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Oracle® Fusion Middleware Fusion Middleware ControlによるOracle WebLogic Server 12.1.3の管理
12c (12.1.3)
E56233-03
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この章では、Fusion Middleware Control 12.1.3のチェンジ・センターを使用する方法について説明します。また、Fusion Middleware Controlを使用してWLSTスクリプトの記録および表ビューのカスタマイズを行う方法についても説明し、ユーザーおよび役割やコンソールのヘルプにアクセスする方法に関する情報を提供します。

この章の内容は次のとおりです。

Fusion Middleware Controlヘルプの使用

ページ上部のユーザー・プロファイル・メニューからHelpを選択して、特定のコンソール・ページや属性に関する詳細な情報にアクセスします。現在のページの属性に関する詳細は、「このページのヘルプ」を選択してください。現在のページのタスクベースのヘルプは、「使用方法」を選択します。

チェンジ・センターの使用

チェンジ・センターは、ドメイン構成をロックする手段を提供します。これにより、編集セッションの間は他のアカウントが変更を行えない状態にして、構成を変更することができます。

ロックが有効になっている場合は、ロックを取得して編集プロセスを開始します。変更を完了した後、その変更を保存します。変更をアクティブにしてドメイン内のすべてのサーバー・インスタンスに配信するまで、その変更は有効になりません。

Fusion Middleware Controlを使用してOracle WebLogic Serverを変更するには、次の手順を実行します。

  1. 「ターゲット・ナビゲーション」ペインの上でチェンジ・センターを探します。

  2. 「変更」を選択し、「ロックと編集」を選択してドメインの編集可能な構成階層をロックします。

    これにより、Fusion Middleware Controlを使用して変更ができます。

  3. Fusion Middleware Control内の該当するページで目的の対象を変更し、変更を行う各ページで「保存」をクリックします。

  4. 目的のすべての変更を終了したら、チェンジ・センターに戻り、「変更」を選択し、「変更のアクティブ化」を選択します。

詳細は、構成オプションを参照してください。

終了後

Fusion Middleware Controlで行った変更の一部は、アクティブ化するとすぐに反映されます。それ以外の変更の場合、その変更の影響を受けるサーバーを再起動する必要があります。「保留中の変更の表示」を参照してください。

保留中の変更の表示

保存したがまだ有効になっていない変更を表示するには:

  1. 「ターゲット・ナビゲーション」ペインの上でチェンジ・センターを探します。

  2. 「変更」を選択し、「変更リストの表示」または「再起動チェックリストの表示」を選択します。

    「変更リスト」ページまたは「再起動チェックリスト」ページが表示されます。

  3. 「変更リスト」ページでは、保存されていてもアクティブ化されていないすべての変更を表示できます。

  4. 「再起動チェックリスト」ページでは、構成変更を有効にするために再起動する必要があるすべてのサーバー・インスタンスを表示できます。

    サーバーを再起動するには、次の手順を実行します。

    「再起動チェックリスト」表で、再起動するサーバーの行を選択します。

    「再起動」をクリックします。

  5. 「終了」をクリックします。

ドメイン構成ロックの有効化と無効化

チェンジ・センターは、ドメイン構成をロックする手段を提供します。これにより、編集セッションの間は他のアカウントが変更を行えない状態にして、構成を変更することができます。

開発ドメインでドメイン構成ロック機能を有効または無効にするには:

  1. 「ターゲット・ナビゲーション」ペインの上でチェンジ・センターを探します。

  2. 「変更」を選択し、「プリファレンス」を選択します。

    「チェンジ・センターのプリファレンス」ページが表示されます。

  3. 「チェンジ・センターのプリファレンス」ページから「自動コミット・モード(ロックを自動取得して変更をアクティブ化)」フィールドを選択または選択解除して、この機能を有効または無効にします。

  4. 「OK」をクリックします。

ドメイン構成ロックが有効であることを確認するには、次の手順を実行します。

  1. 「ターゲット・ナビゲーション」ペインの上でチェンジ・センターを探します。

  2. 「変更」を選択し、「自動コミット・モード」を探します。

  3. 青いチェックマークが「自動コミット・モード」の隣に表示された場合、ドメイン構成ロックは有効です。

  4. チェックマークがない場合、「自動コミット・モード」を選択してドメイン構成ロックを有効にします。

    確認メッセージがページに表示されます。

終了後

ドメイン構成ロックが有効になっている場合、ドメイン構成をロック解除して編集するには、チェンジ・センターを使用する必要があります。チェンジ・センターの使用を参照してください。

構成ロックの解放

チェンジ・センターの「ロックと編集」を選択すると、編集可能な構成階層に対するロックが取得され、その構成ロックを解放するまで他のユーザーが変更を行えなくなります。

構成ロックを解放するには、次の手順を実行します。

  1. 「ターゲット・ナビゲーション」ペインの上でチェンジ・センターを探します。

  2. 「変更」を選択し、次のいずれかのオプションを選択します。

    • 変更を行う前に明示的にロックを解放するには、「構成の解放」を選択します。

    • 変更を保存した後でロックを暗黙的に解放するには、「変更のアクティブ化」または「すべての変更を取消し」を選択します。

      確認メッセージがページに表示され、構成ロックが解放されたことが示されます。

チェンジ・センターのプリファレンスの設定

チェンジ・センターのプリファレンスは個別に指定できます。

チェンジ・センターのプリファレンスを指定するには、次の手順を実行します。

  1. 「ターゲット・ナビゲーション」ペインの上でチェンジ・センターを探します。

  2. 「変更」を選択し、「プリファレンス」を選択します。

    「チェンジ・センターのプリファレンス」ページが表示されます。

  3. 「チェンジ・センターのプリファレンス」ページでは、次のオプションを指定できます。

    • アクティブ化タイムアウト

    • ロックの取得前に警告する

    • 自動コミット・モード(ロックを自動取得して変更をアクティブ化)

