クラスタWebサービスには、ノード・プロファイルを作成する操作と、ノードをEndeca Serverクラスタで管理する操作が含まれます。また、データ・ドメイン・プロファイルの定義と管理を行う操作およびクラスタとデータ・ドメインのステータスの確認を行う操作も含まれています。
Endeca Serverノードをインストールしてデプロイすると、Endeca Serverノード・プロファイルとデータ・ドメイン・プロファイルを構成できます。次に、管理Webサービスを使用して、Endeca Serverノードでホストされるデータ・ドメインを追加して管理し、定義されたデータ・ドメイン・プロファイルを使用します。
クラスタWebサービスにより、次の操作ができます。それらの操作はリクエストにある要素で示されます。
リクエスト要素 | 説明 |
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setNodeProfile | カスタム・ノード・プロファイルを定義します。カスタム・ノード・プロファイルにより、ハードウェア特性をすべてのEndeca Serverクラスタ・ノードに対して設定し、CPUの数と利用可能なRAMの容量を指定できます。カスタム・ノード・プロファイルが存在しないと、新規ノードの追加時に、デフォルトのノード・プロファイルがEndeca Serverクラスタで使用されます。たとえば、デフォルトのノード・プロファイルに基づいて、最初のEndeca Serverノードがデプロイされた後、新規Endeca Serverノードをクラスタでデプロイする際にsetNodeProfile操作をいつでも使用できます。
カスタム・ノード・プロファイルを設定すると、新規Endeca Serverノードをクラスタでデプロイする際、現在のノードを含めてすべてのEndeca Serverノードでこのプロファイルが使用されます。 データ・ドメイン・プロファイルとデータ・ドメインを作成する前に、カスタム・ノード・プロファイルの構成をお薦めします(これは、ノード・プロファイルで決定されるEndeca Serverクラスタ・ノードの容量に依存するためです)。また、データ・ドメイン作成後にノード・プロファイルを変更すると、これがデータ・ドメインに影響する場合があります。 カスタム・ノード・プロファイルを定義するには、次を指定します。
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getNodeProfile | setNodeProfileで設定されているように、Endeca Serverクラスタにおけるノードのハードウェア・プロファイルを返します。リクエストでは、CPUの数と利用可能なRAMの容量を返します。この操作では引数はありません。 |
deleteNode | hostnameを指定することで、ノードをEndeca Serverクラスタから削除します。
削除しようとするノードがデータ・ドメインをホストしている場合、この操作で十分なリソースがクラスタにあると、Endeca Serverクラスタはデータ・ドメインを他のノードに移行しようとします。 Endeca Serverクラスタのリソース不足により、ノードでホストされるデータ・ドメインが他のノードに移行できない場合や、指定ノードがクラスタに存在しない場合、リクエストではフォルトが返されます。 |
listNodes | クラスタのノードごとにホスト名とポートが格納されるリストを返します。この操作では引数は不要です。 |
putDataDomainProfile | 新規データ・ドメイン・プロファイルを構成します。これによって、作成時にデータ・ドメインで利用可能なリソースを定義します。次の値を指定します。
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putDataDomainProfile (続き) | putDataDomainProfileの追加の値は次のとおりです。
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getDataDomainProfile | 指定されたnameのデータ・ドメイン・プロファイルを返します。putDataDomainProfileで指定された情報と同じ情報をリクエストで返します。 |
deleteDataDomainProfile | 指定されたデータ・ドメイン・プロファイルをEndeca Serverから削除します。 |
listDataDomainProfiles | putDataDomainProfileで指定された情報と同じ情報を含むすべての定義済データ・ドメイン・プロファイルのリストを返します。 |
getClusterHealth | Endeca Serverノードとそれらのステータス、クラスタ・コーディネータを実行しているノードのポートとホスト名およびそれらのステータス、およびデータ・ドメインの名前とステータスが返されます。 |
getDataDomainHealth | 指定されたnameのデータ・ドメインのヘルスを返し、データ・ドメインにあるDgraphノードのステータスをリストします。 |
getNodeHealth | Endeca Serverノードのホスト名とポート、およびノードのステータスが返されます。さらに、このEndeca ServerノードでホストされるDgraphノード(これらのDgraphノードは、異なるデータ・ドメイン・クラスタに属します)のステータスをリストします。
ノードのホスト名を指定する必要があります。 |
usage | Dgraphプロセス用フラグのリストを返します。これらのフラグは、putDataDomainProfile操作のargs要素における値として使用できます。 |
次の例は、getDataDomainHealth操作におけるクラスタWebサービスのリクエストとレスポンスを示します。
<ns1:getDataDomainHealth xmlns:ns1="http://www.endeca.com/endeca-server/cluster/2/0"> <ns1:name>test2</ns1:name> </ns1:getDataDomainHealth>