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Oracle® Data Miningユーザーズ・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B72967-05
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属性の変換指示の指定

変換リストは、変換レコードの表として定義されます。各レコード(transform_rec)は、属性の変換指示を指定します。

TYPE transform_rec IS RECORD (
    attribute_name      VARCHAR2(30),
    attribute_subname   VARCHAR2(4000),
    expression          EXPRESSION_REC,
    reverse_expression  EXPRESSION_REC,
    attribute_spec      VARCHAR2(4000));

変換レコードのフィールドは、次の表で説明します。

表4-2 属性の変換レコードのフィールド

フィールド 説明

attribute_nameおよびattribute_subname

これらのフィールドは属性を特定します(「モデル属性の名前の詳細」を参照)。

expression

属性を変換するためのSQL式。たとえば、次の式では、age属性をchildとadultという2つのカテゴリに変換します(0から19までが子供で、19を超えると大人)。

CASE WHEN age < 19 THEN 'child' ELSE 'adult'

式および逆変換式は、expression_recオブジェクトに格納されます。詳細は、「式のレコード」を参照してください。

reverse_expression

変換を元に戻すためのSQL式。たとえば、次の式では、age属性の変換を元に戻します。

DECODE(age,'child','(-Inf,19)','[19,Inf)')

attribute_spec

属性の特別な処理を指定します。attribute_specフィールドは、NULLを設定するか、または次の値うちの1つ以上を設定できます。

  • FORCE_IN: GLMで、 ftr_selection_enable設定が有効な場合、モデル作成に属性を強制的に含めます(ftr_selection_enableはデフォルトで無効です)。モデルがGLMではない場合は、この値の効果はありません。FORCE_INは、ネストした属性またはテキストに指定できません。

  • NOPREP: ADPが有効な場合、属性の自動変換を阻止します。ADPが有効になっていない場合は、この値による影響はありません。NOPREPは、ネストした属性に対しては指定できますが、ネストした属性の個別のサブ名(行)に対しては指定できません。

  • TEXT: 属性に非構造化テキストが含まれていることを示します。ADPはこの設定に対して効果がありません。TEXTには、必要に応じてPOLICY_NAMETOKEN_TYPEおよびMAX_FEATURESのサブ設定が含まれます。