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Oracle® Traffic Director管理者ガイド
11g リリース1 (11.1.1.7.0)
B66436-03
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12.6 Oracle Traffic Directorにおけるログ・ローテーションの自動化の構成

ログ・ローテーション・イベントを作成し、指定した時間または間隔で、ログを自動的にローテーションするようにOracle Traffic Directorを構成できます。

管理コンソールまたはCLIのいずれかを使用して、ログ・ローテーション・イベントを作成できます。


注意:

この項のCLIの例はシェル・モード(tadm>)で示されています。CLIシェルの起動の詳細は、2.3.1項「コマンドライン・インタフェースへのアクセス」を参照してください。


管理コンソールを使用したログ・ローテーション・イベントの作成

管理コンソールを使用してログ・ローテーション・イベントを作成するには、次の操作を行います。

  1. 2.3.2項「管理コンソールへのアクセス」の説明に従って、管理コンソールにログインします。

  2. ページの左上隅にある「構成」ボタンをクリックします。

    使用可能な構成のリストが表示されます。

  3. ログ・ローテーション・イベントを作成する構成を選択します。

  4. ナビゲーション・ペインで、「ロギング」を選択します。

    「ログ・プリファレンス」ページが表示されます。

  5. ページの「ログ・ローテーション」セクションに移動します。

  6. Oracle Traffic Directorで、ローテーションされたログ・ファイルに対し特定のコマンドを実行するには、「アーカイブ・コマンド」フィールドで、必要なコマンドへの絶対パスを指定します。

    たとえば、アーカイブ・コマンドとして/usr/bin/gzipを指定した場合、ログのローテーション後、Oracle Traffic Directorでは、次のコマンドを実行してローテーションされたログ・ファイルを圧縮します。

    $ /usr/bin/gzip access-yyyymmddhhmm.log
    $ /usr/bin/gzip server-yyyymmddhhmm.log
    
  7. 「新規イベント」をクリックします。

    「新規ログ・ローテーション・イベント」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  8. このイベントがサーバー・ログ用かまたはアクセス・ログ用かを指定します。

  9. ログを更新する間隔または時刻を指定し、「OK」をクリックします。

    • イベントの作成を確認するメッセージが、「コンソール・メッセージ」ペインに表示されます。

    • 新規イベントが「ログ・ローテーション・イベント」リストに表示されます。

      • 新しいイベントはデフォルトで有効になっています。ステータスを変更するには、「有効化/無効化」チェック・ボックスを選択します。

      • イベントを削除するには、「削除」ボタンをクリックします。

    • さらに、「デプロイメント保留中」メッセージが、メイン・ペインの上部に表示されます。4.3項「構成のデプロイ」の説明に従い、「変更のデプロイ」をクリックして更新された構成を即座にデプロイすることも、さらに変更を行いその後でデプロイすることもできます。

CLIを使用したログ・ローテーション・イベントの作成

ログ・ローテーション・イベントを作成するには、create-eventコマンドを実行します。

たとえば、次のコマンドでは、構成soaのすべてのインスタンスに対してアクセス・ログおよびサーバー・ログを、それぞれ3600秒および7200秒ごとにローテーションするようにOracle Traffic Directorが構成されます。

tadm> create-event --config=soa --command=rotate-access-log --interval=3600
OTD-70201 Command 'create-event' ran successfully.

tadm> create-event --config=soa --command=rotate-log --interval=7200
OTD-70201 Command 'create-event' ran successfully.

注意:

Oracle Traffic Directorで、ローテーションされたログ・ファイルに対し特定のコマンドを実行するには、次の例に示すように、set-log-propコマンドを実行して、必要なコマンドへの絶対パスを指定します。

tadm> set-log-prop --config=soa archive-command=/usr/bin/gzip
OTD-70201 Command 'set-log-prop' ran successfully.

この例では、ログのローテーション後、次のコマンドにより、ローテーションされたログ・ファイルがOracle Traffic Directorで圧縮されます。

$ /usr/bin/gzip access-yyyymmddhhmm.log
$ /usr/bin/gzip server-yyyymmddhhmm.log

更新された構成を有効にするには、deploy-configコマンドを使用して、構成をOracle Traffic Directorインスタンスにデプロイする必要があります。

create-eventの詳細は、『Oracle Traffic Directorコマンドライン・リファレンス』を参照するか、--helpオプションを付けてコマンドを実行してください。