    • 管理操作タイムアウト

  4. 「OK」をクリックします。

    確認メッセージがページに表示されます。

WLSTスクリプトの記録

ドメインの構成タスクを自動化するために、Fusion Middleware Controlでの構成アクションを、一連のWebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドとして記録しておき、その後、WLSTを使用してそれらのコマンドを再生することができます。

WLSTとは、WebLogic Serverドメインの作成、管理、およびモニターに使用できる、コマンド行スクリプト環境です。

次の場合には、WLSTコマンドは記録できません。

  • セキュリティ・プロバイダによって維持されるセキュリティ・データへの変更。たとえば、ユーザー、ロール、およびポリシーの追加または削除のためのコマンドは記録できません。

  • デプロイメント・プランへの変更。

  • デプロイメント操作(デプロイ、再デプロイ、アンデプロイ、起動、停止)。

  • アプリケーションまたはサーバー・インスタンスの起動と停止など、「制御」ページまたは「モニタリング」ページにおける実行時の処理。

詳細は、構成オプションを参照してください。

この項には、次の項目が含まれます。

WLST記録の開始

ドメインの構成ドキュメントを変更するアクションのみを記録できます。「WLSTスクリプトの記録」を参照してください。

Fusion Middleware ControlアクションのWLSTコマンドとしての記録を開始するには、次の手順を実行します。

  1. 「ターゲット・ナビゲーション」ペインの上でチェンジ・センターを探します。

  2. 「記録」を選択し、「記録の開始」を選択します。

    確認メッセージがページに表示されます。

終了後

Fusion Middleware Controlは、ドメインの構成を変更するすべてのアクションの記録を開始します。各コマンドを記録するたびに、管理コンソールはそのコマンドを、記録のプリファレンスで指定したスクリプト・ファイルに書き込みます。「WLST記録プリファレンスの設定」を参照してください。

WLST記録の停止

Fusion Middleware ControlアクションのWLSTコマンドとしての記録を停止するには、次の手順を実行します。

  1. 「ターゲット・ナビゲーション」ペインの上でチェンジ・センターを探します。

  2. 「記録」を選択し、「記録の停止」を選択します。

    確認メッセージがページに表示され、Fusion Middleware Controlがアクションの記録を停止したことが示されます。

記録されたコマンドの表示

スクリプト・ファイルに記録されたコマンドを表示するには、次の手順を実行します。

  1. 「ターゲット・ナビゲーション」ペインの上でチェンジ・センターを探します。

  2. 「記録」を選択し、「記録の表示」を選択します。

    「記録の表示」ページには、現在および以前の記録セッションでスクリプト・ファイルに記録されたコマンドが表示されます。

    このページに表示されているコマンドは編集できません。テキスト・エディタを使用して、スクリプト・ファイル内のコマンドを編集できます。

  3. 「OK」をクリックします。

WLST記録プリファレンスの設定

WLST記録の個々のプリファレンスを指定できます。

WLSTスクリプトを記録するためのプリファレンスを設定するには、次の手順を実行します。

  1. 「ターゲット・ナビゲーション」ペインの上でチェンジ・センターを探します。

  2. 「記録」を選択し、「プリファレンス」を選択します。

    「WLST記録のプリファレンスを指定」ページが表示されます。

  3. 「WLST記録のプリファレンスを指定」ページでは、次のオプションを指定できます。

    • 基本スクリプト・ディレクトリ

    • スクリプト・ファイル名

    • ファイルの末尾に追加

    • 記録を開始する前にプロンプトを表示

    • プリスクリプトとポストスクリプトの生成

    • プリスクリプト・テキスト

    • ポストスクリプト・テキスト

  4. 「OK」をクリックします。

表ビューのカスタマイズ

表示されるデータをソートおよびフィルタし、列を管理して、Fusion Middleware Controlで表をカスタマイズできます。

表ビューをカスタマイズするには、次の手順を実行します。

  1. 表の列を追加または削除するには、次の手順を実行します。

    1. 表の上で「ビュー」を選択し、「列の管理」を選択します。

    2. 「非表示列」(左側)のリストから「表示される列」(右側)のリストに列を移動して、表示する列を追加します。

    3. 「表示される列」のリストから「非表示列」のリストに列を移動して、表示されている列を削除します。

    4. 「OK」をクリックします。

  2. 表の列を並べ替えるには、次の手順を実行します。

    1. 表の上で「ビュー」を選択し、「列の並替え」を選択します。

    2. 列を選択し、右側の矢印を使用して列を並べ替えます。

    3. 「OK」をクリックします。

  3. 表に表示されているデータをフィルタするには、次の手順を実行します。

    1. データをフィルタする列を選択します。

    2. 列の上のテキスト・ボックスでフィルタリング基準を指定します。


      注意:

      一部の列には、テキスト・ボックスのかわりにフィルタリング基準を備えたドロップダウン・メニューがあります。

      表にはフィルタされたデータのみが表示されます。フィルタをすべて消去するには、消しゴムアイコンをクリックします。

  4. 表に表示されているデータをソートするには、次の手順を実行します。

    1. 表の上で「ビュー」を選択し、「ソート」を選択します。

    2. 「拡張」を選択します。

    3. 「拡張ソート」ページで、昇順または降順に個々の列をソートできます。

    4. 「OK」をクリックします。

ユーザーおよびロール

Fusion Middleware Controlにアクセスするには、適切なロールが必要です。Fusion Middleware Control 12.1.3ではデプロイヤ・ロールがサポートされました。ロールとその特権に関する詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』Fusion Middleware Controlのユーザーおよびロールの理解に関する項を参照してください。