのGlassFishへのデプロイ」を参照してください。
Oracle ADF Essentialsは、GlassFishサーバーのオープン・ソース・バージョンおよび市販バージョンをサポートしています。どちらのバージョンもフル・プラットフォームの配布が必要です。Webプロファイルの配布はサポートされていません。GlassFishサーバーをインストールした後、ADF Essentialsのadf-essentials.zip
ファイルをOTNから取得し、この付録の手順に従ってADFランタイム・ライブラリをインストールする必要があります。
このサーバーおよびその他のアプリケーション・サーバーのタスクを起動および停止する方法の詳細は、GlassFishのWebサイトにあるGlassFishのドキュメントを参照してください。
GlassFishのWebサイトからGlassFishサーバーのオープン・ソース・バージョンをダウンロードできます。
http://glassfish.java.net/downloads/3.1.2-final.html
サイトの手順およびドキュメントに従って、GlassFishサーバーをインストールして構成します。
GlassFishサーバーでOracle ADFアプリケーションを実行するには、ADFランタイム・ライブラリ・ファイルをGlassFishのインストール・ディレクトリにインストールする必要があります。
Oracle ADF Essentialsのadf-essentials.zip
ファイルをOracle Technology Network (http://www.oracle.com/go/?&Src=7578263&Act=4&pcode=WWMK12022244MPP044
)からダウンロードできます。
adf-essentials.zip
ファイルをダウンロードした後、必要なファイルをGlassFishインストール・ディレクトリにコピーするために使用できる一時ディレクトリにファイルを抽出できます。
ADFランタイム・ライブラリは次のものから構成されています。
ADF Shareライブラリ
ADF Modelライブラリ
ADF Controllerライブラリ
ADF Viewライブラリ
ADF Shareライブラリは、GlassFishインストールに手動でインストールする必要があります。オペレーティング・システムのコマンドまたはツールを使用してファイルをコピーします。手順は、第C.3.1項「ADF Shareライブラリを手動でインストールする方法」を参照してください。
ADF Model、ADF ControllerおよびADF Viewの各ライブラリは、デプロイされるアプリケーションとともにGlassFishにロードされ、JDeveloperによって自動的に組み込まれます。
ADFランタイム・ライブラリをインストールする手順:
ADF Shareライブラリを構成します。
ADF Shareライブラリをadf-essentials.zip
からGlassFishインストールにコピーします。
アプリケーションをEARファイルとしてデプロイします。
始める前に:
GlassFishのADF Shareをマッピングするときに使用できるオプションについて理解しておくと役立ちます。詳細は、第C.3項「ADFランタイム・ライブラリを使用したGlassFishの構成」を参照してください。
次のタスクを完了する必要があります。
GlassFishサーバーをインストールします。
adf-essentials.zip
ファイルを取得し、一時ディレクトリに解凍します。
ADF Shareランタイム・ライブラリをインストールする方法:
次のADF Shareライブラリ・ファイルを一時ディレクトリから<glassfish>/domains/domain1/lib
フォルダにコピーまたは移動します。
ADF Shareファイルは、第C.2.2項「Oracle ADFランタイムの取得方法」で説明しているように、adf-essentials.zip
ファイルを解凍した一時ディレクトリにあるはずです。通常、このディレクトリは<temp>
/oracle_common/modules
になります。
oracle.adf.share.ca_11.1.1/adf-share-base.jar oracle.adf.share.ca_11.1.1/adf-share-ca.jar oracle.adf.share_11.1.1/commons-el.jar oracle.adf.share_11.1.1/adf-share-support.jar oracle.adf.share_11.1.1/adfsharembean.jar oracle.adf.share_11.1.1/jsp-el-api.jar oracle.adf.share_11.1.1/adflogginghandler.jar oracle.adf.share_11.1.1/oracle-el.jar oracle.mds_11.1.1/mdsrt.jar oracle.bali.share_11.1.1/share.jar oracle.xmlef_11.1.1/xmlef.jar oracle.javatools_11.1.1/resourcebundle.jar oracle.javatools_11.1.1/javamodel-rt.jar oracle.javatools_11.1.1/javatools-nodeps.jar oracle.adf.security_11.1.1/adf-share-security.jar oracle.adf.security_11.1.1/adf-controller-security.jar oracle.xdk_11.1.0/xmlparserv2_sans_jaxp_services.jar oracle.xdb_11.1.0.jar oracle.jrf_11.1.1/jrf-api.jar oracle.jdbc_11.1.1/ojdbc6dms.jar oracle.dms_11.1.1/dms.jar oracle.odl_11.1.1/ojdl.jar oracle.odl_11.1.1/ojdl2.jar oracle.jmx_11.1.1/jmxframework.jar oracle.jmx_11.1.1/jmxspi.jar oracle.classloader_11.1.1.jar oracle.logging-utils_11.1.1.jar oracle.web-common_11.1.1.jar oracle.webservices_11.1.1/oc4j-ws-support.jar org.apache.bcel_5.1.jar oracle.nlsrtl_11.2.0/orai18n-mapping.jar
すべてのライブラリがコピーされたことを確認します。
ADFランタイムをGlassFishサーバーにインストールした後、GlassFishで追加の構成タスクを実行する必要があります。
構成タスクは次のとおりです。
GlassFish管理コンソールを使用すると、アプリケーション、JDBCプールおよびその他のリソースの管理などについてGlassFishサーバーを構成できます。
GlassFish管理コンソールは次の場所にあります。
http://<machine_name>:4848/
始める前に:
GlassFishのデータソースを作成するときに使用できるオプションについて理解しておくと役立ちます。詳細は、第C.2項「GlassFishサーバーおよびOracle ADFランタイムの取得」を参照してください。
GlassFish管理コンソールまたはasadmin
コマンドを使用してデータソースを作成できます。詳細は、GlassFishのドキュメントを参照してください。
asadminコマンドを使用してGlassFishのデータソースを作成する方法:
コマンドライン・ウィンドウを開きます。
asadmin
コマンドを起動してGlassFishのデータソースを作成します。
たとえば、次のコマンドでは、アプリケーションのデータソースが作成されます。
asadmin> create-jdbc-connection-pool --datasourceclassname oracle.jdbc.pool.SampleDataSource --restype javax.sql.XADataSource --property user=xyz :password=xyz:url=jdbc:oracle:thin:@machine.com:1521:machine --target=server SampleDSPool asadmin> ping-connection-pool SampleDSPool asadmin> create-jdbc-resource --connectionpoolid SampleDSPool jdbc/OracleDS
JVM設定をsimple
に構成して、メモリー・サイズを192MBから512MBに増加する必要があります。
始める前に:
GlassFishのJVMを構成するときに使用できるオプションについて理解しておくと役立ちます。詳細は、第C.4項「追加の構成タスク」を参照してください。
MDSのJVMキャッシュを構成する方法:
GlassFish管理コンソールを起動します。
「構成」→「server-config」→「JVM設定」を選択します。
「JVMオプション」を選択し、-Doracle.mds.cache=simple
およびXX:MaxPermSize=512m
を指定します。
「保存」をクリックします。
または、<glassfish>
/domains/domain1/config/domain.xml
ファイルを開き、次のエントリを編集します。
<jvm-options>-XX:MaxPermSize=512m</jvm-options> <jvm-options>-Doracle.mds.cache=simple</jvm-options>
アプリケーションでライブラリを参照した後、そのアプリケーションをGlassFishサーバーにデプロイできます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Application Development Framework Fusion開発者ガイド』の「ADFアプリケーションのGlassFishへのデプロイ」を参照してください。