新しいデータ・ドメインをプロビジョニングする際、Endeca Serverは最初にデータ・ドメインをホストするのに十分な容量があるかどうかを判別し、ある場合は、データ・ドメインでDgraphプロセスをホストするノードを決定します。このトピックでは、これらの計算に影響を与える構成パラメータを要約して示します。これにより、Endeca Serverクラスタを構成または管理する際に、Endeca Serverクラスタのシステム管理者として、これらのパラメータを考慮することができるようになります。
endeca-memory-to-index-size-ratio x indexes-size + computeCacheSizeMBここで、
numCpuCores x endeca-threads-allowed-per-coreここで、
この計算式で得られた数が、すべてのDgraphノードおよびすべてのEndeca Serverノードにおいて「使用されるスレッドの合計数」より大きい場合、Endeca Serverは、新しいデータ・ドメインに対してスレッド数の割当てを試みます。
次に、この計算式を解釈する別の方法を示します。新しいデータ・ドメインを作成するユーザーが、Endeca Serverノードが既存のデータ・ドメインと新しいデータ・ドメインの両方をホストできるように、そのノードで必要なスレッドの合計数より大きい数を要求した場合、そのEndeca Serverノードではデータ・ドメインに対する割当てが行われず、Endeca Serverは引き続き、クラスタ内でこのデータ・ドメインを割り当てるための他のノードを探します。新しいデータ・ドメインでDgraphプロセスをホストするのに十分なスレッド数を持つノードが見つからない場合、データ・ドメインは作成されません。
Endeca Serverがデータ・ドメインをホストするのに十分な容量があることを判別すると、データ・ドメインで特定のDgraphプロセスをホストするEndeca Serverノードを決定します。
たとえば、3つのノードのEndeca Serverクラスタでは、5つのDgraphノードのあるデータ・ドメインを作成できません。このデータ・ドメインを作成する場合、Endeca Serverノードの数も5つに増加する必要があります。Endeca Serverの管理Webサービスでは、クラスタにおけるEndeca Serverノードの数を超えてデータ・ドメインを作成したり再スケールしようとするリクエストは、フォルトが返されます。