動作の変更
この項では、Oracle Endeca Serverおよびそのインタフェースの動作変更について説明します。
クラスタの変更
このリリースでは、Endeca Serverクラスタのデータ・ドメインを管理する機能が追加されています。
データ・ドメインの割当ての向上
このリリースでは、Endeca Serverは、基礎となるシステム・リソースをより上手に活用できるようになり、使用可能なメモリーおよびスレッド数のリソース合計の計算に基づくヒューリスティックなメソッドを使用して、Endeca Serverのデプロイメントのノードに、より効率的にデータ・ドメインを割り当てることができるようになりました。
データ・ドメインの変更
このトピックでは、データ・ドメインの構成可能なものに対する様々な変更を示します。
DDRの変更
このリリースでは、ディメンション詳細レコード(DDR)が変更され、いずれも必須の2つの新しいプロパティが追加されています。これらは、管理属性値の構造を定義します。
その他のサポート対象の言語
標準の属性および問合せに対して、特定の言語を構成できるようになりました。
管理属性値の変更
Endeca Server 7.5.xでは、データ収集Webサービスで
IngestManagedAttributeValues
操作を使用して管理属性値を追加できました。このリリースで、この操作は下位互換性のためにサポートされおり、この操作を使用しないよう移行することが推奨されます。この操作を使用するかわりに、構成Webサービスの
putManagedAttributeValues
操作を使用してください。これが管理属性値の追加に推奨される方法です。
明示的に選択した絞込みおよび暗黙的な絞込みの取得
このリリースでは、会話Webサービスが更新され、(推奨されている絞込みに加え)明示的に選択した絞込みおよび暗黙的な絞込みを取得できるようになりました。
データ・バージョンの固定
会話Webサービスに、特定のデータ・バージョンを保持する
PinDataVersion
要素と、以前指定したタイムアウト内に発行されたそれ以降の要求でこのバージョンを要求する
DataVersionRequested
要素が追加されています。
パフォーマンスの向上
Endeca Server 7.6.xでは、その後機械コードにコンパイルされる問合せに固有のコードが実行時に生成され、問合せのパフォーマンスが向上されています。コード生成のコストは、コードのキャッシュの使用により軽減されています。
Dgraphの統計ページ
このリリースから、Dgraphの統計ページはOracle Endecaサポートのみを対象とするようになりました。ユーザーがこのページを使用する場合、このページには、特定の(Endeca Serverクラスタ内の)Dgraphノードからの結果が返されることは保証されません。また、このページのサポートは、Endeca Serverの今後のリリースでは保証されていません。
ドキュメントの変更
このリリースのEndeca Serverのドキュメントでは、次の高レベルの変更がありました。