説明
EXTTRAIL
パラメータでは、ADD EXTTRAIL
コマンドで作成されたローカル・システム上のトレイルを指定します。このトレイルは、データ・ポンプExtractグループ、またはローカル・システム上のReplicatグループによって読み取られます。
EXTTRAIL
は、関連するすべてのTABLE
文よりも先に指定する必要があります。異なるトレイルを定義するために、複数のEXTTRAIL
文を使用できます。
PASSIVE
モードで構成されているExtractには、EXTTRAIL
を使用しないでください。PASSIVEモードやOracle GoldenGateセキュリティ機能の詳細は、Oracle GoldenGateの管理for Windows and UNIXを参照してください。
ENCRYPTTRAIL
パラメータを使用して、このトレイル内のデータを暗号化できます。詳細は、「ENCRYPTTRAIL | NOENCRYPTTRAIL」を参照してください。
構文
EXTTRAIL file_name [, FORMAT RELEASE major.minor] [, TRAILBYTEORDER {BIGENDIAN | LITTLEENDIAN | NATIVEENDIAN}]
file_name
トレイルの相対名または完全修飾名。最大文字数(2文字)を名前に使用します。エージングされたトレイル・ファイルは、この名前に6桁の順序番号が追加されます(例: /ogg/dirdat/rt000001
)。
FORMAT RELEASE
major.minor
Extractから、トレイル、ファイル、または(リモート・タスクの場合)別のプロセスに送信されるデータのメタデータ・フォーマットを指定します。リーダー・プロセスは、メタデータに基づいて、データ・レコードが自身がサポートしているバージョンかどうかを把握します。メタデータのフォーマットは、Oracle GoldenGateプロセスのリリースによって異なります。古いOracle GoldenGateリリースには、新しいリリースとは異なるメタデータが含まれます。
FORMAT
は必須のキーワードです。
RELEASE
はOracle GoldenGateのリリース・バージョンを指定します。major
はメジャー・バージョン番号で、minor
はマイナー・バージョン番号です。X.x
には、Oracle GoldenGateの現在または以前のGenerally Available (GA)リリースを指定する必要があります。有効な値は、9.0から現在のOracle GoldenGate X.x
バージョン番号(たとえば11.2または12.1)です。(9.0以前のOracle GoldenGateリリースを使用している場合は、9.0または9.5を指定してください。)
リリース・バージョンは、プログラムによって適切な内部互換性レベルにマッピングされます。デフォルトは、このトレイルに書き込むプロセスの現在のバージョンです。12.1より前のRELEASE
のリリースでは、3つの部分からなるオブジェクト名はサポートされません。
FORMAT
とRECOVERYOPTIONS
パラメータの間には、依存関係があります。RECOVERYOPTIONS
をAPPENDMODE
に設定する場合、FORMAT
はRELEASE 10.0
以上に設定する必要があります。RECOVERYOPTIONS
をOVERWRITEMODE
に設定する場合、FORMAT
はRELEASE 9.5
以下に設定する必要があります。詳細は、「RECOVERYOPTIONS」を参照してください。
Oracle GoldenGateトレイル・ファイルのバージョニングおよびリカバリ・モードの詳細は、Oracle GoldenGateの管理for Windows and UNIXを参照してください。
TRAILBYTEORDER
{BIGENDIAN | LITTLEENDIAN | NATIVEENDIAN}
トレイル・レコードのメタデータのバイト・フォーマットを設定します。このパラメータは、列データに影響しません。12.1以上のバージョンのFORMAT RELEASE
が指定されているトレイルにのみ有効です。有効な値は、BIGENDIAN
(ビッグ・エンディアン)、LITTLEENDIAN
(リトル・エンディアン)およびNATIVEENDIAN
(ローカル・システムのデフォルト)です。デフォルトはBIGENDIAN
です。使用方法の詳細は、GLOBALS
バージョンの「TRAILBYTEORDER」を参照してください。