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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server 12.1.3 JMXによるカスタム管理ユーティリティの開発
12c (12.1.3)
E56263-02
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1 概要とロードマップ

このドキュメントでは、WebLogic Server 12.1.3リソースをモニターおよび変更するJMXクライアントの作成について説明します。サード・パーティ製の管理システムをWebLogic Server管理システムと統合するために、WebLogic Serverには標準ベースのインタフェースが用意されています。これらのインタフェースは、Java Management Extensions (JMX)仕様に完全に準拠しています。ソフトウェア・ベンダーはこれらのインタフェースを使用して、WebLogic Server MBeanをモニターし、WebLogic Serverドメインの構成を変更し、ドメイン内のすべてのサーバー・インスタンスに対するこれらの変更の配布(アクティブ化)をモニターすることができます。JMXクライアントはOracle独自のクラスを使用しなくても、すべてのWebLogic Server管理機能を実行できますが、リモートJMXクライアントではWebLogic Serverプロトコル(T3など)を使用してWebLogic Serverインスタンスに接続することをお薦めします。

以下の項では、このガイド『JMXによるカスタム管理ユーティリティの開発』の内容と構成について説明します。

ドキュメントのスコープと対象読者

このドキュメントは、JMX互換管理システムを開発するソフトウェア・ベンダーを対象としています。また、WebLogic Serverを評価するビジネス・アナリストや、特定のアプリケーションでJMXの使用を考えているシステム設計者にとって便利な情報も掲載されています。

このドキュメントは、Java EEおよび一般的なアプリケーション管理の概念に精通している読者を対象としています。このドキュメントでは、限定的でありながら有用な一連のJMX管理サービスを開発するための実践的な方法を重点的に扱います。JMXをより広範な管理上の問題に適用するには、「関連ドキュメント」に挙げるJMX仕様などのドキュメントを参照してください。

このドキュメントの手引き

関連ドキュメント

Oracle Technology Networkには、JMXに関する書籍、ホワイトペーパーおよび詳細情報へのリンクが掲載されたWebサイト(http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/tech/javamanagement-140525.html)があります。

WebLogic Serverは、実行されているJDKのJMX実装を活用することでJMX 1.4をサポートします。JMX 1.4の仕様を確認するには、http://docs.oracle.com/javase/7/docs/technotes/guides/jmx/からダウンロードしてください。

JMXリモートAPI 1.0仕様を参照する場合は、(http://jcp.org/aboutJava/communityprocess/final/jsr160/index.html)からダウンロードしてください。

javax.management*パッケージのAPIリファレンスは、http://docs.oracle.com/javase/7/docs/api/overview-summary.htmlで参照できます。

WebLogic Serverアプリケーション用に他のタイプの管理サービスを開発するためのガイドラインについては、以下のドキュメントを参照してください。

  • 『Oracle WebLogic ServerにデプロイされたアプリケーションへのWebLogicロギング・サービスの追加』。WebLogicによるログ・メッセージの国際化とローカライゼーションのサポートについて説明し、WebLogic Serverで提供されているテンプレートおよびツールを使用して、ロケール固有のメッセージ・カタログを作成または編集する方法を示しています。

  • 『Oracle WebLogic Server診断フレームワークの構成と使用』。システム管理者が、JMX、ロギングなどの管理機能を通じて公開されていないアプリケーション・モニター・データを収集する方法について説明します。

WebLogic Serverアプリケーションを開発およびチューニングするためのガイドラインについては、以下のドキュメントを参照してください。

  • 『Oracle WebLogic Serverアプリケーションの開発』。WebLogic Serverアプリケーションの開発ガイドです。

  • 『Oracle WebLogic Server JMXによる管理可能アプリケーションの開発』。カスタムMBeanを作成および登録する方法について説明しています。

このリリースでの新機能と変更された機能

このリリースで導入されたWebLogic Serverの新機能の一覧については、『Oracle WebLogic Serverの新機能』を参照してください。